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虎の子1点を守り抜く完封勝利!新エースに名乗り上げる好投披露!─令和7年度東都学生軟式野球春季リーグ戦 対東洋大戦

2025年3月31日 埼玉県・笹目公園野球場

春季リーグ連覇を目指し開幕2連勝と幸先の良いスタートを切った中大。勢いに乗るチームの中では熾烈なエース争いが展開されている。対東洋大戦となったこの日は先発を務めた井出都斗(国経3)が9回完封の好投を披露。エースに名乗りを上げんとする井出のピッチングで見事開幕3連勝を成し遂げた。

両先発がテンポよくアウトを重ねる投手戦の様相を呈したこの試合。5回までスコアボードに0が並ぶ中、6回表に今春からレギュラーとしてセカンドを守る香川太裕(経2)が均衡を破る。ライト方向に高々と上がった打球は一塁線上にポトリと落ち、結果は三塁打、無死三塁の絶好の得点機を作る。しかし、後続2人が倒れ二死三塁とやや重い雰囲気となってしまう。ここで打席に入ったのは主将海老沼樹喜(経3)。「何とか下級生が作ってくれたチャンスを先輩が気持ちで打とう」と臨んだ海老沼は先輩としての意地を見せ、センターへの先制タイムリーを放つ。

▲先制点のきっかけとなる三塁打を放つ香川

辛くも先制した中大であったがその後の7回、8回は安打こそ出るものの得点にはつながらず、なおも緊張の投手戦が続く。先制点をもらった6回裏、井出は先頭に内野安打を許すが後続打者を併殺に打ち取り、この回を3人で終わらす。ここから井出は強固な中大守備陣をバックに素晴らしいピッチングを披露する。4回以降に許したランナーは内野安打2本と死球一つのみ。虎の子の先制点を守り抜き見事完封を成し遂げた井出がこの投手戦を制した。井出はこの日の投球を振り返り「後ろにいいピッチャーがいるんで、初回からもう全力で行くっていうのを意識して投げ切って」と語った。リリーフとして好投が目立つ田邉優河(商2)ら救援陣への信頼が生み出した完封劇であった。

 ▲見事完封を達成した井出

この日の勝利で開幕から無傷の3連勝。その勝利にはロースコアの接戦を制するものが目立ち、堅守好投で成し遂げた昨年四冠にその姿が重なる。新エースに名乗りを上げた井出をはじめ新しい風が吹くチーム。春季リーグ連覇、そして前人未到の連続四冠を目指し駆け抜ける。

◆試合結果◆
〇中大 1-0 東洋大●

0000123 456 789 計

中 大 000 001 000=1

東洋大 000 000 000=0

◆お知らせ◆
次戦は4月18日(金曜日)に笹目公園野球場で行われる対神奈川大戦です。

(記事:湊谷昂太郎、写真:松岡明希、紀藤駿太)

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