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5名が全国大会への切符を獲得 吉野「これからグレードアップするので見といてください」ー第52回東日本学生相撲個人体重別選手権大会

2025年7月27日 東京都・靖国神社相撲場

金沢大会で見事準優勝を果たし、勢いに乗る中大相撲部。個人戦でも結果を残したいところだ。本大会は全国大会出場がかかる。中大からは5人が全国への切符を手にした。

ー100㎏未満級

岡田一心(文3)はまっすぐ突き続け、相手を土俵外に出そうとするも、相手にうまく回られ押し出しで敗北。

2回戦から登場の渡辺龍汰(商1)は立ち合い早々にまわしを取られる苦しい展開も、鮮やかにうっちゃりを決めた。

3回戦は日大の東との対戦。鋭い立ち合いで、はず押しのまま相手に何もさせず、押し出した。過去一でいい相撲だったと振り返る渡辺は、「「自分の形というか。理想の相撲を取ることができた。はず押しで相手の中に潜り込んで止まらずに押していくという。それがよかったです。日々の練習で足の出し方を変えてみようとかそういう意識があって。これがいい結果につながったのかなと思います」と笑顔で振り返った。しかし、準々決勝では日大の大越に圧倒され、寄り切りで敗北。「情けない相撲だった」と悔しさをにじませた。全国大会でも自慢のはず押しが炸裂するか注目だ。

▲情けない相撲になってしまったと振り返る渡辺の一番

ー115㎏未満級

久保勇斗(文3)の初戦は押し合いの展開となった。激しい攻防の末に土俵際まで追い込むと、両まわしをつかむことに成功し、そのまま寄り切りにて勝利を収めた。続く2回戦ではうってかわって両選手が四つに組む我慢の展開となった。久保は粘りの相撲を見せるも惜しくも寄り倒しにて敗戦した。

吉倉勝(法1)は圧巻の相撲を見せた。試合後に「前に出る相撲がとれた」と頷いた吉倉は初戦を寄り切り、2回戦を押し出しにて勝利した。ところが、続く3回戦で試練が訪れる。立ち合いから相手に土俵際まで追い込まれてしまう。機転を利かせ小手投げで逆転を狙うも同体取り直しとなった。「取り直しになったらなったでもう1回勝てばいいだけ」と気持ちを切り替えて臨んだものの、最終的には引き落としで敗戦してしまった。試合後、吉倉は「いけると思ったところを相手に上手くやられてしまった」と振り返った。全国大会については「西日本の選手たちも加わるので、今回負けてしまった選手も含めて勝てるように稽古を積んでいきたい」と意気込んだ。