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5人が自己ベスト更新!2年ぶりの出雲駅伝へ、期待高まる好走連発!―第16回絆記録挑戦会

2025年9月24日 東京都・町田GIONスタジアム

出雲駅伝まで3週間を切ったこの日。中大からは11人が絆記録会に出場し、5名が自己ベストを更新した。夏合宿明け初レースでの好記録を受け、藤原監督も「夏合宿の答え合わせとしては非常に良い形でやれてこれている」と好感触を示した。


5組には石川蒼大(文1)、生江倫太郎(法1)、折居幸成(法4)、辻誉(文1)、杉本憲亮(文1)が出場。石川は安定した走りで先頭集団に食らいつき、8位に滑り込んだ。また今シーズン寮長を務めている折居は久しぶりに5000mを出走。「最後は上手くいかなかったかな」と悔しさをにじませつつも、持ちタイムを13秒以上も更新した。「更新できたこと自体はある程度良かったかなと思うんですけど、今のチーム状況を考えてもそこで喜んでいられるタイムでもない」と慢心はない。あと3か月後に迫った箱根まで、メンバー入りを目指す。

▲自己ベストを13秒も更新した折居

最終6組目は青学大・黒田朝日をはじめ、学生トップを争う選手が出場するハイレベルなレースに。この組には佐藤蓮(法3)や鈴木耕太郎(法3)、並川颯太(法2)、田原琥太郎(文2)に加え、ルーキーの三宅悠斗(文1)、濵口大和(法1)も参戦した。レースでは佐藤が集団最後方から徐々に順位を上げていき、ラストスパート時には2位に躍り出て、自己新記録でゴール。「自分の得意な展開でうまくベストに持っていけたのが良かった」と満足のいく走りを振り返った。

▲組2着でゴールした佐藤(左)

また、上半期男鹿駅伝に出走した並川、鈴木、三宅もそろって自己ベストを更新。並川は「3000m以降の失速も夏の走り込みで防げたので、そこがひとつの要因」と自己新記録が出た秘訣を語り、鈴木は「順位はあんまり良くない中でのベスト、最低限ベストっていうところは出せた」とベスト更新を喜びつつも、悔しさの募る内容だった。また大学初の絆記録会を走った三宅も「もう少しいけると思っていたのでギリギリ耐えたって感じですけど、やっぱり悔しい気持ちの方が大きい」と吐露した。

▲自己ベストを13分40秒台まで上げてきた鈴木(左)と並川

大会を終えて、藤原監督は「夏合宿の答え合わせとしては非常に良い形でやれてこれている」と好感触。上半期なかなか調子が振るわなかった中間層の選手を選定したと明かした上で、「夏って悪い流れも良い流れも断ち切ってしまうって言ったらあれですけど、もう1回作り直すには良い時期なので、そういう意識を持たせて」合宿への取り組み方を指南したと語った。

3週間後の出雲路から幕を開ける駅伝シーズンに向けては「息切れすることのないようにうまく出し入れさせながら、全体でこの駅伝シーズンを楽しんでやっていきたい」と意気込んだ。

 

夏合宿明け初のレースで5名が自己新記録を出した中大。かねてより推進してきた中間層からの底上げがようやく芽を出し始めている印象だ。2年ぶりの出場となる出雲ではどんなレースを仕掛けてくれるのか、期待は高まる。

 

◆大会結果◆

男子5000m
5組
⑧石川蒼大(文1) 14:06.49
⑲生江倫太郎(法1) 14:18.10
⑳折居幸成(法4) 14:19.20 PB
㉕辻誉(文1) 14:26.17
㉗杉本憲亮(文1) 14:27.51

6組
②佐藤蓮(法3) 13:40.96 PB
⑧濵口大和(法1) 13:46.90
⑨鈴木耕太郎(法3) 13:47.38 PB
⑬並川颯太(法2) 13:48.65 PB
⑰三宅悠斗(文1) 13:53.24 PB
㉕田原琥太郎(文2) 14:11.37

 

(記事:大日方惠和、写真:大日方惠和・伊藤凛音)

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