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エース西舘が完封勝利! 日大相手に13奪三振の圧巻の投球―東都大学野球秋季リーグ戦 対日大1回戦

2023年10月11日 明治神宮球場
チーム 123 456 789 =RHE
日 大 000 000 000 =021
中 大 000 011 00× =261

[中]西舘ー野呂田
[国]市川、山内翔、松村ー友田
[本]なし

◆スタメン◆

1[三]伊藤 櫂人(文1=大阪桐蔭)
2[二]繁永  晟(商2=大阪桐蔭)
3[中]皆川 岳飛(経2=前橋育英)
4[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
5[一]中前 祐也(法4=浦和学院)
6[右]髙橋 隆慶(文4=明秀日立)
7[指]佐藤 豪(経2=藤代)
8[捕]野呂田 漸(文2=秋田中央)
9[遊]山本  聖(文3=鹿屋中央)
P   西舘 勇陽(法4=花巻東)

2カード連続で勝ち点を獲得し、波に乗る中大は勢いそのままに、春季リーグで勝ち点を許した日大に挑んだ。中大の先発はドラフトを間近に控えるエース西舘。圧巻の投球で13奪三振、わずか被安打2で今季2度目の完封勝利をあげ、スタンドの大声援に応えた。

2回表西舘は、1死二、三塁のピンチを背負う。それでもコースを意識した変化球を駆使しながら空振り三振で切り抜けた。4回までは両投手とも粘りの無失点投球を見せ、ロースコアでの戦いが予想された。試合が動いたのは5回裏。髙橋のレフト線へのツーベースヒットに佐藤豪がサードへ絶妙なセーフティバントを決め、中大に流れを引き寄せる。野呂田は空振り三振に倒れるも山本の内野ゴロの間に1点を先制した。
▲先制点を奪う二ゴロを放った山本

追加点が欲しい中大は6回、皆川がフェンス直撃のスリーベースヒットを放つ。ここで日大のピッチャーは市川から山内翔に交代。ここで4番櫻井との習志野高校同期対決が実現。結果は櫻井がフォアボールを選び、櫻井に軍配が上がった。5番中前は見逃し三振に打ち取られるも、続く髙橋がフォアボールを選び1死満塁。好機で代打は石井巧(文4=作新学院)。国学大3回戦で決勝点をあげ、勢いに乗る石井は犠牲フライを打ち1点を追加し、勝利を手繰り寄せた。


▲犠牲フライによって追加点をあげる石井

「先制点を取るまでは無失点に抑える」と語っていた西舘は、援護をもらうと気迫のピッチングに拍車がかかる。得意のカットボールを巧みに操り、4回からはヒットを1本も許さない完璧なピッチングを披露。終盤にもギアが落ちず、8回、9回と取ったアウトはすべて三振。日大打線相手に一瞬の隙もみせなかった。今日の投球について西舘は「野手が良く守ってくれたというのが一番。その上でキャッチャーの野呂田と話しあえたおかげ」とチームメイトに感謝の言葉を口にした。
▲9回まで力投を続ける西舘

カード1戦目の勝利は今季初。中大は今日の試合に勝ったことでリーグ単独1位に浮上。清水監督は「今までは下を見ながらやっていたけれどこれからは上を見ながら思い切ってできる」と次戦への意気込みを語った。

幸先の良いスタートを切った中大は明日の試合もしっかりと勝ち切り、リーグ優勝へ。今こそ春季リーグ5位の雪辱を晴らし「反撃」する時だ。

試合結果
●日大0- 2中大○

お知らせ
次戦は10月12日(木曜日)に明治神宮野球場で行われる対日大2回戦です。

(記事:橋本唯花、写真:小野祐司、髙梨晃世)

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