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千葉インカレでダブルス・シングルス2種目ベスト8の活躍!─全日本学生ソフトテニス選手権大会

2025年9月1日~9月3日 千葉県・総合スポーツセンター庭球場ほか

団体戦の翌日から行われた個人種目。引き続き厳しい暑さの中、3日間に渡る激しい試合が繰り広げられた。

ダブルス

ダブルスには、望月優吾(文3)・間宮青波(理2)組、福田岳樹(理4)・瀬戸湊(経1)組、山下琥太郎(商3)・諏訪部陽大(理工1)組、塚本大翔(経1)・君塚響(経1)組、中川雄太(経3)・谷口健斗(経2)組、若林宝来(経1)・野中翔太(経1)組、長野瑛寿(経2)・金澤慧(法3)組、板倉豪(法2)・宮下武輝(経3)組、西拓郎(経1)・菊池孔生(文4)組、松本雅久(経4)・板舛慶大(文2)組、鈴木亮太朗(経4)・関川結斗(法3)組、武市大輝(法4)・中尾彦斗(経2)組が出場した。多くのペアがエントリーし、中大からは武市・中尾組と鈴木・関川組がベスト8入りを果たした。


4年生にとってはこの個人戦が最後の試合となる。エースの武市は、「個人戦で後輩にいい姿を見せて引退できるように頑張りたい」と意気込んだ。1日目は中大から12組が出場し、5組がベスト64となる5回戦まで駒を進めた。

4年生鈴木とペアを組む関川は、試合前に「去年の関東選手権から東カレがベスト32で終わっているので、(鈴木)亮太朗さんと絶対にベスト16以上を目指したい」と話し、その言葉通りの活躍をみせた。鈴木・関川組は初戦こそ接戦の展開だったが、以降は安定感のある試合運びで2日目へ進出した。武市・中尾組もエースとして危なげなく勝ち進み、翌日へ望みを繋げた。

▲タッチを交わす鈴木(左)と関川(右)

ダブルス2日目、準々決勝に進出した武市・中尾組の対戦相手は2025年関東オープン優勝ペアである日体大の佐藤・守山組。強豪相手にも武市と中尾は息の合ったプレーを見せ、一進一退の試合展開が続く。しかし、勝利とはならず準々決勝で敗退となった。中尾は、ペアである4年生の武市について「もう少し上を狙いたかった。(武市は)4年生なので勝たせてあげたかった」と語り、悔しさをにじませた。

同じく準々決勝進出の鈴木・関川組が迎えたのは早大の浅見・安達組。相手に2ゲームを先取され、苦しい展開になるも、3ゲーム目は中大が勝利。だが、それ以降は惜しくもゲームを逃す場面が続き準々決勝で敗退、ベスト8で幕を閉じた。

▲ハイタッチする武市(右)と中尾(左)

◆試合結果◆
■1回戦
望月・間宮 1-④ 片岡・澤田(四国大)
福田・瀬戸 2-④ 神谷・筒井(福岡大)
山下・諏訪部 ④-1 宇佐美・土用(金沢大)

■2回戦
山下・諏訪部 2-④ 松本・盛岡(同志社大)
塚本・君塚 2-④ 永見・平田(松山大)
中川・谷口 2-④ 荒川・佐藤(北翔大)
若林・野中 ④-2 三好・岩崎(広島経大)
長野・金澤 ④-1 谷山・安斎(東北大)
板倉・宮下 ④-0 内野・岩崎(関西学大)
西・菊池 ④-1 三野・重松(神戸大)
松本・板舛 ④-1 佐藤・酒井(立大)
鈴木・関川 ④-3 前谷・鎌田(札幌学大)
武市・中尾 ④-0 黒川・貫重(天理大)

