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球春到来!自慢の打撃で狙うは新人王!<森下翔太・宜野座キャンプインタビュー>

今年もプロ野球の季節がやってきた!WBCの開幕が近づき野球界も盛り上がりを見せる中、昨年のドラフト会議で阪神タイガースから1位指名を受けた森下翔太と東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けた北村恵吾の2人がプロの舞台で奮闘している。そんな2人に沖縄県で実施されたキャンプ時に行ったインタビューをお届けします!今回は怪我で一軍合流が遅れたもののオープン戦では徐々に状態を上げている森下翔太選手です。
※この取材は2月24日に行われたものです

シートノックで右翼の守備につく森下

——ここまでキャンプに参加してきてどうですか
「だいぶ慣れてきて、最初二軍だったんで一軍入ってからまだあんま経ってないんですけど、先輩方も優しく教えてくれるのですごいやりやすい雰囲気かなと思います」

 

——右足の肉離れの影響でキャンプは二軍スタートとなりましたが
「最初やったときは肉離れの経験がなかったので肉離れっていうことはわかんなかったんですけど、後々痛くなったりして。治療しながらここまでゆっくりきたので。足の状態としては今のところは順調にきているので、あの時怪我して逆に自分の体のことも知ることができましたし、プラスに今は捉えています」

 

——現在の右足の状態はどうですか
「ゆっくりゆっくりですけど、徐々に100%に近い状態になっているかなと思います」

 

——岡田監督は選球眼を高く評価していると感じたのですが、そこは自身の強みだと考えていますか
「フォアボールを取れることっていうのはチームにも自分にもプラスになると思うので、甘いボールは積極的に打ちに行って、打ちに行った中で厳しいボールは手を出さないというのは練習のバッティングピッチャーのところもそうやっているので、それが今のところは試合でいい形で出ているのかなと思います」

 

——この選球眼の良さは大学時代に培われた部分もありますか
「そうですね。見るだけじゃなくて振った中で見逃すという練習は大学時代からずっとやってきたことなので、それがプロに入って自分の選球眼というところもプロの世界で通用してるので、これは大学時代から続けてきたので変えずにこれからもずっとやっていきたいなと思います」

 

——東海大相模高の先輩である小笠原慎之介(中日ドラゴンズ)投手との対戦については
「対戦したい投手の1人として挙げさせていただいていたので、こんなに早く対戦できると思ってなかったですけど、ヒットも1本打てて、シーズンになったら攻め方とかも変わってくると思うのでそこもうまく対応できたらなと思いますね」

打撃練習で汗を流す森下

——このキャンプでアピールできたことは
「スイングの強さだったり積極性は今のところは消極的にならずにアピールできているなと思います」

 

——このキャンプで見つかった課題と、それを克服するために行なっていることは
「ミスショットがまだ多いので、そのミスショットをなくすために置きティーだったり、まずは止まっているボールとかティーバッティングとか、そういうボールにしっかりアジャストできないと試合の動いた球は絶対打てないと思うので、そういうミスショットをなくすという意味で置きティーだったりティーバッティングを積極的に取り入れています」

 

——今日の練習では走塁練習を入念に行なっている印象を受けましたが
「やっぱり1点に関わるプレーになってくるので、走塁は。高校時代からそうですけど、走塁という部分は自分の中では重きを置いている部分なので、そこでプロの打球だったりタイガースの走塁のやり方だったり、そういうのを今は吸収して早く実戦に活かすということを練習しているので、まだまだ全然出来ていないですけど、ここからしっかりやっていきたいなと思います」

 

——キャンプを通してプロとアマチュアの差は感じましたか
「やっぱり先輩方は打球判断が正確だったり、行きながら戻ったりとか、常に前を狙っている姿勢があるなというのはすごく伝わるので。1点で勝ち負けが決まる世界なので、そういう走塁の意識の高さっていうのはすごく感じます」

 

——凄いなと思った選手はいますか
「バッティングで言えば佐藤テル(輝明)さんとか大山(悠輔)さんとか。スイングも強いし対応力もすごくあるなと思ったので、そこはしっかり見習って吸収していきたいなと思います」

 

——この2選手とは実際お話はされていますか
「そうですね。何気ない会話からちょっと質問してみたりみたいな形で聞いたりしていますね」

 

——ここまでのキャンプの過ごし方を100点満点で評価するとしたら何点ですか
「60点くらいですかね。本来ならもっと高い点数をつけても良かったと思うんですけど、怪我もありながら一軍の合流がちょっと遅くなったり、もっともっとプロの世界で馴染んでいくことができたと思うんですけど、怪我したのは仕方ないのでそこの意味も含めて低めという感じですかね」

 

——中大野球部で期待している選手は
「投手陣、西舘(勇陽=法4・花巻東)だったり大栄(陽斗=商4・仙台育英)を軸にして。ピッチャーがすごいいいとなっていると思うので、大学の中でも。野手陣の中前(祐也=法4・浦和学院)だったり、石井(巧=文4・作新学院)だったり髙橋(隆慶=文4・明秀日立)だったりそこの3人が打ってくれれば中大も優勝に近いのかなと思うので、その3人には特に頑張ってほしいなと思いますね」

 

——2023シーズンの目標は
「1つの目標としては新人王。その中でホームラン20本、25本打って打率も3割残して、チームも優勝。そこを今は1番の目標においているので、最終的にはそこに向かって一戦一戦戦っていきたいです」

 

——最後に中大野球部にメッセージをお願いします
「自分たちができなかった優勝をまず目指してもらって、そこであいつらの目標は終わりじゃないと思うので。その先の日本一、まずは東都をしっかり勝ち抜いて日本一を勝ち取ってもらいたいなと思いますね」

 

◇森下翔太(もりした・しょうた)◇
生年月日 2000年8月14日
身長・体重 182㌢・90㌔
出身高校 東海大相模高校

(聞き手、構成:山里莉子)

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