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痛すぎる2連敗ー春季関東学生卓球リーグ戦 対明大、法大

5月12日 所沢市民体育館

ここまで2連敗と波に乗れていない中大だが、今日の相手は強敵明大。なんとか食らいつきたいところだったが浅津碧利(文1)以外全員が敗れてしまい、トータルスコア1―4で完敗。明大の強さをまざまざと見せつけられる結果となってしまった。

奮闘する吉田大輔(文3)

中大のトップバッターは一ノ瀬拓巳主将(法4)だ。相手は注目選手の出雲で、いきなりエース同士の対決となったが1―3で出雲に軍配が上がった。続く第2試合の吉田はフルセットまでもつれ込む接戦を展開するも第5ゲームは6―11で敗れ、第2試合も落としてしまう。


▲強さを見せた浅津

ここまで完全に明大ペースだったが1年生の浅津が流れを断ち切る。ゲームカウント2―2で迎えた第5ゲーム。序盤から点の取り合いとなったが最後は浅津が粘りを見せ、11―8で勝利。反撃の狼煙をあげる。第4試合はここまで素晴らしいコンビネーションを見せてきた一ノ瀬主将・弓取眞貴(文3)組で第1ゲームを11―7、第2ゲームを11―8で連取する。しかし第3ゲームを接戦の末11―13で落とすと、続く第4、第5ゲームも奪われ、セットカウント2―3と痛い負けとなってしまう。

第6試合は弓取だったが再び勢い付いた明大は止まらない。瞬く間に第1、第2ゲームを奪われると第3ゲームこそ勝ったものの、第4ゲームを3―11で完敗。この時点でトータルスコア1―4となり敗戦。これでリーグ戦3連敗となってしまった。

 

 

 

 

 

嫌な雰囲気が漂う中、2戦目は今季1部に昇格したばかりの法大。「正直勝たなければいけない試合だった」(浅津)と振り返るように痛い敗戦となった。

1番手はルーキー浅津。初戦の日大戦と同じく2セットを先取され、窮地に立たされる。ここから浅津の逆襲が始まった。第3セットを奪取すると、そのまま流れを渡さず1ゲームを中大が先取する。2番手の吉田大は1セット目を4-11で落としたものの、2,3セットを相手に先制を許さずものにする。あと1セットで勝利だったが、4セット目で両者譲らぬ攻防戦となり16-18でフルセットに持ち込まれる。最終セット、粘りを振り切れず9-11で落とした。

▲明大戦、法大戦ともに白星を勝ち取った浅津

「2戦とも内容的には悪くなくいいムードで来てたのでとにかく勝つことだけ考えた」と臨んだ3番手は一ノ瀬主将。1セット落としたもののキャプテンとしてこのゲームを勝ち取る。このままその1勝に続きたかったが、一ノ瀬主将・弓取組のダブルスでは粘り強い法大のペアに苦戦を強いられフルセットまでもつれこむ。序盤先制を許すと追いつくことができず最終セットを落としてしまう。

中大に勝利を近づけたいところだったが、大事な1戦で岩城友聖(文4)がまたもフルセットからあと1歩追いつかず敗戦。この結果ゲームカウント2-3と後がなくなる中大。6番手はダブルスでも出場した弓取だ。「どうしても体力的にきつい部分はあった」(弓取)とダブルスでの疲れもたたり、取って取られての苦しい展開から切り開くことができず敗れ、セットカウント2-4で法大に軍配が上がる結果となった。

▲命運がかかる試合で敗れ肩を落とす弓取

リーグ前半戦を終え、暫定結果は1勝4敗と思いがけない敗戦続きに苦しんでいる。

一ノ瀬主将は「負けられない。とにかくまた1から切り替えてやり直して勝てるように」と残り2戦、勝ち点を伸ばすと後半戦に向けての気持ちを語った。目指していた優勝という結果は掴めずの今季リーグ戦の結果となるが、来月には関東学生も控えている。今試合で唯一2勝を上げた浅津。「一人一人がどれだけ勝ちに貪欲にこだわっていけるか」が重要になってくると語る。少しでも次に繋がるリーグ戦にしていきたい。

 

◆試合結果◆

●中大1ー4明大○

▼詳細結果
●一ノ瀬主将1ー3出雲○

●吉田2ー3龍崎○

○浅津3ー2遠藤●

●一ノ瀬主将・弓取組2ー3龍崎・沼村組○

●弓取1ー3菅沼○

 

●中大2-4法大○

▼詳細結果

○浅津3ー2中野●

●吉田大2ー3青山○

○一ノ瀬主将3ー1高取●

●一ノ瀬主将・弓取組2ー3高取・佐藤組○

●岩城2ー3手塚○

●弓取1ー3盛武○

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部