2025年6月28日 東京アクアティクスセンター
競泳と水球で争われる日大中大対抗戦(日中戦)の第70回大会が先月28日、東京アクアティクスセンターで行われた。競泳では、男子の個人種目とリレーの順位に応じた得点で129-164と日大に敗れたものの、中大勢は橋本英明(総1)が個人メドレー2種目で1位に輝くなど、日本学生選手権に向けた収穫もあった。
▲最終種目を前に「オー」で気合を入れる選手ら
◆4個メは橋本、福田がワンツー
男子400m個人メドレーは橋本のほか、福田乃斗(商2)と髙岡海斗(商3)が出場した。バタフライでは福田が2位、髙岡が3位に入り、橋本は4位となっていたが、続く背泳ぎの150mで3位に浮上。250mのターンで福田を0.18秒リードしてトップに立つと、そのまま逃げ切り4分21秒84でこの種目を制した。2位の福田は、自己ベストの4分22秒19をマーク。日本選手権の参加標準記録(4分22秒23)も突破し、水面をたたいてガッツポーズで喜んだ。
午後の200mで橋本は、最初のターンでの6位から、100mで4位、150mで2位と徐々にギアアップ。ラスト25mで体一つほどの差があった中川雅嗣(日大)をわずかに抑え、4位までの全員が2秒台という接戦を2分2秒39でものに。橋本は同月あった東京都選手権でも同種目で3位となっていた。
このほか、男子400m自由形はユニバーシティーゲームズ代表の中山響(総3)が3分52秒95で、同100m平泳ぎは谷藤大斗(法4)が1分1秒29で1位だった。
▲400m個人メドレーでバタフライを泳ぐ橋本
▲中大応援席に向けガッツポーズを見せる福田
◆女子リレーで実力示す
女子はオープン参加ながら、弘中花音(文2)、楠田夢乃(文2)、長谷川葉月(文3)、澤野莉子(文3)が泳いだ400mメドレーリレーで4分9秒18、澤野、弘中、楠田、長森流楓(文3)が泳いだ最終種目の800mリレーで8分16秒41とし、いずれも日大のタイムを上回った。
また100mと200m自由形は、世界選手権代表でOGの池本凪沙(令6卒)がトップ。パリ五輪に臨んでいた昨年は出場しておらず、2年ぶりの日中戦となった。シンガポールで行われる世界選手権でも同2種目にエントリーしている。
▲女子800mリレーでフィニッシュしたアンカー長森を迎える(左から)楠田、澤野、弘中
▲現役生に交じって応援する池本(一番右)
競泳の各種目の結果は次ページの通り。