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「ポジティブに捉える」ーオンライン取材企画・水泳部

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、明かりが消えたスポーツ界。大学スポーツも開催予定だった各大会の中止や延期といった影響を受けています。4年間というタイムリミットがある大学スポーツ。このような出口が見えない状況の中、大学生アスリートたちはどのような思いで1日1日を過ごしているのか。中スポを通して、この1年を戦う選手・スタッフの皆さんの声をお届けできればと思います。第12回は水泳部。川根正大選手(法3)にお話をお伺いしました。

※この取材は5月9日に電話にて行われたものです

▲インカレ男子フリー4×100㍍リレーの表彰式で笑顔を見せる選手たち

 

ーー水泳部の現状を教えてください

「3月末に練習ができない状況になりまして、部活での活動は一度禁止されて4月の頭にキャンパスへの立ち入りが禁止されてから監督の方から規制できるものは規制するようにということで、今現在は各々が各々の場所でそれぞれがトレーニングしてる感じです」

 

ーー寮の中ではどういった練習をされていますか

「寮にあるトレーニングセンターは使えるので、そこでウエイトトレーニングだったり、エアロバイクで持久系のトレーニングを行っていて、各々が任意でやってる形です」

 

ーー帰省している部員とのコミュニケーションはどのような形で行っていますか

「部内のLINEグループがあるのでそこで近況報告だったり、こまめに行っている状況です」

 

ーー川根さん自身はどのような練習をされていますか

「ウエイトトレーニングとエアロバイクだったり、外のランニングだったりでその後オフで3日間のプランをずっと回してる感じです」

 

ーーこの状況だからこそ意識してることはありますか

「泳げないだけで、持久系のトレーニングはできているので、できる範囲で何か自分にプラスになることを出来ればと、ポジティブに捉えてます」

 

ーー先が見えない状況ですがモチベーションの維持はしっかりできてますか

「そこは全然問題なくできています」

 

ーー中止になった日本選手権に関して何か思うことはありますか

「今回の日本選手権はオリンピック選考も兼ねていたので、(調子を)合わせていたんですけど、コンディションも上がった状態でいきなり試合が無くなったので不完全燃焼というかポカンと穴が空いた感じになったんです。オリンピックが1年延期になったということで、選考も1年後の日本選手権になるのかなと考えられています。もしそうなったらオリンピックに行ける確率は僕にとっては上がるので、無くなった時は(惜しいと)思いましたけど、今は気にしてないです」

▲50㍍自由形でワンツーフィニッシュを決める川根(右)と福重(左)

 

ーー新歓でやられてることはありますか

「Instagramの方で去年の11月頭から4月の末まで1日1投稿していて、認知してもらう活動はしてました」

 

ーー今この状況だからこそ川根選手にできること、取り組んでいることはありますか

「練習がまともにできていないのは僕らだけではなく、他の高校生だとか、マスターズの方とかみんな同じような状況だと思うので、そういう方々に対して家で簡単にできるトレーニングをいくつか紹介した動画をInstagramに投稿させてもらいました」

 

ーー今後の意気込みをお願いします

「みんながスポーツというものを楽しむことが出来ていない状況なので、積もり積もったものが次の大会で一気に発揮して、強くなった川根をお披露目出来たらなと思います!」

 

ーーありがとうございました

 

〈川根選手・プロフィール〉

なまえ:かわね まさひろ

生年月日:1999年7月18日

出身地:神奈川県

身長・体重:183㌢ ・75㌔

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部