2023年 4月6日 明治神宮球場
チーム 123 456 789 =RHE
亜 大 000 011 000 =2103
中 大 000 100 20× =321
[亜]草加ー小山
[中]西舘、三奈木ー綱川
[本]なし
◆スタメン◆
1[三]繁永 晟(商2=大阪桐蔭)
2[二]中前 祐也(法4=浦和学院)
3[中]皆川 岳飛(経2=浦和学院)
4[右]髙橋 隆慶(文4=明秀日立)
5[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
6[指]佐藤 豪(経2=藤代)
7[一]石井 巧(文4=作新学院)
8[捕]綱川真之佑(経2=健大高崎)
9[遊]山本 聖(文3=鹿屋中央)
P 西舘勇陽(法4=花巻東)
開幕戦を戦った名古屋から場所を移し、中2日を空け神宮で迎えた対亜大3回戦。2023シーズン良いスタートを切るためにも勝ち点を獲得したい中大は1回戦を投げた西舘が再び登板した。
▲球速で観客を沸かせた西舘
序盤は1回戦と同様西舘と亜大草加の投手戦が繰り広げられた。西舘は初回から150キロ以上の速球を連発、ヒットこそ打たれはしたが要所を締めるピッチングで4回までスコアボードに0を並べた。
打線は4回まで無安打に抑えられていたが、4回に先頭の綱川がチーム初ヒットとなる二塁打でチャンスを作ると、続く山本のセカンドゴロの間に綱川が三塁に進塁すると、1番の繁永が犠飛を放ち、待望の先制点をもぎ取った。
▲先制点となる犠飛を放った繁永
しかし、直後の5回表。2死までこぎつけるも松浦に左中間を深々と破る適時二塁打を浴び、すぐに同点に追いつかれてしまう。さらに6回、1死一、三塁の場面で併殺崩れの間に三塁ランナーが生還。勝ち越しを許してしまう。
その後も打線は1回戦同様、相手投手の草加をなかなか打ち崩すことができずに8回裏を迎える。先頭の髙橋がレフトへヒットを放ち、相手のエラーも絡み2塁まで進塁すると、続く櫻井はバントを試みると相手投手がこれをエラー。無死一、三塁とチャンスを拡大。佐藤豪は三振に倒れるも、この日7番に座った石井が放った打球を今度はショートがエラー。同点に追いつく。その後第一打席でヒットを放っている綱川がきっちりと犠飛を放ち、見事勝ち越しに成功。相手のミスを見逃さず、一気に畳みかけた。打撃で存在感を出した綱川は「外の真っすぐだけに張って、上手く割り切ることができたのがこの結果につながったと思います」と振り返った。
▲チーム初ヒットとなる二塁打に加え、勝ち越しの犠飛を放った綱川
勝ち越した直後の9回3イニングス目に突入した2番手の三奈木亜星(商2=浦和学院)がピンチを招くも最後も力強い真っすぐで押し切り、見事亜大打線を抑え、1点差のゲームをものにした。試合後清水監督も「どの大学にもいいピッチャーがいる中で1点の重要性はずっと言っていたので、それが今日このような形で出たのかなと思います」と手ごたえを感じていた。
目標に掲げるリーグ優勝に向けて幸先のいいスタートを切った中大。次週以降もつなぐ野球で勝ち点を積み重ねる。
(記事:小野祐司、写真:志水恒太、髙梨晃世、中島遥)