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【前編】中スポ・明スポ合同企画 箱根予選会直前!「井上三浦×鈴木手嶋 対談インタビュー」

▲対談を行う井上(左上)、三浦(左下)、鈴木(右上)、手嶋

箱根駅伝予選会を直前に控えた10月3日、中大 井上大輝 主将(法4)・三浦拓朗(商4)と明大  鈴木聖人 駅伝主将(政経4)・手嶋杏丞(情コミ4)による対談がオンラインにて行われた。中大・明大ともにシード権獲得を掲げ挑んだ今年の箱根駅伝だったが、精彩を欠き、11位(明大)・12位(中大)に沈んだ両校。その悔しさを胸に、今夏は過酷な強化練習に取り組んできた。主将として、そしてエースとして、古豪復活を牽引する4人の話は多岐にわたり熱を帯びていった。(聞き手、構成:古川紗菜・明大スポーツ新聞部)


──お互いのチームの印象はいかがですか

井上 早いチームですね

三浦 やっぱり1年目も一緒に中大と明大で予選会から来たので、そういった意味では少し親近感のあるチームかなと思います

鈴木 予選会とか全日本の予選会とか一緒に走ることが多くて、お互い切磋琢磨してるチームだなという感じですね

手嶋 中大の選手のインスタとかよくフォローするんですけど、日常生活も楽しくやってそうで楽しい大学としては、明大も中大も同じなのかなという感じがします

 

──お互いのチームと強みと注目している選手は

鈴木 そうですね。まずやはり吉居(大和・法2)選手ですね。1年生でも強い選手だなと去年から見ているんですけど、ほんとにあの選手は年下ながらすごく怖いイメージがあるのと、4年生の同期の三浦くんは高校から戦っていて、大学入っても同じレースが何回もあってバチバチにやっているので、三浦選手には注目していますね

手嶋 自分は高校(宮崎日大高)の後輩になるんですけど湯浅(仁・経2)選手を注目していて、先日明大スポーツの方から井上選手と仲の良い後輩が湯浅選手というのを聞いていて、それも含めて井上選手と湯浅選手の走りに注目したいですし、湯浅選手は高校時代から真剣に競技に取り組む選手というのは知っているので、そろそろ花を咲かせて結果を出してほしいなと言う意味を込めて注目しています

井上 僕も手嶋選手と被るんですけど日ごろから湯浅と仲良くしていて、たわいもない話の中で、手嶋選手の話も出ているので、結構興味はありますしレースの結果もちょっと見ています

三浦 やっぱり自分は明大と言えば聖人と手嶋が勢いのあるイメージがあるので、そこをしっかり追いかけていくイメージで毎日練習に取り組んでいます

 

──そんな湯浅選手の思い出とかエピソードがあれば教えていただきたいです

手嶋 自分は3年で、湯浅は1年で最初同じ部屋で一緒に暮らしていました。練習終わりに公園で練習するんですけどゴミ拾いをして帰るとか、そういう選手でめちゃくちゃ真面目だったという印象がありますね。あとは海行ったりとか、そういう思い出です

 

──井上選手としては、手嶋選手と湯浅選手の関係性として合致しているものですか

井上 真面目なところは真面目ですけど、大学になってだいぶはみ出した部分があるのかなと(笑)

 

──どういうはみ出し方をしてますか

井上 寿司のTシャツを着て寿司屋に行くとか、ですね(笑)

 

──聖人さんと三浦さんは高校の時から交流があるということでお互いの印象や、ここまで大学生活を送ってきて、お互いこういう選手になったなという選手としての印象を聞かせてください

鈴木 そうですね、ほんとに高校から変わらない、すごくにっこりした笑顔がほんとに印象的で、インスタとかTwitter見るたびに「あー三浦元気でやってるな」という風に見ていて、伝わってきますし、1年生の時からしっかり走れていて成長し続けているなと。自分もいい意味でお互い結果を残し合ってるというか、そういう良い刺激をし合える仲間だなと思っています

三浦 初めて会ったのが高校3年なんですけど、一緒にわちゃわちゃしていた感じでやっていたんですけど、生活というか、競技以外のところで1歩上にいかれているイメージというのがあったので、そこをしっかり見習わないと自分も上にあがれないと思っていました。どの大会に行っても最後で絶対見つけたり追い抜かれたりしていたので、4年目にしっかり最後勝っていきたいと思います

 

──お互い主将、エースとして意識していることはなんでしょうか

井上 チームのまとまり方がわかっていないので、チーム一丸となって頑張ろうというのを4年生から発信して、まずは4年生がまとまっている姿を見せて、練習から頑張っていこうと鼓舞しています

