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皆川今季初完投!つなぐ野球で開幕4連勝!!ーー東都大学野球春季リーグ戦 対亜大2回戦

2021年4月9日 神宮球場

チーム 123 456 789=R H E

中 大 000 001 122=6 8 0

亜 大 000 000 000=0 4 3

[中]皆川ー古賀

[亜]松本健、岡留、鍵、加藤、小牟田ー小山、草部、向井

[本]なし

◆スタメン◆

1[二]石井  巧(文2=作新学院)
2[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
3[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
4[中]森下 翔太(商3=東海大相模)
5[三]中前 祐也(法2=浦和学院)
6[一]北村 恵吾(商3=近江)
7[指]高橋 隆慶(文2=明秀日立)
8[右]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
9[左]齋藤未来也(商3=関東第一)

P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)

 

1回戦で3点ビハインドから逆転勝利を収めた中大。1回戦で勝ち越し本塁打を放った高橋隆を今季初のスタメン起用するなど、打順を入れ替えて開幕2カード連続勝ち越しが懸かった対亜大2回戦に臨んだ。

この試合の先発は1回戦同様に皆川。再び亜大の先発・松本健(亜大)との投げ合いになり、中大は5回まで2安打と抑え込まれ、対して皆川も亜大打線を5回まで4安打4奪三振と亜大打線を抑え込み、試合は拮抗する。

▲エースとしての風格を見せつけた皆川

 

均衡が崩れたのは6回表。齋藤が四球で出塁すると、石井のショートゴロと暴投で二死三塁のチャンスを迎え、打席に立ったのは主将の古賀。持ち前の選球眼で粘り、先制のチャンスを狙い続けるも、松本健の放った低めの球が暴投となり、その間に齋藤が持ち前の俊足で生還し、中大が先制した。

▲生還した齋藤を迎えるチームメイト

 

これをきっかけに勢いづいた中大は7回には中前、北村、高橋隆の3者連続ヒットで一死満塁のチャンスを作ると、中田の適時打でまずは1点を追加。8回にも3者連続四死球で再び一死満塁の場面を迎え、中前がライトへの適時二塁打で4点目を挙げた。更に、9回に相手の失策もありダメ押しの2点を追加し、6-0と皆川を援護した。

▲この試合3安打の活躍を見せた中前

 

6回以降も続投した皆川。渾身のストレートで三振の山を築き続け、8回までスコアボードに0を刻み続けた。そして迎えた9回表。先頭打者の木倉(亜大)に二塁打を打たれ、4番黒川(亜大)の一ゴロによって一死三塁と完封に暗雲が立ち込めるも、「集中して一人一人抑えるイメージで投げた」(皆川)とペースを乱さずに二者連続三振を奪ってゲームセット。皆川にとって高校、大学を通じて初の公式戦完封・完投勝利となった。

▲試合終了直後、緊張から解放された様子の皆川

 

試合後、「大学に入って一番良い試合だった」と振り返った皆川。昨年と違う点について「練習の取り組み方を自分から変えようと心がけている」と意識の変化を挙げた。清水監督も「(皆川は)最上級生としての自覚ができてチームを引っ張ってくれている」と語るように、昨年に比べて技術的にも精神的にも格段に成長を遂げた皆川。チームも2019秋以来の開幕4連勝と流れは中大にきている。古賀主将の好リードとチームの特徴であるつなげる野球で、更なる勝利を手繰り寄せることに期待がかかる。

 

◆試合結果◆

〇中大6-0亜大●(中大4勝0敗)

 

お知らせ

次戦は4月12日に14時から神宮球場にて行われる対青学大1回戦です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部