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相手の守備に阻まれ逆転で今季初黒星を喫すー関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対日大戦

2025年5月10日 三郷市総合体育館

春季リーグが開幕し、ここまで5戦全勝と勢いに乗る中大。この試合も勢いそのままに前半に大きく点差をつけたが、次第に相手ディフェンスにシュートを阻まれ、得点を重ねられない。点差を詰められた中大は、後半にも積極的に攻め込むが、徹底した相手ディフェンスに苦戦し、ゴールが遠ざかる時間帯が続く。ディフェンスから勢いに乗った相手の攻撃を止めることができず、逆転を許し、敗戦。今季初の黒星となった。

▲ゴールを狙う中島大智(文3)

前半、中大は藤川淳(法3)のゴールで先制すると、そこから一気に中島の連続得点、佐藤圭(法3)、伊禮颯雅(法4)と得点を重ね、大きくリードする。守備でも相手シュートをブロックし、一時さらに大きく点差をつけた。しかし、終盤に至るにつれ、徐々に相手のディフェンスに攻撃を阻まれることが多くなる。そこから立て直した相手の攻撃にも勢いがつき、点差は僅差に。なんとかリードを保ったものの、序盤の大差は無く、19ー16で前半を終える。

▲パスを出す永森悠透(法2)

後半は点を取り合う展開が続く。52秒ごろに後半初のゴールを日大に決められるが、中大も順調に点を重ねる。そのまま4分台まで前半の3点の差を縮めさせず、有利に試合を運ぶ。しかし、5分ごろから攻め手を欠き、立て続けに失点を許すと、7分8秒ごろにこの試合で初めて同点に追いつかれてしまう。その後、伊禮、古澤宙大(法1)のゴールやGK小幡駿陽(法1)のスーパーセーブなど一進一退の攻防となるが、13分30秒ごろ痛恨の連続失点を喫し、ついに逆転を許してしまう。ここから中大のシュートミスやパスミスが目立ち、もどかしい時間が続く。勢いが増す日大に対し、中島のスーパーゴールやGK陣の小幡、石田龍ノ介(文2)のビッグセーブで何とか食い下がるが、徐々に点差を離されていき苦しい試合展開に。そして試合は33―37で終了。リーグ戦無傷の6連勝を目指した戦いで、悔しい今季初の黒星を喫した。

GK小幡は試合後、「簡単なミスが多かった」と、チームとしてのパスミスやキャッチミス、シュート精度についての課題を挙げた。今季リーグ戦初黒星で正念場を迎えた中大。リーグ優勝に向け連敗は許されない次戦、強敵・日体大と対戦する。

 

◆試合結果◆
●中大33 - 37日大〇

 

◆コメント◆
【小幡選手】

―今日は試合を振り返って
自分は後半しか出ていないですけど、前半は中大の良いところが全部出せて、後半は中大の悪いところが全部出てしまって、流れ的にひっくり返すことができなくて負けてしまいました。

―うまくいかなかった部分について
オフェンスのパスミスとかキャッチミスとかのイージーミスとか、シュートを最後に決め切れないところとか、相手が速攻で走っているのにディフェンスに戻らないとか、簡単なミスが多かったです。

―日大のディフェンスについて
相手の守備についてはずっとチーム内でも言っていて、しっかり意識はしてたはずなんですけど、攻めあぐねたというか、足が止まって空回りしてしまったという感じですね。

―前半の良かった部分
ディフェンスで僕らの狙いとして打たせる人に打たせて、前半は逆に相手のミスが多くて僕らが速攻に行けたので、点差を開けたかなと思います。

―中大の雰囲気について
チームの雰囲気は良くて、1年生でも全然遠慮なくガツガツできる雰囲気でいいと思うんですけど、試合で負けてる時とかの雰囲気は、まだちょっと自分たちで盛り下がってしまうところがあるので、そこをなんとかできたらいいかなと思います。

―自身の今リーグの目標
基本的にセカンドキーパーなので、スタートで出ているキーパーをサポートのような形で、(スタートの)調子が悪くても、自分はずっと安定できたらチームの支えにもなれるかなと思います。

 

◆お知らせ◆
次戦は5月17日(土曜日)に国士舘多摩体育館で行われる対日体大戦です。

 

(記事、写真:山口周起、野村真)

 

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