三大駅伝の初戦となる第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)が明日、2026年10月12日に開催される。出雲大社から出雲ドームまでの6区間、45.1キロのコースに22チームが集結。藤田大智主将(文4)を筆頭に今年度三代駅伝三冠の目標を達成すべく、三大駅伝の一戦目に臨む。
メンバーには今年度の「エース」、藤田、岡田開成(法3)のほか、主力格に成長した三宅悠斗(文2)、ルーキーとして注目が期待される栗村凌(法1)らがエントリー。藤原監督が「軸」とするとこの4人に加え、昨年度全日本大学駅伝4区区間賞の柴田大地(文4)、今年7月に高校以来の5000㍍の自己ベストを更新した濵口大和(法2)といった実力者たちが名を馳せる。三代駅伝三冠のチャンスをつかみ取ることができるか、注目が高まる。(記事:大畠栞里)
藤田は今年の箱根駅伝1区を担い、区間新記録を樹立。区間賞とはならなかったもののその実力を遺憾なく発揮した。トラックにおいても4月の金栗記念で自己ベストを更新するなどロード、トラックともに安定した戦績を残している。「どの区間になってもどんな展開になっても前半からいける、みんなをわくわくさせるような強気な走りを見て欲しい」と語る藤田。出雲駅伝初出走となる今大会でどうレースを動かしてくれるのか。

▲主将としての意地に期待がかかる藤田
もう一人のエース岡田は、今年5月のゴールデンゲームズinのべおかで19年間破られることのなかった5000㍍中大記録を更新。10000㍍とともに2つの中大記録を保持している。エースとして注目されることについて「そう言っていただけるのは嬉しいし、ありがたい。自我が芽生えるのでどんどん言ってほしい」と話した。昨年度の出雲駅伝では1区区間賞に輝き、レースを大きく動かした岡田。今年は最短区間の2区にエントリーされている。スピード勝負となるこの区間でのレースメイクに注目だ。

▲岡田は2年連続区間賞を獲得できるか
今季主力格へと成長を遂げた三宅。「思っていた以上に上出来だった」とトラックシーズンを振り返るように、7月のホクレン千歳大会で10000㍍で27分台に突入、5000㍍においても6月のゴールデンゲームズinのべおかで13分20秒台をたたき出した。藤田も「主要区間を走らなければならない選手」と評すように各大学の主力選手が集う3区にエントリー。新エース誕生へ、三宅の持てる実力を存分に発揮してほしい。

▲主要区間での区間賞を狙う三宅
濵口は4区にエントリー。2月の学生ハーフでは1時間2分25秒のタイムを出すなど、その実力はトラックにとどまらない。昨年の出雲駅伝では悔しさの残る結果となったが「優勝するには濵口の力が必要」と藤田、柴田が話すように確かな実力を持つ濵口。期待を力に変え、リベンジを果たせるか。

▲昨年の悔しさを晴らす走りを目指す濵口
5区にエントリーされた柴田も藤田同様に初の出雲駅伝に臨む。トラックシーズンは調子が上がりきらず、思うような結果を残すことはできなかった。副将、寮長の二足の草鞋を履く柴田。最後の駅伝シーズンで復活を遂げられるか。ロードでの安定した成績を残してきた柴田が見せてくれる走りに注目だ。

▲出雲初出走となる柴田
最終6区にはルーキー・栗村を投入。U20・5000㍍アジア選手権優勝、U20・5000㍍歴代2位と入学早々から輝かしい成績を残してきた。そんな栗村にとっての初の大学駅伝が目前まで迫っている。「区間賞を狙っていきたい」と語った栗村。三冠へ向けて、注目のルーキーが出雲路を駆け抜ける。

▲初の三大駅伝に挑むルーキー栗村
9月の菅平合宿の際、藤原監督はライバルとして早大を挙げた。「圧倒的な戦力、厳しい戦いになる」としながらも「チャレンジしないことには優勝も転がり込んでこない、積極的なレースで全体としては展開していきたい」と勝利への展望を述べた。
「積極的に行って、自分たちが思うようなことやった時に初めて転がり込んでくるものだと思いますので、まずは自分たちの走りをしっかりとやることと、中大らしい走りをしていくってことが大前提」とした。
三代駅伝初戦の出雲駅伝でどんなレースを展開してくれるのか。三冠への挑戦が始まる。
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