2025年9月27・28日 白鷗大学本キャンパス・国立代々木競技場第二体育館
連敗が続く中央大学は9戦を終え、同率である筑波大と対戦。#33鴫原樹生(商3)らの活躍がありリードして試合を折り返すも、第3Qで大幅に詰められ最終第4Qで逆転を許す。延長戦にもつれ込むも、惜敗となった。
スターター
#5石口直(文3)、#33鴫原樹生(商3)、#37カッター勲生(法3)、#55板倉怜弥(文2)、#77宮内柊人(商4)
▲整列している5人
第1Qはカッターがリバウンドを奪い、ワンハンドで得点を挙げ始まった。宮内や鴫原の3点シュートも決まり、中大は流れに乗る。しかし、鴫原が試合後「試合序盤でリバウンドのところ、監督とコーチから指摘あったんですけど、最後までそこを修正出来なかった」と語ったようにリバウンドを奪えず、決めきれない場面も見られた。
序盤は拮抗した展開が続く第2Q。#42山崎紀人(商4)や#7平原侑真(商1)らが、外からも中からも果敢に攻める。筑波大に食らいつかれつつも、点差を広げ40-28で後半戦へ。
第3Qは筑波大の猛攻に圧倒されてしまう。鴫原の3点シュート等で相手の流れを切ろうとするも終了間際の3点シュートが成功し遂に1点差まで迫られることとなった。
▲ボールを運ぶ#1久岡賢太郎(商4)
第4Qは平原の3点シュートで幸先よく始まった。しかし、筑波大の猛攻止まらず逆転を許してしまう。残り1分で中大がとったタイムアウト明けの時点で6点ビハインドの厳しい展開。この試合好調の鴫原が連続得点を決めると残り7秒で宮内が得点をもぎ取り同点となり延長戦が決まった。
延長戦は中大先攻で始まった。石口が先制シュートを決めるもその後はなかなか点が決まらない苦しい状況。一方筑波大は与えられたフリースローを決めるなど着々と点差が開いてしまう。残り4秒で点差は3点。ラスト1プレーに望みが託された。タイムアウトを使いセットプレーをしかけるも一歩及ばず73ー76で敗戦した。
▲シュートを打つ山崎
5連敗で迎えた専大戦。第2Qで流れをつかむと、第3Qには一気にリードを広げ、最後まで勢いを保った。78ー59で快勝し、連敗を断ち切って一巡目を白星で締めくくった。
スターター
#5石口直(文3)、#33鴫原樹生(商3)、#37カッター勲生(法3)、#55板倉怜弥(文2)、#77宮内柊人(商4)
第1Qは中大ボールでスタートするが、専大に先制点を許す展開となった。鴫原がバスケットカウントを決めると、続けて3点シュートも沈め、一気に流れを引き寄せる。点差を広げたいところだったが、専大も踏ん張り、互いに譲らぬ攻防が続いた。結局、中大は1点のビハインドで第2Qへ。
第2Qは開始早々に連続ファウルを取られ、嫌な立ち上がり。しかし、#1久岡賢太郎(商4)と#42山崎紀人(商4)のダブルチームで相手のトラベリングを誘い、しぶといディフェンスを見せた。専大がリードを広げようとするが、#22島崎輝(商4)が2本連続で3点シュートを決め、食らいつく。要所で石口が3点シュートを決め、中大が43ー38と5点リードで前半を折り返した。
▲ボールを運ぶ石口
第3Qは中大が先制するも、両チームともにシュートが決まらず、重い展開が続いた。均衡を破ったのは石口。3点シュートを3本も決め、会場を大きく沸かせた。直後に専大がタイムアウトを取り、反撃を試みる場面もあったが、中大は久岡を中心に内外から果敢に攻め、主導権を渡さなかった。リードを14点に広げ、第4Qへ。
最終第4Qも勢いそのままに、久岡が3点シュートを2本沈め、このQだけで8得点と存在感を示した。専大に反撃を許さず、最後まで主導権を握り続け、78―59で快勝した。
試合後、久岡は「今日は昨日の良いディフェンスを継続しつつ、チームが一丸となって勝ち取った1勝だった」と振り返った。その言葉の通り、ゴール下でのカッターに加え、山崎や#2坪井遥生(理2)も懸命に奮闘し、勝利に大きく貢献した。1巡目を終えて中大は10位と、優勝を目指すチームにとって厳しい位置にある。ここから後半戦へと大きな弾みをつけ、巻き返しへの期待が一層高まる。
▲レイアップを決める久岡
◆試合結果◆
●中大 73-76 筑波大〇
(17−11、23ー17、9ー20、17ー18、7ー10)
〇中大 78-59 専大●
(20−21、23ー17、20ー11、15ー10)
◆お知らせ◆
次戦は10月4日(土)に日本体育大学世田谷キャンパスで行われる対日大戦です。
(記事:藤野真紘・渡邉咲衣・佐渡原菜結、写真:藤野真紘・渡邉咲衣・大畠栞里)
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