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強敵東海大に敗北…鴫原「終始圧倒された」 専大との3決へ─第64回関東大学バスケットボール新人戦 対東海大

2024年6月8日 日本体育大学世田谷キャンパス

ここまで破竹の勢いで勝ち進み、前日の試合で新人インカレの出場を決めベスト4入りを果たした中大。準決勝の相手には東海大を迎えた。試合では東海大が精度の高い3点シュートや、留学生のパワープレーに押されリードを広げられる一方で、ディフェンスでも素早い展開やブロックなどに阻まれ、攻めあぐねる場面が目立ち敗戦。最終日は専大との3位決定戦を戦うこととなった。

 

スターター

#3高山鈴琉(商2)、#15坂口大和(商2)、#21深澤桜太(商1)、#33鴫原樹生(商2)、#55板倉伶弥(文1)

 

 第1クオーター(Q)、中大は攻撃の機会を狙いつつ様子をうかがう。対する東海大は、序盤から積極的なオフェンスを展開し引き離す。#55板倉が3点シュートを決めるも、流れは崩せず中大がタイムアウトを取る。しかしその後も連続でスティールからの速攻を許すなど、6点を一気に奪われ苦戦の様子が目立つ。ここで、中大も#15坂口と、#55板倉から合わせた#21深澤のバスケットカウントが決まり5点差まで縮める。終盤は#15坂口がさらにバスケットカウントを決めるなどし、東海大を追うが逆転はかなわず19-27で第2Qへ。

 第2Q、序盤から東海大が安定して3点シュートを沈め勢いは衰えない。が、中大も#15坂口が外したフリースローのリバウンド取った#34赤平奏人(文2)が、そのまま押し込み得点するなど逆転を狙う。また#3高山がスローインを相手の背中に当て、跳ね返ったボールを自分が取って得点する頭脳プレーを見せた。さらに#34赤平がスティールからレイアップを決めるなどし活躍した。オフェンスでは速攻が決まったり、フリースローで得点したりするなどし着実に得点を重ねたほか、ディフェンスでもヘルドボールに持ち込む粘り強さを見せた。Q終了時の得点は37-50。このQだけの得点では5点のビハインドに抑えた。

▲レイアップを決める#34赤平

 第3Q、序盤に#21深澤がリバウンド争いの中で着地に失敗。一時コート内に倒れ込んだ後、ベンチに退いた。しかし#33鴫原はオフェンスファールを取らながらもシュートを決め、#15坂口の得点や、#3高山の3点シュートなど順調な立ち上がりの中大。ここで#55板倉と交代の形で再び#21深澤がコートに。終盤では味方のアリウープパスから豪快なダンクを決め、会場を沸かせた。だがここでも逆転には至らず、51-69で最終Qを迎えた。

 第4Q、東海大に連続得点を許し、中大がタイムアウトを取る場面からのスタート。#55板倉が3点シュートを決め、#21深澤も得点を重ねるが、相手の高精度なシュートはなおも健在。連続で3点シュートを決められるなどし、引き離された。終盤に交代で入った#9川端一真(総1)が積極的な攻撃を見せるも、ここで試合終了。68-94で敗戦を喫した。

▲「泥臭いプレーをしっかりやりたい」と語った#33鴫原

 中大は決勝進出を逃したものの、最終日の3位決定戦がまだ残っている。試合後、#33鴫原が取材に応じ、今試合は「最初から最後まで圧倒」されたと振り返った。そのうえで「立て直して明日につなげたい」と前を向いた。主なやり取りは以下の通り。

―今日の試合を振り返った感想
 自分たちのやりたいバスケが出来なくて、相手に最初から最後まで圧倒されてしまったって感じです

―相手は東海大学、試合の入り方は
 ディフェンスをまず頑張ろうって言ってたんですけど、試合通してそこまで悪いって訳じゃなくて、相手の東海大学さんのシュートが当たっちゃった部分もあるんですけど、今日は自分たちのオフェンスがあまりうまくいかなかったっていう印象です

―留学生がいたがチームとしてどんな対策を
 身長があるのでリバウンドとかすごい脅威だったので、2人で挟んでボックスアウトするとかディフェンスの時はポストやられたくないのでダブルチーム仕掛けるとかチームで話し合ってそこは遂行できたかなと思います

―1、2年生のチームでの課題
 今まで負けて折り返すっていう試合がなかったので今回そこの負けて折り返すっていうところが負けちゃったんですけど学べたかなと思います。そこをしっかり新人インカレにつなげて、逆転できるような底力をつける練習もしていかないとと思います

―自分の役割
 やっぱりオフェンスの部分では15番の坂口と3番の高山がやってくれると思うので、自分はリバウンドとか合わせしっかりしてそこでリズムをつかんで、隙があったら自分でドライブするとかスリー打つとか泥臭いプレーとかしっかりやっていきたいです

―明日と本戦に向けての意気込み
 ここまでいい調子で上がってきていたので、今日負けてしまったんですけどしっかり立て直して明日につなげて、新人インカレも今37番のカッターが怪我して居ないんですけどみんなそろって北海道で元気よく頑張れたらなと思います。

 

◆試合結果◆

●中大68(19-27、18-23、14-19、17-25)94東海大○

 

◆お知らせ◆

次戦は6月9日(日)に日本体育大学世田谷キャンパスで行われる専大戦です。

 

(記事:桑沢拓徒、写真:桑沢拓徒、渡邉咲衣)

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