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二桁得点も投手陣粘れず、悔しい逆転負けー東都大学野球春季リーグ戦 対立正大2回戦

5月3日 神宮球場

チーム 123 456 789 R H E

中 大 000 260 020=10 10 0

立正大 400 206 00X=12 15 2

[中]畠中、後藤、皆川、植田、水谷ー古賀

[立]糸川、山本、倉田ー立松由

[本]〈立〉立松由(6回4点)

◆スタメン◆

1[一]内山 京祐(文3=習志野)

2[中]五十幡亮汰(法3=佐野日大)

3[右]森下 翔太(商1=東海大相模)

4[二]牧  秀悟(商3=松本第一)

5[指]倉石 匠己(経3=東海大市原望洋)

6[捕]古賀 悠斗(法2=福岡大大濠)

7[左]大工原壱成(商4=桐光学園)

8[三]石田 瑛平(商2=習志野)

9[遊]中川  拓紀(商2=宇治山田商)

P   畠中  優大(経3=樟南)

 

一回戦では2点差を守りきり立正大に先勝した中大。二回戦は前回とは打って変わって乱打戦となり、両チーム合わせて25本のヒットが出たこの試合は立正大に軍配が上がった。


▲適時二塁打を浴び肩を落とす先発の畠中

中大の先発・畠中優大(経3)は一回、先頭打者ヒットと犠牲バントでピンチを招くと、小林(立正大)の適時打で先制を許す。さらにヒットと死球で満塁とすると、三塁線へのツーベースヒットで2点を失い、畠中は降板。代わった後藤茂基(商2)は犠牲フライで1点を失ったものの後続を断ち切り一回を終えた。中大は初回で4失点という苦しいスタートとなった。

打線は糸川(立正大)の打たせて取るピッチングを攻略できず、3回までノーヒット。しかし四回、試合が動く。先頭打者の五十幡亮汰(法3)が仕掛けたセーフティバントが一塁セーフとなり、五十幡は一塁手がこぼした球を見てすかさず二塁へ。その後森下翔太(商1)の四球、牧秀悟(商3)の犠牲バントで一死二、三塁のチャンスを迎える。倉石匠己(経3)のセカンドゴロの間に一点を返すと、続く6番・古賀悠斗(法2)のタイムリースリーベースで1点を追加し、この回2点を返した。


▲三塁打を放ち喜ぶ古賀

二回、三回と無安打に抑えた後藤だが、四回に2本のヒットでピンチを招き、皆川喬涼(法2)に交代。代わった皆川も悪い流れを断ち切れず、ヒットと暴投で2点を失う。四回を終え、中大は2ー6と点差を離された。

しかし五回表、中大の猛攻が始まる。無死満塁の場面、五十幡のタイムリーヒットで1点を返すと、4番・牧のレフト前ヒットで追加点を奪う。4ー6の2点ビハインドとし、依然一死満塁とチャンスが続く。5番・倉石のショートゴロの間に三塁ランナーの内山京祐(文3)が生還し、「チャンスがあれば狙っていこう」と隙を見て二塁ランナーの五十幡が本塁を狙う。本塁への送球が逸れ五十幡が生還し同点に追いついた。打線は止まらず、古賀の四球、大工原壱成(商4)の死球で再び満塁のチャンスを作ると、「打撃は手ごたえを感じている」という8番・石田瑛平(商2)のタイムリーヒットで2点を奪い、この回一挙6得点で逆転を果たした。


▲タイムリーヒットを放つ五十幡


▲逆転し喜ぶ選手たち

逆転を決めた直後の五回裏、反撃を狙う立正大打線から二者連続でヒットを浴びた皆川だが、その後は二つの三振を奪う投球で失点は許さなかった。六回裏も皆川が続投するが、1点を返され一死一、三塁としたところで植田健人(経2)に交代。植田は佐々木(立正大)のタイムリーヒットで同点に追いつかれ、死球で満塁のピンチを招く。「打たれてはいけない場面で高めに浮いてしまった」と、立松(立正大)に痛恨の満塁弾を浴び逆転を許し8ー12とした。


▲満塁ホームランを打たれ呆然と立ち尽くす古賀

このままでは終われない中大打線。八回に代打・北村恵吾(商1)、五十幡の死球から4番・牧の中越え二塁打で2点を返し10ー12とする。しかしその後追いつくことはできず、九回は三者凡退に終わり試合終了となった。

試合後、清水監督は「中盤で逆転できて、チームとしては上がってきている。あとはしっかり守っていこう」と選手たちに声をかけた。次戦までに投手陣を建て直し、勝ち点獲得へ。リーグ制覇への道はまだ終わっていない。

 

◆試合結果◆

中大 10―12 立正大

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部