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【年末特別企画】#後輩へ託す想い ソフトテニス部主将 宮崎悠登(経4)

2020年も残りわずか。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、激動の1年となった。大学スポーツ界では夏以降、徐々に試合が再開されたが、無念にも中止となった大会も多い。4年間という時間に限りがあるのが大学スポーツ。大学を最後に、多くの選手が競技生活に別れを告げる。今回はその一人である、ソフトテニス部主将の宮崎悠登選手(経4)にお話を伺った。

▲zoomにて取材に応えてくれた宮崎主将

――新型コロナウイルスでソフトテニス部に関しては、今年は試合があまりないという形で終わってしまったかと思います。感染が拡大している春の心境などを教えて下さい

「まず今年1年、部活が始まる段階で、部としての目標が『関東リーグ1部復帰』ということでスタートしました。自分自身も今まで中大が何十年間も1部にいて、自分が3年の春リーグのころに、自分の代で2部に落としてしまって。何としても自分が4年生の代で、4年生の春リーグで1部に上げたいなとずっと強い想いでやってきていたんですけど、コロナが広まって春リーグも開催することが出来なくなったっていうことで喪失感がありました。自分の代で落としてしまって、自分の代で上げようと思っていたので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。なので、やり残した感は凄いありますね」

――宮崎さんは大学卒業後、ソフトテニスは続けられるのでしょうか

「ソフトテニスは続けないです。大学で一区切りという形なので、最後の4年生、最後の1年で何としても中大を関東リーグ1部に戻したかったんですけど、そのリーグがないということで、不完全燃焼で終わってしまった形です」

▲昨年の春リーグではチームの中心として戦うも、関東リーグ2部降格を経験。悔しい大会となった

――ソフトテニスに関してはいつごろから競技を始められましたか

「小学校3年生からやっています」

――中大での思い出をお聞かせください

「そうですね。自分自身大学1年生の春リーグから試合に出させてもらっていました。高校時代にとても強い選手が1部リーグにそろっているので、そのような選手とやる機会があったことに自分自身とても感謝をしていて。中大に入ったからこそ、その高校の頃に勝てなかった相手に関東の1部リーグで勝てたりとかもありました。関東1部リーグという一番上のリーグでやらせてもらったことが、自分の中での1番の財産というか思い出です」

――中大に入ってよかったことは何ですか

「一番良かったことは、やっぱ中大って結構勉強する環境も整っているところですかね。自分自身大学入って勉強も頑張ろうと思っていたので、その勉強する環境と部活をやれる環境が両方あったっていうところがまず一番魅力的なところで、そこはとても良かったかなと思います。部活に関しては、学生主体で動く部活なので、自分自身で何か考えて行動する力であったりそういうことをこの4年間で学ぶことが出来たので、人としても成長することが出来たと思います」

――ソフトテニス人生が今年で一区切りということですが、これまで約13年間を振り返っていかがですか

「テニスを通じて、スポーツをやっている人はみんな言うとは思うんですけど、気持ちの面とかでも強くなったり、些細なことがあってもめげないとか。まさにその通りで、勉強に関してもそうですけど、これから社会に出ていくうえで必要な常識とか知識というものは、ソフトテニスを13年間続けてきたからこそ得られたものかなと思います。この財産を大事にして、これから新たな目標に向かって頑張っていこうと思います」

――後輩に託す想いを教えて下さい

「今1年生も新しい戦力が入ってきていてとても層が厚いというか。2部の中では一番層が厚いと言っても過言ではないようなチームになってきていると思います。次の主将は佐藤(辰哉・経3)ですが、佐藤を中心にこのまま目標を見失わず、1部昇格という目標を目指して頑張っていけば絶対昇格できると思います。まず来年の春リーグに向けて、後輩にはぜひ1部昇格を目指して頑張ってほしいなと思います」

▲チームを引っ張り続けた宮崎主将

◆宮崎悠登プロフィール◆
みやざき・ゆうと 平成11年2月19日生 山形県・羽黒高卒 169㌢、体重67㌔

記事・写真=「中大スポーツ」新聞部