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春リーグ最終戦は引き分け!初のファイナル進出を逃すー春の最強決定戦 対青学大戦

2026年4月26日 東京都・中大多摩キャンパスラグビー場

初のファイナル進出に向けて、青学大とのブロック最終戦を迎えた中大。3位を争う一橋大の試合結果を受け、中大は10点差以上での勝利が進出の条件となった。試合は序盤から流れをつかめず、ビハインドの展開で後半を迎えた。3Q以降も得点を重ねることはできず、4-4の引き分けで春の戦いは幕を閉じた。


第1Q、最初のフェイスオフ(FO)を取った中大のポゼッションで試合がスタート。そのままの勢いで攻撃を仕掛けたが、途中で青学大に捕まり守りに転じる。相手オフェンス陣を止められずシュートを許し、先制点を献上してしまった。すぐに取り返したい中大は井上真登(総4)、杉江智忠(法4)を中心にプレッシャーをかけて相手の攻撃を封じ込めて攻撃権を奪うとコート中央付近でパスを展開する。一度ボールが落下しグラウンドボールの取り合いになるが、拾い上げた渡辺大雅主将(経4)がすぐさまシュート。ゴールから距離のある難しい位置取りだったが見事に決め、試合を振り出しに戻す。しかし直後、青学大が再び得点し1―2とされたところで第1Qが終了する。

▲チームを率いる渡辺主将

 

続く第2Q冒頭、青学大の流れを断ち切れずに続けて2失点。1-4と点差を開かれてしまう。Q開始から5分ほどが経過したところで相手のパスをゴーリー(G)の酒井尊(経4)がカットしチャンスを作ると、パスがつながり田中空(国経3)がゴールの左手側からシュートを決め、2-4とする。Q終盤、中大はボールをキープしながら積極的にパスを回してゴールに詰め、ゴール近くにいた小倉健太郎(法4)にボールが渡ると相手Gの背面の隙間にシュートする技ありのゴールが決まり、3-4と1点差まで迫ったところで試合を折り返す。

得点後腕を突き上げる小倉

 

徐々に流れをつかんだ中大は、3Q序盤にディフェンスからチャンスを作る。横田慈英(法4)らが積極的にシュートを試みるも得点とはならず、再び相手の攻撃に。このピンチを切り抜けた中大は、細谷啓人(商3)のパスから田中が2本目のシュートを決め、4―4と試合を振り出しに戻した。その後は安定したディフェンスで相手の得点を許さず、中大のペースで試合を展開していく。しかし、次の1点を決めきることができず同点のまま最終Qへ。

▲2得点の田中

 

4Qの冒頭、ピンチの場面でGの酒井が好セーブを見せると、浅岡祐輝(文2)が果敢にシュートを狙うも捉えきれずディフェンス局面となった。好機を伺う中大は、再びGの酒井からチャンスを作ると田中が積極的にシュートを打つ。これがゴールポストに当たり、得点を逃すと相手のポゼッションでタイムアウトとなった。この場面を守り切った中大は、ここから盛んに攻撃を仕掛けるも追加点を入れることはできなかった。最終盤に再びチャンスを作った中大は、ラスト31秒でタイムアウトを取り最後のオフェンスへ。ここで試合を決めることはできず、青学大戦は4―4の引き分けとなった。

この試合で、春の最強決定戦Bブロック4位が確定した中大。ファイナル進出は逃したものの、確かな強さを随所で見せてきた。夏のリーグ戦に向け、チームは「日本一」という新たな挑戦へスタートを切る。

 

◆試合結果◆
中大4-4青学大

◆コメント◆
渡辺大雅主将

——今日の試合を振り返って
「今日の試合は、10点差以上で勝たなければならないという条件があった中で、最初に失点したりだとか、流れをずっと引き込めなかったというのが今日としては良くなかったなと思いました」

——選手個人としての今日の振り返り
「自分としては、やっぱりグラウンド全体を使って攻めるという点では今まで以上に発揮出来たので、それを次のリーグ戦に向けて、自分の中にどう落とし込んでいくかということが課題になるかな、と思います」

——リーグ戦の総括
「やっぱり序盤の方は勝ちを重ねていい流れで来ていたんですけど、そこからけが人なり離脱する人が増えてきたところで、主力が抜けて気持ち的にも不安になってきた中で、チームを引っ張っていけなかったというのが良くなかったなと思うのと、やっぱり主力が抜けた後にどれだけひとりひとりが意識高くもってやるということが試合に勝つために大事かな、と思います」

——チームの良い点と悪かった点
「良かった点としては、毎試合目標2つ立てていたのですが、そこには毎回結構フォーカスして取り組めていたのかな、という所と、悪かった点としてはやっぱり細かいところ、グラウンドボールとキワだったり、トランジションの速さだったり、誰でもできるようなところをもっと詰めていけなかったというのが良くない所だったなと思います」

——秋のリーグに向けての意気込み
「意気込みとしては、自分たち負けてしまって、リーグ戦絶対に勝たなきゃいけない試合っていうのが春のリーグ今進んでいるので。そこは自分たちが先に準備できるところで。意識高くもってやっていくのと、直していきたいところとしては、やはりキワのところだったり、個人個人の意識、自分でやってやるんだという意識を。下級生が多いので、もってもらわないと戦っていけないかな、と思います」

 

高橋大輔監督

——今日の試合を振り返って
「そうですね。この我々の前の試合で、明治学院と一橋の試合があって、一橋が勝ったので、得失点差で、ファイナルシックスに行くには10点差以上つけなきゃいけないっていう状況で試合入ったんですけど、ベストなプレーをすれば不可能じゃないというところで臨んだんですけども、青山学院が今年一部に上がってきた勢いがあって、ここはしっかりしてたんで、なかなか打開しきれず、ちょっと得点が足りなかったゲームですかね。」

——前回の試合ではオフェンス面で良い部分あったが、この試合に向けての対策・作戦というところは
「前回試合の内容としては良くなったので、それを再現度を高めるっていうことで、特に何か変わったことはしようっていうところはなかったんですけど、ちょっとそうですね。前回の試合からまたメンバーかけたりもしたので、攻めきれなかったいうとこですかね」

——一橋との直接対決で終盤追いつかれるなど勝ちきれない試合もあったがここまでの8試合を振り返って
「特にオフェンスで主力選手が怪我で離脱というのが多かったところはあるんですけど、そういう中でもしっかりと、引き分けじゃなくて勝ち切るっていうゲームができないのは、まだそれがうちの実力だと思うので、これをしっかり認識して、秋の本番のリーグ戦までにそこを高められるように、しっかり勝ち切れるチームを作っていきたいと思います」

——夏から秋に向けたチームの目標と戦いについて
「目標はあくまで日本一なので、1戦1戦しっかり勝ち切れるチームを作るために基本を徹底して、クオーターごとに、4クオーターありますけど、クオーターごとにしっかり勝ち切るゲームができれば結果繋がってくると思うので、何か特別なことをするんじゃなくて、しっかりやるべきことを1個1個丁寧にってことをやっていきたいと思います」

 

(記事:酒井奏斗、比留間柚香 写真:酒井奏斗、比留間柚香、寒田理菜)

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