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初開催!男女混合駅伝で6位入賞ー第1回全国招待大学対抗男女混合駅伝

2021年3月21日 長居公園特設コース

日本初となる全国規模の学生男女混合駅伝として注目を集めた今大会。コースは男子3km、女子2km、男子5km、女子3km、男子2km、女子5kmの計20km6区間で、各チームから男女3人ずつが出走し争われた。記念すべき第1回優勝校に輝いたのは、3区から首位を守り続けた順天堂大学。中大は惜しくも優勝は逃したものの、6位入賞と初の男女混合駅伝ながら善戦した。▲強い雨風の中スタートした本大会

女子は今最も調子の良い選手を、男子は比較的短い距離に適性がある選手を選出した中大。男女が襷を繋ぐという新しい取り組みは、互いに刺激し合いながらコミュニケーションを取るいい機会になった一方で、別々に練習していた分調整など難しい面もあったようだ。

▲3区梶山林太郎

懸命に走るも区間9位に終わった梶山。「いい練習が前までできていたが、一回途切れてしまったことが影響した。今の弱いところを確認できたので、この苦い思いをした分ここからまた頑張りたい」と自らの走りを振り返った。また、同区間で区間賞を獲得した伊予田(順大)とは高校時代からのライバルだった梶山。「アップも一緒にしたりして、この大会で限られた3人の枠で走れたのは久しぶりで楽しかった。今となっては向こうのほうが格上になって改めて実力を痛感したので、卒業するまでには立場を逆転させて元通りにしたい」とかつての戦友との再会を喜ぶとともに、今後に向けた意気込みを語った。

▲5区山田俊輝

短い距離を得意とする山田は5区区間3位と好走した。しかし「持ち味のスピードを生かして区間賞を狙っていたが、キレを出しきれず結果的には満足のいかない走りとなった」とコメント。さらに山田にとってこの2kmという距離は先の日本選手権1500mを見据えてのレースともなったようで、この結果を受けた彼のこれからの走りに期待がかかる。

▲6区風間歩佳

5人がつないできた襷を受けゴールへと運んだ6区風間。「アンカーを走るっていうのはなかなかないのでみんなの想いを背負って、ゴールするのは新鮮というか、大学に入ってからは初めてだったのでしっかり良い順位でゴールしたいという気持ちでスタートした」とアンカーを任された心境について語った。しかし、降りしきる雨と時折吹く強い風によってレースは厳しい展開になった。早めに前の集団に追いついて風よけにしようと突っ込んだことが影響し後半に失速。それでも最後まで襷をつなぎ切りチームは6位入賞と奮闘した。

山本コーチのコメント

冬季の強化の流れから春のトラックシーズンにつなぐということで、短い距離の駅伝ながらもここで刺激を入れてトラックシーズンにつなげるということが目的という。また、6位という結果について「とにかく女子の選手はよく頑張ってくれて、梶山はレース展開的に突っ込まざるを得なかったので、その結果後半伸びなくて苦しんでしまったがトラックシーズンにつながる内容になった、森と山田は1500メートルをメインにしている選手ということで、しっかり戦ってくれた」と労いの言葉をかけた。

▲表彰式の様子

◆大会結果◆

総合6位 1時間3分13秒

1区 森智哉(商3)8分37秒 区間6位

2区 原賀藍実(経1)6分35秒 区間7位

3区 梶山林太郎(法2)15分13秒 区間9位

4区 大塚沙弥(総政3)9分51秒 区間3位

5区 山田俊輝(経1)5分35秒 区間3位

6区 風間歩佳(法1)17分22秒 区間6位

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部