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2021ルーキー特集1・「寮の部屋の廊下が同じなので、よくつるんでます(笑)」

新時代を築けるか─。今年度、陸上競技部長距離ブロックに入部した選手は11人。今回の特集では夏を迎え、1年目の折り返し地点に立つ彼らにインタビュー。前期の振り返りや今後の目標について話を聞いた。(聞き手、構成:杉浦瑛俊)

第1回 阿部陽樹(文1)浦田優斗(経1)川田涼(経1)桑原悠輔(理工1)
第2回 佐野・東海林・中野倫・矢萩はこちら
第3回 山口・山平・高沼はこちら

プロフィールの見方
名前(ふりがな)(①学部 ②出身校 ③自己ベスト)


◆阿部陽樹(あべ・はるき)
(①文学部 ②西京高 ③5000m:14分7秒60 10000m:30分2秒73)

──前期を振り返って
関東インカレ、全日本予選会と主要な大会に出させてもらえたことで、自分としても大きな経験ができましたし、5000mの自己ベストを出すことができたので実りのある期間だったかなと思います。

──夏の取り組みと課題
これまではトラックの勝負だったのですが、これからの箱根駅伝の予選会だったり、全日本駅伝の本戦はロードで距離も伸びてくるので、「ロード力」の向上だったり、ハーフの距離への対応だったりと、走る距離を伸ばしていきたいなと思っています。夏は長い距離を走れる体力をつけていこうと思っています。

──直近の目標と4年間の目標
直近では主要大会でしっかりとメンバーに入って、チームで活躍したいと思っています。4年間となると、だんだんと大会で結果を残すことが求められてくるので、メンバーに選ばれるだけでなく、選ばれたからにはしっかりと良い結果を毎回残して、安定感のある強い選手になりたいと思います。

──1年生は仲良いですか
そうですね、いいと思います。

◆浦田優斗(うらた・ゆうと)
(①経済学部 ②國學院久我山高 ③5000m:14分29秒63)

──前期を振り返って
走行距離が高校の倍くらいに伸びたので、距離に対応するという部分で時間がかかりけがを繰り返してしまって、大会やレースで結果を出す段階にはまだきていないかなという感じです。

──夏の取り組みと課題
上半身の筋肉が他に比べて劣っているので、いまそこを重点的に補強などを行って強化していっているという感じです。もちろん夏なので距離は積んでいるんですけど、それにプラスして補強も行っているという感じです。

──直近の目標と4年間の目標
直近は記録会のシーズンで、5000mで14分1桁台を出したいなというのが1つあって、あとは10000mにも1回は挑戦したいと思っています。
4年間の目標は、最終的には箱根を走ってチームに貢献できるような選手になりたいと思っています。

──阿部選手が仲の良い選手の1人に名前を挙げてましたが、浦田選手としてはどうですか
仲いいですね(笑い)。寮の部屋の廊下が同じなので、そこのメンバーでよくつるんでます(笑い)

◆川田涼(かわだ・りょう)
(①経済学部 ②水城高 ③5000m:14分40秒26)

──前期を振り返って
高校から大学で陸上に対する考え方が一番大きく変わったなと思っていて、練習するにあたって高校の時よりも気持ちをもっと入れてやっていかないといけないなという部分で陸上に向き合えるようになったかなと思います。

──実際に走る面においてはどうでしたか
あまり記録は出せなかったんですけど、前期はこの夏を乗り切る準備としてやってきたので、この1年かけてしっかり記録を出していくというつもりでやっています。まだ結果はついてきていないですけど、今後もっと出していきたいなと思っています。

──現状の課題
課題としては、長い距離に対応する力だったり、スピードですかね。

──部のブログでは高校と大学の監督への思いも語っていましたが、そういった部分も意識していますか
自分の力では中央大学に入れなかったと思うので、やっぱり周りの方々がいて今の自分があると思っています。

──直近の目標と4年間の目標
直近だと5000mで14分20秒を出したいなと思っています。4年間の目標になると、1、2年でしっかりと力をつけて3、4年目で箱根駅伝に出場したいなと思っています。

◆桑原悠輔(くわばら・ゆうすけ)
(①理工学部 ②愛知学院愛知高 ③5000m:14分6秒27 10000m:30分31秒82)

──前期を振り返って
自分は入学した時に持ちタイム的には一番下で入ったので、本当に自分が一番頑張らないといけないと思って3月からやってきました。最初は寮生活とかにも慣れないことがあって、うまく練習でも走れていなかったのですが、4月後半あたりから練習も寮生活にもうまく慣れ始めて、6月、7月あたりで自己ベストも更新することができて、この半年は充実した生活を送ることができたかなと思います。

──夏の取り組みと課題
課題としては高校時代けがが多く、長い距離に対してもまだ体が追いつかないというところがあるので、今はジョグとかを増やして距離に対して体を慣れさせるということをメインにやっています。あとはロードをこの夏はベースにしていて、ロードでしっかり距離を踏んできつい練習も行うということをやっています。

──直近の目標
直近の目標としては、箱根予選会の選考があるのでそこで本当に上位に食い込むことだけを今は考えています。

──そこに対する思いは強いですか
そうですね。箱根に向けては予選会の走りというのも確実につながると思うので、そこを目指すうえでは箱根予選会のメンバーに入ることは最低限のことなのかなと思います。

──4年間の目標
4年間の目標としては、まずは箱根駅伝には必ず出場するということと、やっぱりその中でチームにとって、自分がいないとこのチームが作れないというくらいの人に成長するということが一番の目標です。

──理工学部ということでメインキャンパスが後楽園ですが、この半年を振り返っていかがでしたか
今はオンラインで移動がないので、その分早めに練習に移ったり、ケアの時間に充てたりできて、空いた時間に課題などをやっているという感じです。特に理工だからということでほかの選手とは比べていないですね。

※取材は8月23日、25日にオンラインで行いました

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