2025年4月20日 日本大学アスレティックセンター八幡山
春季リーグ初戦を圧倒的な強さで勝利した中大ハンドボール部。2戦目となる対東海大戦は前半安定の強さでリードを広げるも後半に追いつかれ、さらに逆転される苦しい状況。しかし中大は冷静に再逆転し見事春季リーグ2勝目を掴んだ。
▲シュートを打つ中島大智(文3)
前半、長谷川惣唯(法3)の得点で先制すると、中島、藤川淳(法3)の3年生トリオで3連続得点を挙げ上々の滑り出し。しかし中島が「前半から点数は多く取られていた」と語るように13分頃、中大の守備を崩されると東海大に3連続得点を奪われ11-12と逆転される。そこからは一進一退の攻防。22分頃、長谷川、藤川、近藤ダノベン優一郎(法2)で3連続得点し19-15と東海大を引き離す。最終的には24-18と6点リードで折り返す。
▲シュートを打つ近藤
後半、序盤最大9点リードまで広げるなど安定の強さを発揮。中盤に中大は上級生を下げ下級生を多く起用。しかし東海大のGKのナイスセーブもあり得点を挙げられず徐々に点差を詰められ、後半19分頃から21分頃に3連続得点を奪われ32-29と3点差に迫られる。ここで中大はタイムアウト。しかしそれでも流れを止められず、5連続得点でついに33-34と逆転される。中大は上級生をコートに戻すと、29分、長谷川のサイドシュートで36-35と逆転する。さらに小幡駿陽(法1)がナイスセーブで相手に得点を許さない。最終的に長谷川のシュートが決定打となり36-35で試合終了。
▲ストレッチをし、相手の攻撃に備える小幡
試合後、決定打となるシュートを決めた長谷川は、逆転されて試合に再出場したときのことについて「3年生ということで上級生としてしっかり気持ちの面で強く相手に当たっていこうという気持ち」と語った。後半は苦しい試合展開だったが、中大の底力を見せた試合となった。次戦は対明大戦。昨年度の秋季リーグで唯一敗北を喫した強敵だ。インカレを4連覇した中大だが、明大にはリベンジとなる一戦だ。中大のリベンジに期待したい。
◆試合結果◆
〇中大 36(24-18、12-17)35 東海大●
◆コメント◆
【長谷川選手】
──途中追いつかれて逆転までいかれてその状況で試合にまた出場しましたがそこで重要な得点をあげた。その時の心境は
下級生が試合出てて追いつかれちゃったんですけど、3年生ということで上級生としてしっかり気持ちの面で強く相手に当たっていこうという気持ちです。
──チームに焦りは感じありましたか?
ベンチにいる時は多少焦りはしたんですけど、試合に入ったらその焦りよりも、その焦りが余計力に変わって力強いプレーができたかなと思います。
──逆転できた要因
チーム全員がまあ負けないっていう気持ちがあったのと、常に攻め続けられたっていうのが良かったかな。
──次戦の明大戦に向けて意気込み
何回もやったことがある明治大なんですけど新1年生が入った明治大学は初めてなのでやっぱりしっかり対策して1週間かけてしっかり準備していきたいなと思います。
【中島選手】
──今日の試合を振り返って
前半から点数は多く取られてたんでそこを修正しようって話をして後半挑んだんですけど、僕たち10点差離して、後輩出した時にやっぱ初めての子たちもいっぱいいるんで流れが崩れちゃって、けどそこを最後僕ら上級生でカバーして勝ったのはまた来週明治があるんですけど、そこにいい雰囲気でつなぐことができるかなと思います。
──1度追いつかれたと思うんですけどその時の心境
単純にやばいなと思ったんですけど、まあいけるでしょうみたいな。諦めなければいけるでしょうみたいな感じで、別に雰囲気が下がってるみたいな感じじゃなかったです。
──次戦の明大戦に向けて
やっぱり明治はあの3月に行われている山梨遠征でも色んなチームに勝ってるっていうので、強いって聞いてるので、また一つ気持ち入れ替えてインカレは優勝してるんですけど、いつでも挑戦者の気持ちで一から明治に対して対策を練って勝てたらいいなと思います。
◆お知らせ◆
次戦は4月26日に水海道総合体育にて行われる対明大戦です。
(記事・写真:佐伯真生)
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