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いざ「リーグの山」へ、連戦の初戦を制すー2022年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対日本大学

いざ「リーグの山」へ、連戦の初戦を制すー2022年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対日本大学

2022年10月29日 ダイドードリンコアイスアリーナ

ファーストリーグでの逆転劇から約40日で再戦となった日大戦。「1ピリのあれだけチャンスがある中で決められないと」と八戸了監督は苦言を呈する試合内容だったが、3-1で勝ち点3を手にした。

▲勝利後、歓喜の輪を作る選手達

第1ピリオド

立ち上がりは、ファーストリーグの日大戦を思わせる拮抗した展開。だが、試合開始5分に相手DFのバックパスをカットすると、中大は相手ゴーリーと1対1のこの日最初となるビックチャンスを迎える。ここは惜しくも防がれるが、中大はパックを離さず、そこから約1分間シュートを重ねる。相手守備に阻まれ、一時は自陣ゴール前まで攻められるものの、すぐに奪い返して最後は夏野晃輔(商2)がゴールへとつなげた。「自分の点でチームに勢いをつけることができた」という夏野の言葉通り、中大は8分にも同じく速攻を生かし、1点を挙げた。

▲得点を決め、喜ぶ選手達

第2ピリオド

開始4分、今度は逆に日大が中大の隙を狙い、ゴーリーと1対1の場面を作る。しかし、ここは枠を捉えられず、観客もため息。中大は助けられる形となった。その後も日大に自陣ゴール前でのチャンスを多数演出される劣勢を最少失点で食い止め、勝負の第3ピリオドへと向かった。

第3ピリオド

第2ピリオドから続く日大の反撃ムードを変えたのは角丸陸斗(国経1)。大坊晃己(総3)、畑山隆貴(総3)とつないだパスをルーキーが豪快に振り抜いた。リードを2点に戻し、息を吹き返した中大。ベンチも一体となって鼓舞し合い、粘る日大の猛攻を凌いで3ー1で試合を終えた。

▲パスを出す角丸

およそ19時間後に控える次戦に向けて、試合終了から30分足らずで会場を後にした選手達。八戸監督が「今日のゲームの中で調整できればよかったですけど」と言うように選手の温存は行わず、全力で戦い抜いた。次戦の相手となる明大は、夏野が「延長へ行かずに勝ち切りたいというのが今の目標」と語るほど、簡単に勝たしてはくれない。直近2試合もPSS(5月1日)、延長(10月15日)と大接戦。そんな「リーグの山」(八戸監督)を連戦の疲労に打ち勝ち、乗り越えることができるのか注目だ。

◆試合結果◆
〇中大3(2-0,0-1,1-0)1日大●

(記事:牧島駿太、写真:立花拓暉)

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