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「記者が捉えたベストゲーム」第5回 記事・板谷龍之介

2年生記者8人が昨年度の取材の中でNo.1の試合を一人1試合ずつピックアップし、その試合を記者目線で振り返っていくこの企画。第5回はサッカー部がインカレ準決勝で激闘を繰り広げた試合です

※以下学部学年役職などは昨年度の表記に準じています。

2019年12月19日 サッカー部
第68回全日本大学サッカー選手権大会       準決勝 対桐蔭横浜大
NACK5スタジアム大宮

今年7年ぶりにインカレ出場を果たした中央大学サッカー部。準決勝で桐蔭横浜大に敗れ、3位で大会を終えた。中大が敗戦した試合であるが、私はこの桐蔭横浜大との準決勝をベストゲームとして取り上げたい。見事に勝利した2回戦、3回戦にはない選手たちの「執念」、「底力」を感じたのだ。

 

▲チームで円陣を組む様子

 

対戦相手の桐蔭横浜大は中大と同じ関東大学サッカーリーグ1部に所属しており、リーグ戦の順位は2位。5位の中大にとっては上位の相手となる。また、リーグ戦の対戦成績は1勝1敗と五分であるものの、リーグ戦で9ゴールを挙げた大久保智明(経3)、チーム内で出場時間が最も長い中村亮太郎(経4)ら主力を欠く厳しい状況であった。

 

 ▲球際での必死のディフェンス

 

試合は序盤から相手にボールを持たれる時間が続く。危ない場面を防ぎながら試合を進めるも、前半21分に先制点を許す。中大はボールを奪ってからのビルドアップに苦戦し、0−1、1点ビハインドで試合を折り返した。後半は一転して中大ペース。決定機をつくりゴールに迫った。しかし得点を奪うことができず、時計の針は45分を回ろうとしていた。
このまま試合終了かと思われた後半90分。ついに小山駿(経4)のオーバヘッドで同点に追いつく。写真を撮影するためにカメラを構えていた私。ペナルティエリア右から小野智史(経4)のクロスが上がった瞬間、思わずファインダーから目を離してしまったこと、スタンドやベンチからの割れんばかりの歓声を今でもはっきりと覚えている。

 

▲試合終了後、うなだれる選手達

 

その後試合は延長戦で勝ち越し点を許し、1−3での敗戦となった。試合終了後の宮城和也(法4)主将への取材、小山のゴールを涙ながらに喜んでいたことがとても印象的だった。お互い結果が出ずに苦しい時も一緒に頑張ってきたことを話してくれた。

私はこの試合の観戦、取材を通して、試合終了まで諦めることなく必死にピッチを駆ける選手の姿から、試合終了まで何が起こるか分からないというサッカーの「面白さ」と、どれだけ質の高いプレー、気持のこもったプレーをしても、必ず勝敗がついてしまうサッカーの「厳しさ」の両方を垣間見ることができた気がする。今年度もリーグ戦で結果を残し、再びインカレの舞台で躍動する中大イレブンの姿に期待したい。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

記事:板谷龍之介(法2) 写真:「中大スポーツ」新聞部