• Twitter
  • facebook
  • instagram

合宿打ち上げ!最終日は50㍍の計測などを実施。良い雰囲気で合宿を終える-「侍ジャパン」大学代表候補選手強化合宿

2022年12月4日 愛媛・坊っちゃんスタジアム

明治神宮大会も高校の部は大阪桐蔭高校、大学の部は明大の優勝で幕を閉じ、アマチュア野球界もオフへ突入しようとしていた頃、来年の大学野球日本代表候補が松山に集結。12月の寒空の下、各連盟を代表する選手たちが自身のアピールとともにお互いのレベルアップを図るため、切磋琢磨(せっさたくま)しあっている。最終日となる今日は本来初日に行う予定であった計測とシートノック、フリーバッティングを実施。小雨がぱらつくなか侍候補たちは今まで以上に声を出し、良い雰囲気でこの合宿を終えた。

シートノックに参加する西舘

選手たちは室内でアップを終えた後、グラウンドへと戻りシートノックへ。シートノックには西舘勇陽(法3)が参加し、バント処理などの練習を同じ東都の常広(青学大)らと行った。

シートノックを行った後はフリーバッティングと50㍍走の計測(野手のみ)へと移り、50㍍走の計測では日体大の松浦が全参加者の中で途中までトップに位置していた。

シートノックの前に溝口コーチ(立大監督)の話を聞く選手たち

しかし、希望者のみの2回目の測定で宮崎一樹(山梨学院大)が5秒91でトップに躍り出たため、松浦が全体2位へ。高校時代は背番号2桁だった宮崎一が全国のトップ選手の前で下克上を起こし、今日の50㍍走について「身体能力が売り。パフォーマンスとして出せたと思う」と振り返った。

細野(東洋大)、常広(青学大)らとともに横に並ぶ西舘(左から3番目)

この3日間を振り返り、大久保代表監督は「投手、野手ともに充実した日々を過ごせた。いいイメージができた」と語り、この冬に向けて選手たちには「個々のレベルアップを」とさらなる奮起を促した。

2007年以来のアメリカの地での勝利へ-。この冬、高いレベルでお互いを高め合った侍候補たちは春にまた会えるよう、チームへ戻り自分にさらなる磨きをかける。

コメント
大栄陽斗選手
──3日間を振り返って
この合宿を通してたくさんの人と交流したり、見て学んだりできて自分にないものを吸収できて良い経験ができました

──3日間通して受けた刺激
配球の面でもこのような組み方があるとか、投手の調整方法など人それぞれ違った形で取り組んでいたので新たな発見ができました。また、レベルの高いところでできたことで「もっと頑張らないといけない」とより感じました

──合宿を経てこれからに生かしていきたい部分
この合宿を通してもう1段階精度にこだわって全体的なレベルアップをできれば良いと感じました

──中大野球部に還元していきたいこと
中大野球部にはたくさんの選手からアドバイスや考え方を教えてもらったのでその部分を還元できたらと思います

西舘勇陽選手
──3日間を振り返って
この3日間で大学野球の日本トップレベルの野球を体験することができてよかったです。その中でも自分に足りない部分や自信になったことがあるのでこれからに繋げていきたいです

──3日間通して受けた刺激
コントロールや変化球のキレなどとてもレベルが高く、真似したい部分が多くありました

──合宿を経てこれから生かしていきたい部分
全員自分のプレーに自信を持ってやっていて、自分のピッチングというものを確立していきたいと思いました

──中大野球部に還元していきたいこと
プレーの堅実さや1球に対しての向き合い方がとてもレベルの高いものでした。新チームになって上の立場に立つ人間として、プレーや練習での姿などでチームを引っ張っていけるようにしたいです

(記事、写真:為谷楓太)

Twitter(@chudaisports)

Instagram(@chuspo_report)