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「東洋大に敗北でリーグ優勝の可能性が消滅」ー2021関東大学アイスホッケーリーグ戦(特別大会)対東洋大

2021年11月20日 ダイドードリンコアイスアリーナ

優勝を目指す中大にとって絶対に負けられない東洋大との大一番。第2ピリオド開始直後に先制点を奪い幸先の良いスタートを切ったが、その後の東洋大の猛攻を止めることができず、最終スコア3―5で試合終了。「あと一歩足りなかった」(八戸監督)と悔しい敗北でリーグ優勝の可能性が消滅した。


ゴールを守る石川涼(法2)

〈第1ピリオド〉

立ち上がりから激しい攻防戦となった第1ピリオド。序盤は東洋大の攻めが続いたがゴーリー石川が好セーブを連発。対する攻撃陣も9分に矢島翔吾主将(総4)が相手のこぼれたパックを一気に運び、佐藤尚輝(法2)が合わせたが、シュートは惜しくも外れた。その後も緊迫した展開が続いたが、両チームとも最後の一線を割ることは出来ず。シュート数6に対して相手は20と中大にとって守りのゲームとなったが、見事無失点に抑えた。


2点目を決めた権平優斗(総3)

〈第2ピリオド〉

0-0で迎えた第2ピリオドは開始直後11秒、権平、嶋貫一真(法4)と繋ぎ、最後は小原匠麿(総4)がパックをゴールに押し込み待望の1点を決める幸先の良いスタートとなった。しかしここから、中大の先制点によって火が付いた東洋大の猛攻が始まる。3分30秒、ペナルティによって一人少なくなった不利な状況で東洋大がパックをゴール前まで運びシュートを決める。さらに追加点を決められ1―2で逆転を許した。しかし開始12分、先制点をアシストした権平が力強くシュートを放ちゴール。2点目を決め、攻守が入れ替わる激しい展開となった第2ピリオドは2-2で終了。ゲームの行方は第3ピリオドに持ち越された。


パックを運ぶ矢島主将

〈第3ピリオド〉

同点で迎えた第3ピリオドは開始37秒、東洋大にゴールを決められる苦しい立ち上がりとなる。その後矢島主将が相手のパスをカットしゴール前までパックを運ぶもゴールとはならず。なかなか点に繋げられないもどかしい時間が続く中で、「弱さが出た」(八戸監督)とゴール前でパックを触られてビデオ判定の末に4点目を奪われる。しかしその約30秒後、東洋大のペナルティにより数的有利な状況を活かして大坊晃己(総2)がゴールを奪い返し3-4の1点差とする。何としてでも1点を返したい中大は積極的にゴールに向かっていくも、東洋大の執拗なディフェンスに阻まれ得点することができない。後のない中大は残り41秒でタイムアウトを取り、ゴーリーを下げ得点だけを考えた6人での攻撃で賭けに出るもパックを奪われ失点、最終スコア3ー5で試合終了のブザーが鳴った。


パックを運ぶ大野将輝(商1)

今試合の敗北によりリーグ優勝の可能性が消滅した中大だが、リーグ最終戦であり強豪・明大との対戦を3日後に控えている。次戦に向けて「最後何としても勝って2位を確保して、全日本選手権に出て1試合でも多くこのメンバーで試合できるようにしたい」と八戸監督は語った。最終戦を勝利で飾り全日本選手権出場を決めてほしい。

 

◆試合結果◆
●中大3(0-0,2-2,1-3) 5東洋大〇

記事、写真:大川穂乃佳、河辺希乃佳