• Twitter
  • facebook
  • instagram

復活した強力打線と必勝リレーで連敗を止める!!ーー東都大学野球春季リーグ戦 対駒大1回戦

2021年4月26日 神宮球場

チーム 123 456 789=R H E

中 大 101 200 000=4 7 0

駒 大 000 100 000=1 2 0

[中]皆川、大栄、西舘ー古賀

[駒]谷藤、福山、染谷、佐藤翔ー岩本

[本]〈駒〉鵜飼(4回1点)

◆スタメン◆

1[右]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
2[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
3[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
4[中]森下 翔太(商3=東海大相模)
5[三]中前 祐也(法2=浦和学院)
6[指]高橋 隆慶(文2=明秀日立)
7[一]櫻井 亨佑(商1=習志野)
8[二]石井  巧(文2=作新学院)
9[左]佐伯 和希(経2=岩国)

P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)

緊急事態宣言の影響で本試合から無観客となった春季リーグ戦。観客や応援団の声援が全くない異質な雰囲気の中、優勝を目指すうえで一敗も許されない中大は、連敗を止めるべく先発にエース皆川を抜擢し、東洋大1回戦で適時打を放った期待のルーキー・櫻井を今季初のスタメン起用するなど万全の体制で駒大との一戦に臨んだ。1回表、中大は古賀の右前安打などから一死一、三塁という好機で、迎えたのは4番森下。「インコースを狙わず多少詰まってでも外野へ飛ばすことを意識した」と初球を捉えた当たりは左翼への犠飛となり、三塁走者の中川が生還して中大が先制。主砲でつないだ得点で流れを引き寄せた。

▲無安打に終わったものの、得点へつながる仕事をした森下

 

先発の皆川は「前の試合(東洋大1回戦)よりもまっすぐが強く入った」と力強い投球で初回を三者凡退に抑えた。3回には二死球を与えて、一死一、二塁となったが、「古賀やベンチのアドバイスでうまく修正できた」と後続を打ち取り、立て直しに成功した。中大は3回、四球と安打で一死満塁となり、森下の遊ゴロの間に中田が生還して2点目を挙げた。4回には石井の二塁打で一死二、三塁と更なる追加点のチャンスを迎える。9番佐伯の打席で福山(駒大)の2球目が暴投となり、その間に三塁走者の櫻井が生還して3点目。更に佐伯の犠飛でもう1点を追加して4点差とした。

▲隙をついて激走し、果敢なスライディングで生還した櫻井

 

その裏に4番鵜飼(駒大)にソロ本塁打を浴びて1点差を返されるも、後続をしっかりと3人で抑えて、5回まで1安打1失点と圧巻のエースの投球を見せた。6回からは大栄陽斗(商2=仙台育英)がマウンドに上がり、8回まで僅か1安打に抑える好投で、流れを渡さない。最後は西舘勇陽(法2=花巻東)が登板。持ち前の150㌔に迫る剛速球で三者凡退に抑えて試合終了。チームの連敗は2でストップした。

▲リーグトップの5勝目を挙げた皆川

 

東洋大戦で沈黙していた強力打線の復活を印象付けたこの試合。しかし、タイムリー安打ゼロでの4得点という試合内容を「決めるべきところはきっちりと決めるべき」(清水監督)と語ったように、チャンスをものにすることが一番重要だ。残り3試合となったが、復活した中大打線が神宮球場で更なる快音を響かせることに期待がかかる。

 

◆試合結果◆

〇中大4-1駒大●(中大7勝2敗)

 

お知らせ

次戦は4月30日に11時半から神宮球場にて行われる対駒大2回戦です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部