• Twitter
  • facebook
  • instagram

西舘惜しくも代表入りならずー「侍ジャパン」大学日本代表選考合宿

2023年6月17日〜19日  バッティングパレス相石スタジアムひらつか

617日から19日までの3日間、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで「侍ジャパン」大学日本代表選考合宿が行われた。中大からは西舘勇陽(法4=花巻東)が参加。代表選出を目指し、全国トップレベルの精鋭たちが集まる中、合宿へと挑んだ。


▲東都の名だたるピッチャーが肩を並べる

1日目は西舘は終始リラックスした様子で同じ東都リーグで切磋琢磨する選手たちと積極的にコミュニケーションをとっていた。この合宿への意気込みとして西舘は「選ばれることが1番の目標なのでそこに向けて自分のできることを精一杯やれればいいと思います」と語った。


▲国学大の鳥山監督(右)と話す西舘


▲1年前入れ替え戦で投げ合った東洋大の細野(左)と話す西舘

日目は紅白戦が行われた。2試合目の白組の先発として登板し先頭にヒットを許すも続く国学大の柳舘を空振り三振、その後も後続を抑え初回を0点で抑える。続く2回も亜大の天井にヒットを許すもその後は安定したピッチングを見せる。結果打者8人に対して被安打2、奪三振1、22球無失点で投球を終えた。西舘は「スライダーが1番カウントでも決め球でも使ったんですけど、それがゾーンの中をしっかり投げ分けられたのでそこは良かった」と語り、西舘の球を受けたキャッチャーの有馬(関大)は「真っ直ぐは特に走っていた。受けてきた中でトップクラスに入るくらい強いボール、重たいボール」と述べた。


▲最速151キロを出し安定したピッチングを見せた

3日目はシートノックが行われ西舘も参加した。軽快な動きを見せ代表選出へ向けアピールを行った。


▲シートノックの前に順番決めをじゃんけんで行う西舘(中央)

結果、大学日本代表選出とはならなかったものの3日間で多くのことを吸収した西舘。合宿中は亜細亜の草加、青学の常広と同部屋であり、春季リーグで凌ぎを削った3投手が野球談義に花を咲かせた。

代表発表時大久保監督は「選んだ選手も選ばれなかった選手もあまり力は変わらない。ただ最終的に決め手だったのは制球力」と述べた。

この3日間で大学トップレベルの選手と交流し多くのことを吸収した西舘がこれから秋に向けどんな成長を見せるのか、目が離せない。

(記事:髙梨晃世、写真:髙梨晃世、志水恒太)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report