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電車とバスを乗り継ぎ、登山口に立つ彼らの表情は笑顔に満ち溢れていた。ーワンダーフォーゲル部

2025年10月5日 金時山

10月5日、金太郎伝説が語られる「金時山」に登る彼らに密着した。

「ワンダーフォーゲル」とはドイツ語で「渡り鳥」を意味し、サイクリングや島歩き、登山など自然を自由に旅する野外活動のことを指す。

中大ワンダーフォーゲル部の1年間の活動は2月に春合宿、5月に新人合宿、8月に夏合宿、10月に秋合宿が開催されており、合宿を中心に活動を行っている。春合宿と秋合宿は自転車を漕いで脚力を鍛えたり、舗装された道路を走ったりと平地での体力づくりに励んでいる。合宿の直前は各自で山を登ったり、トレーニングを積み経験と体力を蓄えているという。

▲山頂で笑顔を見せる部員


部員数は15人。
あまり多くはない部員数だからこそ学年、性別関係なく仲の良い部活だと口をそろえて語った。部員はワンダーフォーゲル部の魅力について、「部活として色々な場所に行くことができることや、1人だと怖くてできないこともみんなとなら安心してできることが魅力のひとつだと思います。あとは、活動の幅が広いことも知ってもらいたくて、行こうと思えば海外にも行けるんです」と語った。

険しい山道の途中でも和気あいあいと会話に花を咲かせる彼らの後ろ姿からは、仲の良さと山が好きだという気持ちがひしひしと伝わってきた。彼らは今日も「渡り鳥」のごとく気の向くままに自由に歩き続ける。

(記事:伊藤凛音 写真:高橋美帆)

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