• Twitter
  • facebook
  • instagram

法大GK攻略ならず。第3ピリオドの追い上げもむなしく敗戦。─エイワ杯2025年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 ファイナルリーグ 対法大戦

2025年11月16日 ダイドードリンコアイスアリーナ

東洋大とのビッグゲームから一夜、「切り替えて臨みたい」(横須賀大夢=総4)と挑んだファイナルリーグ2戦目。開始から法大GKの好セーブ連発により、なかなか流れを掴みきれない。第3ピリオドで追い上げを見せるも届かず2-4で敗れた。

 

〈第1ピリオド〉

試合開始からわずか3分、わずかな隙を突かれ、先制点を許す。幾度となくチャンスを作り出すも法大GKのビッグセーブが続き、ゴールを割ることができない。第1ピリオド残り5分、法大にペナルティが与えられ、パワープレー(数的優位)のチャンスを獲得。優位な状況で猛攻を仕掛けるが、惜しくも決めきることができず、第1ピリオドはそのまま終了した。

▲シュートを放つ角丸陸斗主将(国経4)

 

〈第2ピリオド〉

1点を追いかける中大は積極的に仕掛けていくも、「流れをずっと掴めなかった」と八戸監督が振り返るように、なかなか得点につなげることができない。苦しい時間が続くも攻撃の手を緩めることはなかった。しかし、第2ピリオド開始から12分、再び法大がゴールを決めた。0ー2とリードを広げられてしまい、流れは法大に傾きつつある。取り返したい中大は切り替え、最後の第3ピリオドに挑む。

▲ゴールを狙う石塚弘人(経1)

 

〈第3ピリオド〉
川合温大(文4)が本領発揮。ペナルティにより、1人欠く中で連続セーブを見せる。しかし、再び数的不利な状況に陥ると、ゴール前の混戦で失点。点差は3点に開いてしまう。中盤、苦しい状況に風穴を開けたのは横須賀。角丸、伊藤一海(商1)のアシストから得点した。

▲アシストで貢献した伊藤

 

徐々に攻勢に回る中大。棚橋映斗(経2)からパスを受けた石塚がシュートを放つ。続いて、角丸もシュート。しかし、どちらも得点にはつながらなかった。ゾーンディフェンスを組む法大に対し、角丸、横須賀、関椋太(商1)が細かくパスを回し、チャンスをうかがう。森星輝(文3)のパスから横須賀がワンタッチシュート。さらに、藤間航哉(経4)、棚橋が立て続けにシュートするも、防がれてしまった。

▲シュートチャンスをうかがう関

 

残り時間6分17秒、角丸首相がゴール裏からパスを出し、横須賀がシュート。1点差に迫った中大は、6人で攻撃を仕掛けるも、反対にカウンターを決められてしまう。その後も2度にわたり、6人で攻めるも、法大GKが連続セーブ。猛攻により、シュート数では法大を圧倒したが、絶好調の法大GKを前に、決定力に伸び悩んだ中大は、無念にも敗北となった。

▲横須賀が2点目を決め喜ぶ選手たち

 

◆試合結果◆

●中大 2(0-1、0-1、2-2)4 法大○

 

◆コメント◆
八戸監督
──試合を振り返って
うん、流れは入りも悪くはなかったと思うけど、相手のキーパーのビッグセーブで、流れを持ってこれなかったですね。
なかなかスコアリングチャンスで得点できなかったし、流れをずっと掴めなかったです。ペースとしても完全に握りきれなかったかなっていうところですね。最後は残り10分ぐらいのところでやっと1点入ったところですもんね。

──2日連続試合があったが、選手の体力面について
もう全然。昨日ハードなゲームしましたけど、全然そこは問題なかったと思うし、特に調子悪い選手もいたわけじゃないとは思います。

──試合後、選手とはどのような話をしたか
勝負事なんで、思わずこういう負けも当然あるし、しっかり準備してきてもこういうこともあるとは思うけれども、今日は落ち込んでもしょうがない。明日からは切り替えて前向いてやっていきましょうっていうことと、残りこのチームでできるのも10試合ないぐらいだとは思うんですけど、最後はいい形で終わりたいなっていうことを考えると、今できるのは、しっかりトレーニングして準備を万全にしていくってことだけ。前向いてやっていきましょうっていう、そういう話ですね。

──秋リーグ最終戦、明大戦へ
相手のやってくるホッケーは試合見て大体わかってて、今日この後も(試合を)見ますけど、その次の試合に向けての対策は対策でするとして、もうコンディションをしっかり整えていきたいです。

 

(記事、写真:福田菜緒、塚越香都)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report