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堅守の筑波大に速攻決まる!6戦全勝でリーグ終盤へー関東学生ハンドボール秋季リーグ戦 対筑波大

2021年10月2日 東京・国士舘大学多摩

開幕から5連勝と好調が続く中大は、筑波大との一戦を迎えた。「フィジカルの強さ」を持ち味とする相手ディフェンスに阻まれ、試合序盤はリードを許すも、後半は攻守が噛み合い29-24で勝利。6勝目を挙げ、目標の全勝優勝を大きく手繰り寄せた。

▲先発出場の蔦谷、今試合も多彩なプレーを魅せる

「出だしは中大のシュートミスが多くてリズムが掴めなかった」(蔦谷大雅・法3)と話すように、試合序盤は筑波大のディフェンスに苦戦を強いられる。開始4分までに4点を奪われるスタートとなったが、5分に中村翼(法4)が待望の1点をもたらすと8分には伊禮雅太(法2)の倒れ込みシュートも決まり6-8に点差を縮める。しかし相手の堅い守りに対して本来の速攻を決めることが許されず、14分から16分にかけてシュートが決まらない時間が続く。そこで17分から部井久アダム勇樹(法4)や1年生ながら主力として活躍する泉本心(法1)が投入されると徐々に中大優位の攻撃リズムが生まれる。12-12に追いつき、勝負は後半に持ち越しとなった。

▲多くのスーパーセーブでチームを救う宮城

「一にもニにもディフェンス」後半は、連勝の要因として実方智監督が挙げるディフェンス陣の活躍が花開く。久保寺歩夢(文3)や部井久、ポスト青雅俊(文3)の守りからパスがつながり、それに応じるように蔦谷や中村翼のシュートがゴールに吸い込まれる。さらに今試合で目立ったのはGK宮城風太(経4)のセーブ率の高さだ。自身も2度無人の相手ゴールネットを揺らし、一体となって攻撃に加わったチームは、後半で5点差をつけ29ー24で勝利した。

▲筑波大のディフェンスを破る中村翼

今試合で6戦全勝と、得失点差でも2位以降を大きく離しリーグ首位に立った中大。全勝優勝まで残すところはあと3試合だ。翌日に控える国士舘大戦でも、連戦の疲れをものともせず確実に勝ちきりたい。

▲試合終盤、泉本のゴールが決まり会場に歓声が響き渡った

 

試合結果◆

〇中大29(12ー12、17-12)24筑波大●

コメント◆

蔦谷大雅選手

──試合を振り返って

「出だしは中大のシュートミスが多くてリズムが掴めなかったんですけど、シュートミスをなくそうと話してから後半はゴールも決まってディフェンスも守れていつもの中大に戻りました」

──筑波大の印象

「ディフェンスが堅いので自分たちがシュートを外してもマイナスにならないようにしようと話していました。体が強い相手にはフリースローを取られるので、センターが指示を出してどこからでも点を取れるように話していました」

──後半のシュート決定率が上がった要因

「ベンチからの声援ですね。コート外にいる選手もコート内にいる選手も、声出して勝とうと盛り上がっていました。後はディフェンスが守れてたので速攻ができてそれが得点につながったと思います」

──翌日の国士舘大戦に向けて

「(国士舘大学は)目立った選手はいないけど全員ハンドで戦っているイメージで、それに呑まれないようにしたい。中大の強みをみせれたらいいなと思います」

(記事、写真:河辺希乃佳)