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「恩返しの気持ちでプレッシャー乗り越えた」梅村優香(木下アビエル神奈川)インタビュー

エースとして女子卓球部をけん引し、各大会で優秀な成績を収めてきた梅村優香。2年次からはTリーグにも参加し、しのぎを削ってきました。今年3月に中大を卒業した彼女に中大での卓球生活やTリーグについて、これからの卓球との向き合い方についてお聞きしたものについてのインタビューをお届けします!

大学4年間を振り返って

自分が思っていたよりは全日本学生などの大学の大会ではいい成績は残せなかったのでもう少し勝ちたかったという思いはあります。

中大に入ると決めたきっかけは

父が中大のコーチと仲良くてそれが一番の理由ではありますが、外から見て楽しくやってるなというのがすごいあって、高校が厳しいところだったので楽しく卓球ができるのではないかと考えたからです。

中大に入ってよかったこと

監督とかはあまり練習に来なくて(笑)、きっちりした雰囲気での練習というのは中大はあまりないのですが、逆に自分が自由に練習させてもらえる環境だったのでそれがよかったのかなと思います。

一番印象に残った試合

自分が1年生の時のインカレ団体戦決勝でチームが1勝2敗で負けている状況で自分が4番手で出たときです。セットカウント1-2から挽回して勝ったことがすごく印象に残ってて、5番手につなげられて、先輩に褒めてもらえたというのがうれしかったので印象に残ってます。

Tリーグについて

Tリーグは秋から始まるので2年生の秋から試合していました。2年生の時に中大の矢島監督がコーチをしているつながりでトップおとめピンポンズ名古屋というところに所属させてもらったのですが、3年生の時はコロナの関係であまり練習ができず、卓球に対していろいろと苦しい時期であって、試合などにもあまり出られていませんでした。自分の中でもいろいろと思うことがあって、監督などにも相談させてもらって他のチームを目指すこととなり、石川佳純さんなど強い人たちが所属しているチーム(木下アビエル神奈川)に声をかけてもらって今はそこで頑張っています。

Tリーグの移動や日程について

Tリーグは各チームの地元でやるので移動が多いんですが、2月18日の神戸での試合では石川選手が帯同してくれて、私はベンチで応援だったんですが小学校の時のあこがれの人だった石川選手と一緒に団体戦で戦うことができてすごい幸せでした。23日の東大阪での試合では張本美馬選手とダブルスを前の日に組めといわれて、気楽にいけと言われたのが良かったのか勝つことができました。相手は五輪にも出るような選手もいて4連勝と波に乗っている相手だったんですが、そこに勝つことができたというのはとても嬉しく感じました。

チームを変えて刺激になったこと

自分のチームは自分より年下でジュニア世代で強い子が多く、全日本ジュニア1位、2位、3位がそろっていてそんな強い子たちとダブルスを組めたり、強い相手と考えながら試合することができます。ほかの選手から学ぶことが多く、刺激がもらえていて自分の調子もいいと感じています。

この先どんな選手になっていきたいか

社会人の大会でいい成績を残せるように頑張っていきたいです。具体的には全日本ダブルスベスト4以上で、シングルスはベスト16~8に入れたらいいなと思います。全日本社会人では自分が引退するまでに一回優勝したいです。

中大のエースとして

プレッシャーを感じることはもちろんありました。中大の人にもたくさん支えてもらったり、支援してもらったり、いろんな人に恩返ししたいという思いがあって最後の一年間はそういう思いでやってきたのでプレッシャーはあまり感じなかったかも。3年の時などはいい成績を残さないとという思いになることはあったが恩返しの気持ちで乗り越えられました。

後輩たちへのメッセージ

中大は個人戦で成績を残す子が多く力もあると思います。私の時はコロナもあって優勝することはできなかったので団体戦で優勝できるようないいチームを作ってほしいです。

 

梅村優香(うめむら・ゆうか)
生年月日:2000年1月9日

出身高校:四天王寺高校

戦歴:全日本大学総合選手権大会(団体の部)女子団体 3位

天皇杯・皇后杯 2020年全日本選手権大会女子ダブルス3位など

(構成:今諒平、写真:山縣一郎)

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