■3回戦
若林・野中 ④-1 到馬・名取(駿河台大)
長野・金澤 ④-1 長南・本田(関外大)
板倉・宮下 ④-1 冨田・丹野(新潟大)
西・菊池 ④-1 南・五味(立大)
松本・板舛 ④-1 青山・梶谷(天理大)
鈴木・関川 ④-1 草地・藺草(至学館大)
武市・中尾 ④-2 木嶋・吉田(東洋大)

■4回戦
若林・野中 3-⑤ 井田・甲斐(福岡大)
長野・金澤 3-⑤ 塚本・長根(同志社大)
板倉・宮下 ⑤-1 高橋・原田(法大)
西・菊池 ⑤-2 本村・山口(至学館大)
松本・板舛 ④-0 工藤・吉見(星城大)
鈴木・関川 ⑤-1 前岡・榊原(駿河台大)
武市・中尾 ⑤-2 山内・斎明寺(立命大)

■5回戦
板倉・宮下 1-⑤ 飯田・吉村(国学大)→ベスト64
西・菊池 2-⑤ 岩田・屋比久(日体大)→ベスト64
松本・板舛 1-⑤ 清水・宮田(同志社大)→ベスト64
鈴木・関川 ⑤-1 成田・藤田(桃山学大)
武市・中尾 ⑤-3 清水・桐原(立大)

■6回戦
鈴木・関川 ⑤-1 川崎・山中(国学大)
武市・中尾 ⑤-3 森川・広岡(法大)

■7回戦
鈴木・関川 ⑤-1 玉置・関(天理大)
武市・中尾 ⑤-3 奥田・豊田(立大)

■準々決勝
鈴木・関川 1-⑤ 浅見・安達(早稲田大)→ベスト8
武市・中尾 3-⑤ 佐藤・守山(日体大)→ベスト8

シングルス

中大からシングルスに出場したのはダブルスでベスト8入りの鈴木亮太朗(経4)。ダブルスからの連戦と酷暑による疲労を抱えながらも、シングルスでもベスト8と大健闘を見せた。

▲気迫あるプレーを見せた鈴木

関東学生シングルス3位の実力を遺憾なく発揮し、4回戦まで順調に駒を進めた鈴木。4回戦で迎えた相手は、今年の第32回関東オープンソフトテニス大会ダブルスで優勝を果たした強敵である日体大の佐藤。ラリーが長く続く拮抗した試合展開に両者疲労の色をにじませながらも、鈴木は試合の流れを渡すことなく得点を重ねていき、この試合を勝ち切った。

準々決勝の相手には日体大の竹田を迎えた。竹田の多彩な攻撃と左右に揺さぶるプレースタイルにも安定した返球を見せる鈴木だったが、なかなか勢いに乗ることができない。「勝てるよ!」「ラストイヤーまだ終わらせないよ!」といった声援が飛び交う中で鈴木は懸命にボールに食らいつくが、最後は連戦で蓄積した疲労もあり脚を負傷。惜しくも準々決勝で敗退となった。

鈴木は、「団体・ダブルス・シングルスとやってきて疲労とかはあったんですが、4年生最後の試合だという気持ちで全力でラケットを振ることに集中して頑張りました。」と2日間にわたって行われたシングルスを振り返った。また、ラストイヤーへの思いを聞くと「ずっと前日合宿から調子が悪くて、でも最後は思い切りやろうと思って、みんなの応援の力があってここまでやれたと思います。」と、自身の苦しい状況とともに仲間への感謝を語った。

▲鈴木の得点に歓声を上げる選手たち

◆試合結果◆

1回戦:鈴木④-0竹内(大阪商大)

2回戦:鈴木④-0杉原(松山大)

3回戦:鈴木④-2飯田(国学大)

4回戦:鈴木④-2佐藤(日体大)

準々決勝:鈴木3-④竹田(日体大)

 

シングルス準々決勝 鈴木対竹田の試合映像はこちらから

 

(記事:佐藤友香・酒井奏斗、写真:佐藤友香・酒井奏斗)

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