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初戦白星!!「一心」となり目標に向け1勝を挙げる―春季関東大学バレーボールリーグ男子1部 対慶大

2023年4月8日 小田原アリーナ

スタメン(サーブロ-テーション順)

11 S 村上連(経3)

17 OH 坪谷悠翔(文2)

15 MB 横江啓吾(経2)

16 OH 梅本春之助(総2)

2OH 藤原直也(経4)

8MB 山﨑真裕(総3)

1L 山本涼(経4)

26 L 土井柊汰(文1)

 

春季リーグ初戦は今年再び1部に昇格した慶大と対戦。互いにセットを奪い合うゲームを繰り広げる。サーブの強い慶大に対しても「守りに徹さず攻めの気持ちを忘れずに」(山本主将)と藤原を筆頭に得点を重ね、フルセットの末、見事白星発進となった。

 

▲喜び合う坪谷と舛本颯真(総1)

今季初得点はエース藤原の素早く強烈なバックアタック。初戦勝利に向け、好発進。第1セットではネット際のボールを村上がワンハンドでトスにするなど巧みな技が見られた。さらに、サーバーとして新入生の舛本が春季リーグ初出場を果たし、その1本目のサーブでサービスエース。大学リーグへの華々しいデビューとなった。しかし、中大は相手の強烈なサーブにレシーブを乱され、なかなか勢いがつかめない。終盤、坪谷のコースを狙ったスパイクが決まるも21―25で第1セットを落とした。

 

▲得点を重ねチームを引っ張る藤原

第2セットは藤原と澤田晶(総3)のプレーが光る。藤原は乱れたボールをバックアタックで決めたり、サービスエースを取ったりと攻撃面で活躍を見せた。試合中盤、ミドルの横江に代わり澤田を投入。交代後すぐに相手のバックアタックをブロック。また、澤田のジャンプサーブでブレイクを取り相手にタイムアウトを取らせるなど活躍もあり、25―20でセットカウント1-1に持ち込んだ。

 

▲サーブで活躍を見せた柿崎晃(商3)のスパイク

第3セット、8-8の同点で藤原がバックアタックを決め一歩リード。試合中盤のタイム明け1発目に澤田がクイックを決め同点に追い付いた。その後、梅本と交代した柿崎は前後に揺さぶったサーブを打ち相手の守備を崩し、観察眼の鋭さが見えた。徐々に慶大が点数を追い上げデュースに持ち込まれるも、27―25で逃げ切りセットカウント2-1でこの試合、先に王手をかけた。

 

▲サーブにスパイクと大活躍の梅本

第4セットは序盤からリードを許してしまう。2-5の場面で互いに一歩も譲らないラリーが続くも、鋭いスパイクを藤原が決め長いラリーを制した。途中柿崎が体勢を崩しながらも難しいボールを打ち、攻めたプレーが見られたものの相手の流れが切れず9-15で中大はタイムアウト。タイム明けには2年生の梅本が活躍を見せる。スパイクを決めサーブに回った梅本はサービスエースを取る。さらに、ライトからのバックアタックで相手を崩し得点に繋げた。粘った中大だったが、相手との点差を縮めることができずに17―25でフルセットへ。

 

▲得点を喜ぶ山本と山﨑

最終セット、坪谷に代わり出場した柿崎がサーブで相手を揺さぶる。返ってきたチャンスボールを澤田が決めきり得点。さらに柿崎のサービスエースや藤原のブロックアウトを取ったスパイクでさらにリードを付けた。勢いに乗った中大は梅本のサービスエース、山崎のブロックなど順調に得点を重ねる。柿崎がこのセット2本目のサービスエースを決めマッチポイントへ。最後は山本主将が上げた二段トスを梅本が決め、初戦勝利を挙げた。

 

慶大戦について山本主将は「とりあえず勝てて良かった」と振り返った。春季リーグは「まずは春リーグは基礎を作ってるんですけどしっかり勝ちにはこだわって全勝目指していきたいです」と優勝を目指している。今年の中大は「スローガンに『一心』っていうのを掲げて、優勝という目標に向かって全員同じ気持ちで練習から取り組むというのを大事にしています」と語り、1年間の集大成として「全カレ優勝」を目標に据えている。今季リーグ、1部男子では全日程での有観客試合が予定されている。有観客で行われたこの日も会場には多くの人が見られた。初戦を観戦した方々のプレーへのリアクションや拍手は直に伝わり、選手たちにさらに力を与えたに違いない。保護者や後援会、ファンの方々の応援を背に中大は「一心」となって戦う。

 

◆試合結果◆
〇中大 3(21ー25、25ー20、27ー25、17ー25、15ー8)2 慶大●

(記事、写真:守屋七菜)

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