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初回の猛攻!優勝に向けて負けられない一戦を制する一東都大学野球秋季リーグ戦 対日大1回戦

2022年10月18日 明治神宮野球場

チーム 123 456 789 =RHE
日 大 000 000 200 =262
中 大 500 001 01 x  =750

[青]松村、杉本、河村ー友田

[中]西舘、大栄ー綱川
[本]<日>花崎(7回2点)

 

◆スタメン◆

1[二]繁永  晟(商1=大阪桐蔭)
2[三]中前 祐也(法3=浦和学院)
3[中]森下 翔太(商4=東海大相模)
4[一]北村 恵吾(商4=近江)
5[左]櫻井 亨佑(商2=習志野)

6[右]皆川 岳飛(経1=前橋育英)

7[指]髙橋 隆慶(文3=明秀日立)
8[遊]石井  巧(文3=作新学院)
9[捕]綱川真之佑(経1=健大高崎)
P   西舘 勇陽(法3=花巻東)

 

福島で開幕した秋季リーグもいよいよ最終週を迎えた。前カードで青学大相手に連勝し、勝ち点を3とした中大。リーグ優勝の可能性を残して春は4戦全敗と苦戦を強いられた難敵・日大との一戦に臨んだ。冬の近づきを感じさせるような肌寒い気候の下、試合は初回から中大打線が火を噴き、一挙に5点を先制。その後も優位に試合を展開し、初戦を制した。

先制のタイムリーを放った櫻井

圧巻の先制劇だった。初回、相手先発の松村(日大)の制球が定まらず、1死満塁の好機を作ると、5番櫻井の中適時打で1点を先制する。続く皆川が押し出し死球で2点目を奪うと、打席には7番高橋。「追い込まれていたので最低でも犠牲フライを」という意識で振り抜いた打球はライトの頭を越える走者一掃の適時三塁打となり、この回5得点。序盤から日大を突き放した。

適時三塁打を放ち、塁上で笑顔を見せる高橋

2回以降はなかなか安打が生まれなかった中大打線だったが、6回に相手のミスが絡んで1点を追加する。8回には途中出場の栗原利彰(法4=茅ヶ崎北稜)に公式戦初タイムリーが飛び出すなど、小刻みに得点を重ねて5安打で計7得点。明日の試合に弾みをつける攻撃内容だったといえるだろう。

中大の先発は西舘。味方打線の大量援護を受けてこの日も安定した投球を披露。「今日はストレートで押せる調子では無かったので、変化球との兼ね合いで抑えられた」と振り返るように対応力の高さを見せ、6回までスコアボードにゼロを並べる。しかし7回。先頭打者に四球を許し、続く花崎(日大)に右越本塁打を浴び2点を失う。西舘はここで降板となるも、7回途中2失点と十分に試合を作った。

7回途中2失点と好投した先発の西舘

7回途中から今季中継ぎの柱としてチームを支える大栄陽斗(商3=仙台育英)がマウンドに上がる。前回登板で好リリーフを見せた大栄はこの日も快調。3イニングを無失点、4奪三振と圧巻の内容で試合を締めた。今シーズンの必勝パターンともいえる西舘から大栄への継投で日大打線を封じ、盤石の試合運びで先勝。中大はこれで4連勝となり、国学大と同率の2位に浮上した。

この日も好リリーフの大栄。明日以降の登板にも期待がかかる

現時点でリーグ優勝の可能性を残す中大。試合後、清水監督は「相手の勝敗についてはどうしようも出来ないので、残りの試合を全部勝つという自分たちの出来る事はしっかりやっていく」と意気込んだ。秋季リーグ戦も最終盤に突入している。ここまで数々の接戦をものにしてきた中大ナイン。明日、優勝に向けて負けられない大一番に臨む。

◆試合結果◆
〇中大7- 2日大●

◆お知らせ◆
次戦は10月19日(水)に明治神宮野球場で行われる対日大2回戦です。

(記事:志水恒太、写真:小野祐司、髙梨晃世)

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