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コロナの影響で練習中止 本領発揮できず今季初の敗北─関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対法大

2022年4月23日 法政大学多摩キャンパス

初戦の立大戦を勝利で飾った中大。この調子で白星を重ねていくことが期待されたが、2戦目となった法大戦でまさかの敗北。リーグ戦優勝に向けて痛い黒星となってしまった。

▲シュートを放つ泉本心(法2)

先に攻撃を仕掛けたのは中大。開始早々に泉本のシュートで先制するが、前半3分に同点に追いつかれる。その後中大は高橋侑吾(文2)や、ナショナルリーグの合宿を終えチームに合流した蔦谷大雅(法4)を中心に得点を重ねていくものの法大の攻撃を抑えきれず、同点のまま試合が続く。流れを引き寄せたい中大は瑞慶山充貴(法2)の強烈な一撃と、古屋律(総4)の相手の意表を突く鮮やかなループシュートで2点差を付けるが、24分にメンバー一人が退場し数的不利となったことですぐさま同点に追いつかれてしまう。さらに立て続けにシュートを決められ、先ほどまでのリードが一転し中大が2点を追う立場に。その後なんとか1点を返したものの同点にはできず、12-13で前半を折り返す。

前半の悪い流れを断ち切りたい中大は後半開始1分、上山陽平(総3)のシュートで同点とする。その後も中大は持ち味である速攻を仕掛けていくが、「自分達のシュートミスからの逆速攻で相手に点を取られてしまったという形が多かった」(久保寺歩夢主将、文4)と話すようになかなか最後のシュートが決まらない苦しい時間が続く一方で、法大の猛攻に押されてしまい後半17分に21-24と3点リードされた段階で実方智監督がタイムアウトを取る。ここで実方監督は「落ち込まないでみんなで盛り上げて、まだ残り10分ぐらいあるから1点ずつ返して最後1点差で勝とう」と選手たちに声を掛ける。監督の言葉に励まされたのか、ここから中大は7メートルスローなどもあって立て続けに得点し1点差まで詰め寄るも最後まで逆転することが出来ず、結果27-29で試合終了。無念の敗戦となってしまった。

▲守備を振り切ってシュートを放つ蔦谷。攻撃の中心となって活躍した。

あと1点を決めきれなかった場面が多かったこの試合。選手たちのコンディションについて実方監督は「月曜日にコロナの陽性者が出てしまったことで今週は練習が中止になってしまった。その後の検査で全員の陰性が確認されたものの(練習が出来なかったことで)かなり厳しい試合になるだろうなと思っていた。案の定ディフェンスも足が動いてなかったし、シュートも入らなかった」と明かした。

明日以降選手たちの調子は戻るのか。この試合で得点を量産した蔦谷、1戦目で活躍を見せた泉本の二人を中心に、いかに攻撃を展開できるかが勝利のカギとなるだろう。

◆試合結果◆
●中大 27(12ー13、15ー16)29 法大〇

◆コメント◆

久保寺主将
──今日の試合を振り返って

悔しい一戦でした。勝てる試合を落としてしまったという感じで、皆各々に反省するところがたくさん出た試合だったと思います。

──新チームの雰囲気は

全員がインカレ2連覇というプレッシャーがある中で、チームの雰囲気自体はとても良いと思います。

実方智監督
──明日の試合に向けて

今日よりも身体が動くんじゃないかなと思うのでしっかりディフェンスしていきたい。蔦谷は多分どことやってもこのぐらい点を取るし、2年の泉本も今日は(得点にはならなかったものも含め)本当良いシュートをたくさん打ってるので、まあ明日は大丈夫でしょうという感じ。

 

 

(記事:立花拓暉、写真:小幡千尋)

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