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勝利への執念!逆転サヨナラ勝ちを収め福島「本当にうれしい」ー令和5年度東都学生軟式野球連盟 春季リーグ戦 対文教大

2023年6月20日 神奈川県・町田市民球場

負けると全日本大会への出場切符を掴めず、後がない状態で挑んだ文教大戦。中大は先制点を許し、苦しい状況になるも劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。

ショートの市毛雄大(法3)がけがにより欠場。エースの牧温人(法2)がショートに入り、先発投手は渡部健豊(法3)の布陣で挑んだ。中大は初回にホームランと2本のセンター前ヒットを許し2点先制され、苦しい状況に。続く2回も2点追加され0-4で3回へ。「ここで集中してもう1回やれば絶対こっちに流れが絶対来るからと言ってポジティブな声かけをしていた」と牧は振り返った。

▲先発投手の渡辺

中大打線に火が付いたのは3回。高畑佳規(商3)からの打線が続き1点。続く4回には前川彪之介(文3)が相手ショートの失策により出塁。福島諒平(文2)のツーランホームランで3-4に追い上げた。「市毛さんにバッティングフォームとかをほぼ毎日見てもらっていたので、市毛さんの分も打つという気持ちで打席に立った」と福島。思いの詰まった一打だった。

▲ホームインした福島を出迎える選手たち

ピッチャーは3回から牧に交代し、7回まで無失点の好投。「いつでも行ける準備はしていて気持ちは作っていたので、すんなり入れた」と力強い。そして中大打線は7回に1点を追加し同点に追いつくも、8回表に文教打線が2点追加し4ー6と白熱した展開に。8回裏、竹林龍(文3)が内野安打で出塁し、後続二人の死球により1死3塁に。ここで代打の海老沼樹喜(経1)が見事にバントを決め、1点を追加した。初出場だった海老沼は「3年生たちは今日の試合に賭けていたのでミスをしないように緊張していたが、試合中に先輩方が声掛けしてくれてプレッシャーを和らげてくれた」と試合後コメントした。

▲バント成功後、肩を組む海老沼(左)と林駿佑主将(経3)(右)

9回表、牧は文教打線を3者凡退で抑える渾身のピッチングを見せ、最終攻撃へとつなげた。そして9回裏、牧、前川が続けて出塁し1死1、2塁のチャンス。ここで守田健太(商3)がタイムリーヒットを放ち、牧がホームイン。続けて福島の犠牲フライにより追加点となり見事な逆転サヨナラ勝ちを収めた。守田は「打席に入るまでは緊張していたが、打席に入ったらスイッチが入ってなんとかして返そうと」と最終打席での気持ちを語った。

◆試合結果◆
 チーム  123 456 789   =計
文教大     220 000 020   =6
中大      001 200 11 2  =7

(記事:松本あゆみ、写真:鎌田怜穂、湊谷昂太郎)

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