男子400mメドレーリレー、0.01秒差で表彰台逃す―第100回 日本学生選手権水泳競技大会・３日目

2024年９月７日　東京アクアティクスセンター

４日間にわたり大学スイマーがしのぎを削る、日本学生選手権水泳競技大会（インカレ）の競泳競技が５日、開幕した。同大会は今年100回目を迎えた。中大からは計28人が出場する。３日目は、今年の関カレで３位入賞した女子400mメドレーリレーなど、男女それぞれ４種目が行われた。

女子100m背泳ぎ予選

今野凛々香（文４）と弘中花音（文１）が出場。今野は序盤から好調な泳ぎで前に出て、折り返しではトップとなるも、後半徐々に遅れる形となり組４位でゴール。１分02秒25の全体11位でB決勝に残った。

今大会200m背泳ぎで３位の弘中も50mをトップで折り返すと、後半接戦のレースの中で力泳を見せ１分02秒04の組３位でゴール。全体８位で決勝に進んだ。同種目については「最近大きな舞台で決勝に残ったことがなかったので、素直にうれしい」と喜んだ。また、この後行われるメドレーリレー出場を決め「凛々香さんを泳がせたい気持ち半分、自分が泳ぎたい気持ちも半分」と葛藤をのぞかせ、涙を見せながら「出場権を獲得できて、すごく嬉しい気持ちでいっぱい」と語った。

▲決勝に向け「前半から行って自分らしく泳げたら」と弘中

男子100m背泳ぎ予選

廣橋諒人（総３）、赤坂太成（経３）と三光哲平（法３）が泳いだ。廣橋は集団から若干遅れる形となり、折り返しは８位。フィニッシュでは７位となった。56秒51で全体19位。

同レースを泳いだ赤坂と三光。２人は序盤から前に出る積極的な泳ぎを見せ、三光は折り返しでの３位から55秒23の１位でフィニッシュ。赤坂は５位から後半勢い付き、55秒41で３位となった。ともに決勝に進んだ。

赤坂は１秒ほどベストを更新。「まさかこんなに早いタイムとは」と驚きを見せつつも「決勝はもっと上げないと、点数とかも他の大学に追いつかれてしまうので、もっとあげられるように頑張ります」と話した。

女子200m個人メドレー予選

澤野は、はじめのバタフライから先頭争いに入る泳ぎを見せ、50mでは２位。上位３人の接戦となり背泳ぎでは４位も、平泳ぎで再度３位となりそのままフィニッシュ。２分16秒11で組、全体ともに３位で決勝に進んだ。

男子200m個人メドレー予選

髙岡海斗（商２）はバタフライから若干前方に出て、トップで折り返し背泳ぎに。そこからも安定の泳ぎで一度も逆転を許さず２分04秒93でゴールした。全体では23位。個人メドレーではインカレ初出場といい「いい経験が本当にできた。今回の経験を生かして次にしっかりとつなげて、来年さらに上を目指せるように頑張りたい」と総括。もともと1500m自由形を泳いでいたとも話した髙岡は「（個人メドレーと1500m自由形）どちらとも戦える、流行りの二刀流のような感じで頑張っていきたい」と今後を見据えた。

上田滉貴（総２）、福田乃斗（商１）が同レースを泳いだ。上田はバタフライの折り返しで３位も、そこから10位まで転落。２分08秒14の全体52位。福田は背泳ぎまで10番手を泳いだが、後半順位を上げ、フィニッシュでは２分04秒33の７位。全体22位。

▲「今のベストから 2 秒ぐらい近く早いタイム」で泳いだ髙岡

男子400m自由形予選

中山響（総２）が出場。100mまではあまり差がつかない展開だったが、150m付近でトップに。200m以降さらにペースアップしたが、350mほどで隣と接戦になり、フィニッシュでは２位。３分53秒17の全体11位で、B決勝に進んだ。

女子４×100mメドレーリレー

弘中が１泳・背泳ぎを泳いだ。50mから１位につけ、好調にリードを広げた状態で、平泳ぎの楠田夢乃（文１） に引き継いだ。その後もバタフライ長谷川葉月（文２）、自由形の池本凪沙（法４）までトップを維持し、４分06秒91でフィニッシュ。全体３位で決勝に進んだ。

長谷川は「１分かかってしまったところではあるんですけど良かった」と振り返り「決勝には上がる気持ちしかない」と力を込めた。

男子４×100mメドレーリレー

背泳ぎで三光哲平（法３）がトップに出ると後半でリードを広げ、谷藤大斗（法３）にバトンタッチ。３泳・古川裕基（総４）、４泳・蓮沼椋祐（経２）までリードを守り切り、３分38秒29でフィニッシュした。全体でも１位となり決勝進出した。

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