• Twitter
  • facebook
  • instagram

中前に今季1号が飛び出すも…9回に勝ち越され勝ち点獲得ならずー東都大学野球春季リーグ戦 対国学大3回戦

2023年5月26日 明治神宮野球場
チーム 123 456 789 =RHE国学大 001 000 103 =5120中 大 100 001 000 =250[中]西舘、岩本、石田、山口ー野呂田[国]武内、飯田、坂口ー神里[本]中前(7回1点)、神里(9回)2点

◆スタメン◆1[三]伊藤 櫂人(文1=大阪桐蔭)
2[一]中前 祐也(法4=浦和学院)
3[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
4[右]髙橋 隆慶(文4=明秀日立)
5[遊]石井  巧(文4=作新学院)
6[二]繁永  晟(商2=大阪桐蔭)
7[捕]野呂田 漸(文2=秋田中央)
8[指]松嶋 晃希(経2=浦和学院)
9[中]安田 淳平(商1=聖光学院)
P   西舘 勇陽(法4=花巻東)

勝ち点を取るために絶対に落とせない対国学大3回戦。中1日で先発となったエース・西舘が粘りの投球を見せ、今季不振にあえいでいたキャプテンの中前にホームランが飛び出すなど中盤まではリードする展開だったが、終盤に国学大の神里に本塁打を含む3打点をあげられ、勝ち点獲得ならず。今日の敗戦で中大は今季5位以下が確定した。

中大の先発は中1日での先発となった西舘。毎回のようにランナーを背負いながらも要所を締めるピッチングを披露する。


▲5回1失点に抑え、試合を作った西舘

打線は1回裏、先頭の伊藤櫂がツーベースヒットを放ち、中前が送りバントを決めて1死三塁とする。続く3番・櫻井がセンター前にうまく運んで幸先よく先制する。


▲先制打を放ち、ベンチに笑顔を見せる櫻井

3回に同点に追いつかれたものの粘りの投球を続ける西舘のため、そしてチームの勝利のためになんとしてでも点を取りたい打線だったが、前回打ち崩した武内を前になかなか得点を奪えずにいた。そんな苦しい状況をひと振りで変えたのは、自身がどんなに苦しい状況でも率先して声を出し、チームを鼓舞していたキャプテンの中前だった。6回に今季1号となるソロホームラン放ち、再び中大が一歩リードする。

▲リーグ戦初本塁打を放った中前

直後の7回、このまま逃げ切りたい中大だったが西舘の後を託された岩本が、神里にタイムリーを浴び同点とされる。さらに9回には石田が神里に痛恨の一発を打たれるなど相手に3点のリードを許して9回裏の攻撃に思いを託す。

▲仲間を信じ、声を出し続けるベンチ

9回裏に1死満塁と反撃のチャンスを作った中大。打席に入ったのは今日捕手としてスタメン起用された野呂田。7球目をライトに打ったが浅いフライで、ランナーを返せず。続く松嶋は坂口の落ちる球に手が出てしまい、空振り三振で試合終了となった。

次戦の駒大との試合で敗れたチームが最下位となる。2年連続の入替戦は何としてでも避けたい中大。大事なリーグ最終戦に全員野球で挑む。

◆試合結果◆
●中大 2-5 国学大◯

◆お知らせ◆
次戦は5月29日(月曜日)にUDトラックス上尾スタジアムで行われる対駒大3回戦です。

(記事:中島遥、写真:高梨晃世、中島遥)