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【春季リーグ戦前特集/「反撃」への道】第9回・4年生内野手

昨年は春季リーグで6位に終わり、入れ替え戦に進みながらも1部残留を決め、秋季リーグでは2位と躍進を果たした中大野球部。中前祐也(法4)主将のもと、「日本一」を目指す中で、春季リーグ戦を控えた選手たちは何を語るのか。

第9回は中前祐也主将と石井巧(文4=作新学院)副将。1年生の時から出場を重ね、今年は主将・副将としてチームを支える2人は入学してからなしえなかったリーグ優勝への熱い思いを口にした。
                            

<石井巧>(聞き手、構成:為谷楓太)

▲昨春の入れ替え戦ではサヨナラ打を放った

──ここまでのオープン戦を振り返って

「勝つことにこだわってやってきて、あまり負けていないからそこはいいことなのかなと。どんな形でも勝とうという風にやってきていて、同点の試合もあってそこは勝ちきれない、詰めが甘いところはあるので少しも満足することはなく、まだまだ強くなれると思うので気を抜かずにオープン戦大事にやっていきたいと思います」

──以前「バッティングをつかみつつある」とのお話でしたが、バッティングの調子はいかがですか

「最近まじでダメです。ダメな感覚のまま終わるんじゃなくて、バッティング練習とかで感覚を戻したりだとかいろいろな工夫をして監督とかコーチにアドバイスをもらったり、聞きに行ったりして安定してここぞというときに打てるように常に準備はしていくつもりです」

──オープン戦ではファーストを守られる機会もありましたが、複数ポジション守る難しさはありますか

「ありますね。ファーストは今までやったことのないポジションで慣れるまでちょっと時間かかるかなって感じなんですけど、チーム事情でそこを守れと言われたら守る場所で最善を、ベストを尽くせるようにやっていきたいと思います」

──上位打線を打つかと思いますが、ご自身の打線の中での役割についてどう分析されていますか

「長打よりはつなぎの、後ろにつなぐということが求められているのかなと思います。得点圏とかどうしても1点が欲しいときには1点取れるように犠牲フライでもいいし、その中でも後ろにつなぐというのは大事にやっていきたいのでホームランバッターとかじゃなくてフォアボールであれどんな形であれ、後ろのバッターにつなぐという意識でやっていきたいと思います」

──オープン戦ほとんど負けていないとのお話でしたが、チームの状態としてはいかがですか

「いい感じには来ていると思います。でも同点で来たりだとか負けてる試合ももちろんあるので、まだ細かいところや詰めの甘いところがあるので、そういうところをチームで見つめながら残りの試合大切に戦いたいと思います」

──チームの雰囲気やムードという点ではいかがですか

「すごいいい感じで来ていると思います。どんな劣勢な場面でもどうにか逆転しようという雰囲気もありますし、点取った時にはまだまだ行くぞという感じでもっと乗っていけるような、チームの雰囲気や意識はいいと思います」

──この冬体を大きくしたいとのお話でしたがそこはいかがでしたか

「3年の秋終わってから4キロくらい増量できて、動きづらい感じもないしいい感じで来ているかなと。理想はあと3キロくらい欲しいんですけど、悪くないと思います。いい感じに来ています」

──特に対戦したいピッチャーとかいらっしゃいますか

「いないです(笑い)。みんないいピッチャーすぎるから誰が来ても、誰でもいいです(笑い)。でも青学の常広選手は本当に自分の中でいいピッチャーだと思っていて、あのストレートは驚いたので常広選手とはやりたいですね」

──特に警戒している大学やこの大学に負けたくないといったところはありますか

「全部負けたくないです。亜細亜だからとか駒澤だからとかは特にないですね。本当に1戦必勝でベストを尽くすだけです」

──期待している1年生は

「伊藤櫂人(文1=大阪桐蔭)ですね。入ってきて試合出始めのようなときは、バッティングが彼の持ち味なんですけどなかなか大学生のピッチャーに振り出せなくて。でも最近はどんどんピッチャーに向かっていけるし、打席の中でも余裕を感じられるようになったし、新1年生とは思えませんね、打球も飛ばすし。守備も最初ファーストとかサードとか守ったりするので周りの声がありながら少し余裕すら見えてきている感じで怖いです(笑い)。新1年生とは見えないです」

