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スタートダッシュならず。岩城復活も、プロ注目・中西に1安打完封負けー東都大学野球春季リーグ戦 対青学大3回戦

2025年4月9日 明治神宮野球場

チーム 123 456 789=RHE

中 大 000 000 000=010

青学大 100 000 00×=182

[中]三奈木、子安、岩城ー野呂田

[青]中西ー南川

[本]なし

◆スタメン◆

1[一]佐藤 壱聖(経3=東日本国際大学昌平)

2[中]橋本 航河(文2=仙台育英)

3[二]繁永  晟(商4=大阪桐蔭)

4[右]皆川 岳飛(経4=前橋育英)

5[三]伊藤 櫂人(文3=大阪桐蔭)

6[左]安田 淳平(商3=聖光学院)

7[指]若井 勇輝(文1=桐蔭学園)

8[捕]野呂田 漸(文4=秋田中央)

9[遊]藤本 陽毅(文1=京都国際)

P   三奈木亜星(商4=浦和学院)

 

開幕戦勝利して勢いに乗りたかったところだが、前戦は3安打無得点と打線が沈黙。中大は先発マウンドを三奈木に託した。しかし初回に犠牲フライで先制を許す。その後は、ランナーは出すものの要所を締めるピッチングを見せる。三奈木ら投手陣の好投に応えたい打撃陣であったが、青学大の中西にヒット1本に抑え込まれ無得点。今季も青学大から勝ち点を獲得することはできなかった。

 

1回の裏、青学大の藤原と中田に連続ヒットを浴び、無死一、三塁のピンチを背負った三奈木。バッターボックスには前戦4打数3安打2打点と大暴れの小田が入る。1ボール1ストライクから投じた3球目をセンター奥へと運ばれ、これが犠牲フライとなり早々に先制点を許してしまう。しかしその後はアウトをしっかりと取り、追加点は渡さない。

▲先発登板した三奈木

反撃したい中大打線は中西(青学大)の剛速球と鋭い変化球に翻弄されてしまい、4回までパーフェクトピッチングに封じ込められる。

5回表に本日4番に入った皆川がしぶとく二安打を放ち、チーム初安打。その後2死二、三塁とし、一打逆転のチャンスを作るも9番野呂田のバットは空を切り、得点することができない。

三奈木は5回0/3を6安打1失点6奪三振で降板、マウンドを子安秀弥(経2・東海大相模)に託す。2死一、三塁のピンチをしっかりと抑え、味方の反撃を待つ。

▲リリーフ登板した子安

7回表、繁永の四球などで1死二塁のチャンスを作り、打席には開幕戦で中西から本塁打を放った伊藤櫂。「初戦放り込まれていたので、(伊藤櫂を)キーマンだと思っていました。自然と力は入った」と中西が振り返るように真剣勝負が繰り広げられたが結果は空三振。続いて熱い男・安田に打順が回る。ファーストへのボテボテの当たりで内野安打を狙い、決死のヘッドスライディングも実らず、チャンスを生かせない。

▲一塁ベース上で悔しさをあらわにする安田

7回裏からは背番号「18」がマウンドに帰ってきた。開幕戦先発予定だった岩城颯空(経4=富山商業)だが、開幕当日は38度の高熱にうなされていた。「申し訳なさが第一にあって。勝ってくれという思いしかなかった」と開幕戦当時の心境を語った。しかし病み上がりとは思えない、圧巻のピッチングを見せた。最速を2㌔更新した150㌔の直球はまさに岩城の攻撃。プロ志望の岩城は2回1安打3奪三振と圧倒的な成績を見せた。

▲体調不良からの復活登板を果たした岩城

9回表、相手のエラーでは先頭の橋本が出塁する。果敢に二盗を狙うも惜しくもアウトとなり、得点圏にランナーを進めることができず敗戦。中西にヒット1本に抑え込まれる悔しい展開となった。

試合後清水監督は「これを引きずっているとよくないですし。まだ始まったばかりですので。次のカードにしっかりと整えていきたい」と前を向く。多くの選手が語っていた「青学大から勝ち点を取りたい」という夢を叶えることはできなかった。しかしあと4節残っている。確実に勝利を積み重ねていき、優勝への望みをつなげたい。

◆試合結果◆
●中大 0-1 青学大○

 

◆お知らせ◆
次戦は4月14日(月曜日)に明治神宮野球場で行われる対亜大1回戦です。

 

(記事:松岡明希、写真:齊藤さくら、橋本唯花、高橋美帆、比留間柚香)

 

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