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昨年の決勝相手に勝利!インカレ2連覇へ弾みをつけるー高松宮記念杯男子65回全日本学生選手権大会 対大体大

2022年11月5日 愛知・スカイホール豊田

インカレ3日目、中大は昨年の決勝戦でも戦った関西リーグ優勝の強豪、大阪体育大学と激突した。序盤から隙のない守備と的確なシュートで得点を重ね、大きくリードした中大。後半は相手の勢いに飲まれ一時2点差まで迫られたが、最後は昨年王者の意地のプレーを見せ勝利。見事ベスト4進出を果たした。

▲得点を量産した泉本

前半、先制点を相手に許した中大だったが、その後は泉本心(法2)のジャンプシュートやエース蔦谷大雅(法4)のアンダーシュートなどが連発し得点を量産。武器であるディフェンスで相手の攻撃を何度も阻止し、開始12分の時点で9-2と大きく差 をつけた。タイムアウト後も2回のフリースローで確実に得点を重ね、また泉本は無人ゴールを決め会場を沸かせるなど中大優勢の試合が続き、17ー13とリードしたまま前半を折り返した。

▲サイドシュートを決める瑞慶山

迎えた後半。開始早々、パスミスにより相手に得点を許してしまった中大。瑞慶山充貴(法2)のサイドシュートや泉本の速攻が決まる中、昨年のリベンジに燃える大体大も意地を見せ、両者とも堅いディフェンスで得点がなかなか決まらない時間が続く。スローシュートを相手に止められると、そのまま相手に流れを掴まれ3連続得点を許し、その差を2点に縮められてしまった。しかし、「毎年試合で戦っていた相手だったため、何としてでも勝ちたいという気持ちが強かった」(蔦谷)と話したように、ここで中大が昨年王者としての強さを発揮する。華麗なパス回しで相手を惑わせ上山陽平(総3)がサイドから得点を決めたり、キーパー野上遼真(総3)が幾度となく相手の攻撃をセーブするなど、持ち味である「全員ハンド」を体現し34ー31で見事勝利を収めた。

▲勝利し喜ぶメンバー

今日の試合を振り返って泉本は、「相手の勢いに飲まれることなく、良い雰囲気で試合ができた」と語り、自身のプレーについては「終盤体力がきつくてミスが増えてしまったので改善しないといけない」と反省点を述べた。また、蔦谷はすでに明日へ向け気持ちを切り替え、「大同大はまだ試合したことがないので対策練って挑みたい」と意気込みを語った。昨日の試合後、「明日が一番厳しく、事実上の決勝戦」と実方監督が述べた試合に見事勝利を収めた中大。準決勝、そして連覇へ向け弾みのつく試合となった。

◆試合結果◆
〇中大34(17ー13、17ー18)31大体大●

◆コメント◆

泉本選手

ー今日の試合を振り返って
しんどい時間もあったんですけど、勝ちきれてベスト4入ることができてよかったです。

―(大阪体育大は)昨年の決勝以来の試合だったが、相手の印象と、どんな対策で臨んだか
勢いがとてもあるチームで、昨日とかすごい調子が良かったので勢いに飲まれるのが少し怖かったんですけど、こちらも元気出して雰囲気良く試合できたのでよかったです。

―自身のプレーについて
終盤体力がキツくてシュートミスも増えてきてしまったので、その部分は改善しないといけないなと思います。

―明日に向けて
次は大同大学で、今日筑波に勝って、地元ということで勢いがあるので、それに飲まれないように勝ちたいです。

蔦谷大選手

ー今日の試合を振り返って
去年の決勝戦の相手で、今年の優勝候補だったので、大体大の試合ビデオをみるなど、ミーティングをしっかり行なって対策を練った。前回の試合とは違って気持ちをしっかり入れて取り組んだ。この試合はそれら対策がうまく効いたと思う。

ー去年との違いは
自分は最高学年で、負けられないなと思っていたし、毎年試合で戦っていた相手だったため、なんとしてでも勝ちたいという気持ちが強かった。

ー明日に向けて
気持ち切り替えて、大同大学はまだ試合をしたことがないチームだけれど、こちらも対策を練って挑んでいきたい。

(記事:小幡千尋、写真:山﨑あきこ)

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