4月9日 神宮球場
チーム 123 456 789 RHE
中 大 230 000 000=561
東洋大 004 000 11X=6131
[中]畠中、皆川―古賀
[東]山内、野木、松澤ー佐藤都
[本]〈東〉山田 (7回1点)
◆スタメン◆
1[一]内山 京祐(文3=習志野)
2[中]大工原壱成(商4=桐光学園)
3[右]森下 翔太(商1=東海大相模)
4[二]牧 秀悟(商3=松本第一)
5[指]内潟 凌太(商3=遊学館)
6[左]五十嵐滉希(経4=関東一)
7[三]小野寺祐哉(経4=白鷗大足利)
8[捕]古賀 悠斗(法2=福岡大大濠)
9[遊]石田 瑛平(商2=習志野)
P 畠中 優大(経3=樟南)
昨秋は後のない状況から2連勝で見事勝ち点を得た東洋大戦。今シーズンも勝ち点を手にしたいところだったが、結果は悔しすぎる逆転負けとなった。1回、中大は打線がつながり2点を先制。今季初打席の五十嵐から嬉しい適時打も飛び出し流れを一気に引き寄せた。勢いそのままに2回、主将大工原、4番牧の適時打でさらに3点を追加。勝機は完全に中大にあると思われたが、3回先発の畠中が東洋打線につかまり一挙4失点。これ以上追加点を与えられない状況で登板したリリーフの皆川は、7奪三振と大奮闘をみせるが、7回山田(東洋大)に右越本塁打を打たれ同点に追いつかれる。そして8回、味方のエラーも絡まり押し出しで1失点。9回中大は三者凡退に倒れ、反撃とはならなかった。
▲試合中盤、完ぺきな投球でチームを鼓舞した皆川
しかし収穫も多い試合だった。筆頭に挙げられるのはやはり今期初登板だった皆川だろう。「いい具合に力が抜けてまっすぐの走りが良かった」と140㌔後半のキレの良いストレートを連発。MAX149㌔を叩き出した。清水監督や捕手の古賀も「よく走っていた」と絶賛。本人も「まっすぐで打者を押せていた感じがするし、去年みたいに四球で自滅しなかったのは収穫」と手応えを感じている。これから畠中と中大の二枚看板を背負うことは確実だろう。
▲2回先頭打者の古賀は中前打で出塁。大量得点の口火を切った
バッティングで成長を見せたのは古賀だ。三安打を達成し、二回は得点に絡む働きをした。「秋は入れ替え戦とかで全然打てなかったから、この冬はバッティングを重視した」と笑顔を見せた。しかし中大は二回以降追加点を挙げられず、古賀も同点に追いつかれた直後の8回は二ゴロに倒れた。「勝てた試合だった」と古賀にとっては収穫以上に課題が目につく試合となったようだ。
▲新主将の大工原。意地を見せたかったが、空三振に倒れ最後のバッターとなった
悔しい結果となった開幕カードだが、皆川、古賀ら新二年生の開花が見られた二試合だった。初戦からクリーンナップに座り三安打を放った森下も、三回の東洋の猛攻を好守備で断ち切るなどすでに貫禄を見せている。チームスローガン「逆襲」の通り、ここから勝ち点を連取していきたい。
◆コメント◆
大工原主将
(最後の打席)終わった瞬間、あー、と自分でも思った
(今試合の反省点)自分の成績は悪くはないが、やはり野球はチームプレー。最後の打席みたいな勝負どきに打てるようになりたい
皆川
古賀
(試合の流れを振り返って)あのホームランがやっぱり痛かった。
(今試合振り返って)勝てた試合だった。6点も失点するのは、
清水監督
◆試合結果◆
●中大5-6東洋大〇(2敗)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部