──ご自身の1年生の時と比較していかがですか

「自分の1年生のときとと比べちゃう時あるんですけど、全く比べ物にならないです。考えられないです。確実に戦力になると思います」

──今季の個人的な目標は

「数字とかは特にないんですけど、一戦一戦戦った中で最後ベストナインとか取れると最高かなと。そこを意識することはないですけど、終わってみてそういうものをもらえたら嬉しいなとは思います」

──最後に今季の意気込みをお願いします

「新チーム始まってからリーグ優勝と日本一というのを言葉にしてきたし目指してやってきたのでそれを実現したいし、実現するためにやってきたのでやってきたことを、持ってるものを出せればしっかり勝負できると思うので、気持ちを持ってその目標にむけてやっていければと思います」

◇石井巧(いしい・たくみ)◇
学部学科:文学部・人文社会学科
身長・体重:178㌢・78㌔
出身高校:作新学院高校

<中前祐也>(聞き手、構成:小野祐司)

▲勝負強いバッティングでチームを勝利へ導く

──今日の試合2打数2安打と調子がいいように見えますが最近の調子はいかがですか

「ものすごくいいというわけではなくて、今日は結果は良かったんですけどまだ少し時間あるのでここから状態上げていければいいなという感じです」

──内野手の競争も激しいと思いますが守りたいポジションはありますか

「それは監督が決めることなので、与えられたポジションでやるだけですけど。内野はずっと経験しているのでどこを守っても、チームをしっかりと見てまとめるということを重視したいです」

──個人的に守りやすい場所はどこになりますか

「守りやすさで言ったらセカンドです」

──主将として迎えるリーグ戦への思いを聞かせてください

「もちろん、自分の代で優勝したいというのがありますし、入学してから一回も優勝したことがないので、自分の代で優勝したいという気持ちが強いんですけど、その中でも皆に、下級生にも優勝というのを味合わせてあげたいので、そういった面でも一戦必勝で優勝したいなと思います」

──主将を務める上で意識していることはありますか

「誰よりも練習して、それで誰よりも結果を出すということだと思うので、試合で練習の成果が出ればいいですし、そういったところを気を使いながら全員がやりやすい環境を作って一つのチームとしてできればいいかなという所を意識してます」

──下級生の頃から首相へのこだわりはありましたか

「野球始めてからずっとキャプテンやってきたので、キャプテンという立場は特にやりたいとかは無かったです。結果的に監督が自分をキャプテンに指名してくださったので責任もって努めたいと思います」

──個人的な目標を教えてください

「1番は勝利につながるためには打点かなと思うので、一つでも多く打点を稼ぐということと、打率、打点、ホームラン全てにおいてキャリアハイを目指して今までで一番いい結果を出したいなと思います」

──目標であるプロを目指す上で意識していることがあれば教えてください

「個人的なことに関してはより自分のものを磨くということと、それを一番意識して練習してるんですけど、その中でも自分の目標はプロ野球選手になって活躍することなんですけど、そのためにはチームが優勝して日本一になることだと思うので、結果的にプロ野球選手になるっていうことを達成するために、チームとしてそこを目指していきたいです」

──リーグ戦でここを見て欲しいというところはどういったところでしょうか

「特にって言うと難しんですけど、全てにおいて高いレベルになるように練習してきたので
総合力の部分とチームを鼓舞する姿勢を見てほしいかなと思います」

◇中前祐也(なかまえ・ゆうや)◇
学部学科:法学部・法律学科
身長・体重:178㌢・78㌔
出身高校:浦和学院高校