三浦 吉居や森(凪也・経4)など上のレベルの選手が複数人いるので、誰かが調子を崩してもそれ以外の速い人たちで練習を引っ張ったりしています。自分個人としては練習で前に出ることを意識しています

鈴木 主将になってから、一つ一つの発言が重いというのを毎年キャプテンを見てきて思っているので、自分が発言したからにはそれに恥じない行動を意識して、まずはチームを走りで引っ張っていこうと思っています

手嶋 自分の役目は去年の箱根が終わった後に監督から「走りでチームを引っ張ってくれ」と言われていて、自分は言葉より走りで引っ張りたいと思っているので、今は付いて来いという感じで練習をしています

 

──ちなみに、井上さんも鈴木さんもあいみょんが好きだとお聞きしましたが…

鈴木 自分は菅田将暉が好きで、あいみょんとよくコラボしていて、それで聴いていて。自分は独特なアーティストが好きで、あいみょんのテレビでは流せないような歌詞がすごく刺激的でいいなと。自分は「ふたりの世界」が好きで試合前とかよく聴いています。あとは自分の兄に勧められて聴くようになりました

井上 僕も鈴木選手がどのくらいコアなこというかビクビクしてたんですけど(笑)、きっかけはU-NEXTにあったあいみょんのライブを見ていいなと思ってから聴くようになりました。僕の好きな歌は「二人だけの国」です

 

──なるほどです(笑)。そんな皆さんの休みの日の過ごし方についてお聞かせください

井上 湯浅と野球することが多いですね。湯浅自身が中学まで野球を真剣にやっていたみたいなので僕もそこから勉強して上達を目指しています

三浦 自分も野球が好きで、ちょくちょくそこに参加させてもらったり…

井上 してないです(笑)基本的にゲームしてるか勉強してるかですね。ちなみに三浦さん卒業までの単位は?

三浦 それはNGなんでちょっと(笑)

鈴木 コロナ禍で外に出れなくてどう部屋の中で過ごそうか考えた時にNetflixで映画見たりアニメ見たり部屋にこもってます

 

──最近見たのは?

鈴木 今は「金色のガッシュベル」観てます

手嶋 自分もNetflix見ていて、「進撃の巨人」の最後の終わり方の伏線回収が良かったとみんなが言うので、1話から見てて半分まで見終わったところです

 

──では寮生活全般についてはいかがですか

井上 綺麗というのが第一印象で、寮内にトレーニングセンターなどがあるので寮環境としては充実しています。明大の寮は聞いてる限り厳しそうなので…(笑)

三浦 寮ができたのも最近なので綺麗ですね

鈴木 見ての通り後ろにキャリーケースが積んであったり、本当に狭くてどう収納するかみんな頭使っています。部屋も4人部屋なのですごく狭くてきつい思いをしている選手も多いと思いますがその分チームメイトとはコミュニケーションが多く取れたりしてこの環境が明治の上下環境を良くしてくれてます。あとはこのぐらい制限された環境の中で生活することで今後どこでもやっていけます(笑)

手嶋 最初見た時4年間ここでは無理だと思いました(笑)。今はいろいろな部活の人がいるし古いですけどグラウンドが近いので練習に行きやすいのがいいところです

 

──そんな生活の中で思い出に残っているエピソードを教えてください

井上 去年の春先に、コロナ禍でだいぶシビアな空気で寮生活も張り詰めてたので、僕らの頭を丸めてみんなを笑かせようっていうことで5、6人で集まって坊主にしたのを三浦のインスタライブであげて、多少は日本を明るくしたんじゃないかなと(笑)

手嶋 2年生の時に朝練寝坊して、その日は試走に行っている選手がいて、部屋も2人しかいなくて。気づいたらドアが開く音がして覗いたら西(弘美・スーパーバイザー)さんがいて、怒られたことですね。その日は7人くらい寝坊したり直帰したりして怒られて…。そういう時期もありました

鈴木 2年生の頃すごい転ぶことが多くて、試合前日にこけて骨挫傷になったり、合宿で石につまづいてこけたり、アメフト場走っていたら底が抜けてそこに引っかかって転んだり…。一時期転ける人=俺みたいなイメージがありました

 

次回、後編では一週間後に控える箱根予選会に向けての分析と意気込みを語ってもらいました。最後は意外な展開に!?乞うご期待!

後編は明スポWEBで掲載中。ぜひご覧ください!

なお、今回の取材は10月3日にオンラインで行いました。

「中大スポーツ」新聞部
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明大スポーツ新聞部
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