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熊谷の大学初安打が先制タイムリー!投打がかみ合い勝ち点獲得ー東都大学野球春季リーグ戦 対国学大2回戦

2024年4月17日 明治神宮球場

チーム 123 456 789  =RHE

国学大 000 000 000  =040

中 大 050 000 10×  =6120

[中]山口、今村、子安、深浦ー野呂田

[国]當山、飯田、新名、南澤、藤本ー立花、神里

◆スタメン◆

1[三]伊藤 櫂人(文2=大阪桐蔭)

2[中]橋本 航河(文1=仙台育英)                  

3[二]繁永  晟(商3=大阪桐蔭)

4[左]櫻井 亨佑(商4=習志野)

5[右]皆川 岳飛(経3=前橋育英)          

6[一]松嶋 晃希(経3=浦和学院)                         

7[指]熊谷 陽輝(経1=北海)

8[捕]野呂田 漸(文3=秋田中央)

9[遊]山本  聖(文4=鹿屋中央)

P   山口 謙作(商3=上田西)

 

「結勝」に向けて2カード連続の勝ち点獲得を目指す中大。2回には打線が爆発し一挙5得点。投手陣も国学大打線に付け入る隙を与えない無失点リレーを披露。初先発で6回途中を無失点に抑えた山口と大学初安打が先制タイムリーとなった熊谷らの活躍により、国学大に快勝し勝ち点を獲得した。

中大の先発は山口。初先発の山口だったが、コントロールの良さを武器にした、打たせて取るピッチングで初回からテンポよく抑えていく。「低めに投げていれば内野陣がしっかりアウトを取ってくれるので、(内野陣を)信じて低めに自分の良いボールを投げ込んでアウトを積み重ねることが出来ました。後のピッチャーが良いので全力で初回から投げて、6回でばてちゃったんですけど、ゲームを作れたのが良かったと思います」と振り返った。

初先発で勝利投手となった山口だが、「チームに勝ちというかチームが勝てばいいと思っているので。投げていて勝ちというものは後からついてくると思うので腕振って全力で投げました。先発も中継ぎも自分の中では出来ると思っているので自分の出されたところで100%の力を出せるように。これからまだあるんで、チームに貢献したいなと思います」とチームが勝つことの大切さを口にした。


▲リーグ戦初先発の山口

試合が動いたのは2回裏。櫻井と皆川がセンターへのヒットで出塁する。松嶋はライトフライに倒れるも、1死一、三塁のチャンスで打順は初スタメンの熊谷。センター前にタイムリーヒットを放ち1点を先制した。清水監督は「熊谷のタイムリーが大きかった」と語る。熊谷は「初のスタメンだったのでファーストストライクから思い切って振っていこうという気持ちで打席に入りました。最初は打ち取られたかなと思ったんですけど振り切れたので、何とか抜けてくれてすごく嬉しかったです」と打席を振り返った。高校時代、投手としても活躍した熊谷は「ピッチャーもバッターもやりたいという気持ちはあります。大谷翔平選手を目指して頑張りたいです」と胸を膨らませた。


▲大学初安打が先制タイムリーとなった熊谷

熊谷のヒットで波に乗る中大はその後も野呂田のレフトへのヒット、山本のライトへのタイムリーヒットで1点を追加。伊藤櫂が四球を選び、押し出しでもう1点。繁永も2点タイムリーヒットを放ち、この回、打者一巡の猛攻で一気に5点を獲得した。


▲追加点を挙げた山本

5点の援護をもらった山口は、5回までランナーを背負いながらも、カーブやチェンジアップ、ストレートを巧みに組み合わせた投球でピンチを切り抜ける。

山口は6回、ライトとセンターへ2者連続でヒットを打たれ、2死二、三塁としたところで降板。代わってマウンドに上がったのは今村拓哉(文4=関東第一)。ピンチの場面を空振り三振で切り抜け無失点で抑えた。

7回裏、繁永がレフト方向へのツーベースヒットを放つと、櫻井がフォアボールで繋ぎ、松嶋がデッドボールで1死満塁のチャンスを迎える。ここで代打で起用されたのは対駒大3回戦でタイムリーを放った安田淳平(商2=聖光学院)。センターへ犠牲フライを打ち1点を追加。さらに国学大を突き放し勝利を手繰り寄せた。

▲犠牲フライで追加点を挙げた安田

7回途中から登板したのは先日、大学公式戦初勝利投手となったばかりの子安秀弥(経1=東海大相模)。1年生とは思えぬ危なげないピッチングで国学大打線を次々に抑えた。子安に代わって最終回のマウンドに上がったのは深浦幹也(経4=福岡大大濠)。フォアボールを許すもきっちり抑え、試合を締めた。

野手陣は12安打の猛攻で6得点、投手陣は国学大打線を圧倒する無失点の継投を披露し、全員で勝利をつかみ取った中大。第1カード、第2カードと勝ち点を獲得し、勢いに乗る中大の次なる相手は昨年の秋季リーグで勝ち点を献上した日大。全員野球で「結勝」し雪辱を果たしたい。

◆試合結果◆
○中大 6ー0国学大●

◆お知らせ◆
次戦は4月29日(月曜日)に明治神宮球場で行われる対日大1回戦です。

(記事:橋本唯花 写真:志水恒太、中島遥)

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