• Twitter
  • facebook
  • instagram

次に生かせる勝利ー関東大学サッカーリーグ戦1部 第4節 東洋大戦

2024年5月4日 東京都・味の素フィールド西が丘

 

スタメン

GK

牧野 虎太郎(経4)

DF

常藤 奏(経2)

原 圭佑(商3)

家坂 葉光(文4)

大野 篤生(経4)

MF

湯谷 杏吏(経4)

小川 嵩翔(商4)→小川 雄輝(経2)

武本 射雅(経3)→加納 大(商4)

FW

持山 匡佑(商3)→大窟 陽平(文4)

星野 創輝(商4)→北浜 琉星(経2)

田中 幹大(商3)→長澤 圭剛(文4)

 

▼試合結果

○中大2―1東洋大●

得点者:星野 創輝(後半10分)、持山 匡佑(後半12分)

 

前節、昨季王者・筑波大に敗戦を喫した中大はシーズン2勝目をかけて東洋大と対戦した。味の素フィールド西が丘の地でスタメンには今季初出場の原らが名を連ねた一戦となった今節は雲一つない青空の下、気温が25度を超える中での熱戦となった。 

▲今季初出場の原

最初のビッグチャンスは前半10分、武本のコーナーキックのこぼれ球を常藤がシュート。これは相手GKのセーブに阻まれるが試合開始早々相手ゴールに迫る。しかし中大はここから全体的に押し込まれる展開となる。同24分、右サイドから突破を許し、ペナルティエリア内から撃たれたシュートは原のブロックによりゴール右に外れ難を逃れる。その3分後には相手の左サイドからのクロスをうまく頭で合わせたシュートがバーに救われるなど立て続けにゴールを脅かされる。

その後も相手にゴール前まで迫られるシーンをつくられるが、大野、原、常藤ら守備陣中心にボールを跳ね返す。前半はスコアが動かないまま0―0で後半へ折り返す。

▲先制点をもたらした星野

そして後半開始10分、中大のあの男が試合を動かす。湯谷がゴール前に浮き球のパスを出すとそれに持山が反応。相手ディフェンダーに当たったこぼれ球を星野が拾うと左足でゴール左隅へ冷静に流し込み、昨季チーム得点王で今季は10番を背負うエースの今季初ゴールで先制に成功する。

 

中大の勢いは止まらない。星野のゴールから2分後、中盤で相手のミスを見逃さずに持山がボールを奪うと、そのまま持ち上がり右足を一閃。ボールはゴールネットに突き刺さり、立て続けに追加点を奪う。

▲痛烈なミドルシュートを決めた持山

2点のリードを奪った中大はその後コーナーキックやクロスから相手にチャンスをつくられるが前半同様に守備陣中心にゴールを守る。同28分に中央を突破されピンチを迎えるが、原のブロックで失点を防ぐ。後半アディショナルタイムに相手のロングスローから押し込まれ1点を返されるがリードは守り切り試合終了。今季2勝目を挙げ、リーグ戦6位に浮上した。

原の復帰や星野、持山の今季初ゴールなど今季の勢いを加速させる内容を見せた中大。次節はホーム開幕戦となる東海大戦。試合前に地域の小学生が参加するオレンジサッカーフェスタが開催されるこの一戦を勝利で飾り、上位進出を図る。

 

▼試合後コメント

宮沢監督

ー今日の試合を振り返って

そうですね。前節筑波に負けてからですね、選手たちと話し合いをして、 中大のサッカーはどういうものかっていうのを整理しました。どうやってサッカーを進めていこうかっていうところで、 攻守において確認したところを今日出せて。彼らが自主的に取り組んで、準備もいい準備ができたし、勝利に繋がったのかなという風に思います。もう選手の頑張りが素晴らしかったと思います。

ー攻撃について、どういったところが今日の2得点につながったか
まずはいい守備からいい効率でやっていこうっていう話はしました。そこで相手はポゼッションのチームなので、ボールを奪ってから速い攻撃をしていこうという話はしていたので、2点とも素晴らしいゴールだと思います。

ー持山選手のミドルシュートについて
彼のシュートは非凡なものがありまして、なかなか人があまりできないようなシュートになっていますね。ああいう形をもっともっと出させてあげたいなと思って。素晴らしいことでしたね。はい。これからもっともっと点取ってほしいと思います。

星野はやっととったなって感じです(笑)。早く、もっと早くっていう感じ、彼もうちのエースなので。もっともっと点取ってほしいなと思います。

ー昨年と比べ、4試合で2勝という結果について
そうですね、本当昨年は苦労したので、 今年はチーム作りからちょっと変えて、結果にこだわって。システムもそうですし、 選手がしっかり理解して1ヶ月取り組んでくれた成果だと思います。これからもっともっと勝ち点を伸ばして上に行きたいなと思います。

ー最後の失点について

無失点で終わりたかったんですけど、そこを締められるようにまた練習していきたいなと思います。

 

ー次節に向けて

待ちに待ったホームゲームで、東海大学さん、ライバルチームでもありますので、勝利できるように2週間いい準備したいなと思っています。

原選手

ー今日の試合全体を振り返って
今日の試合は前節筑波に0-3で負けてしまって、その後に自分たちでどうすればいいのかっていうのを1週間話し合いながら準備できたのが今日の勝利に繋がったなっていう風に思います。

ーディフェンダーとして心がけていること
今日は失点してしまったんですけど、 失点しないためにカバーリングだったり、チームがどうやってプレスに行けばボールを相手から取れるかっていうのは常に意識してることです。

ー次の試合に向けて

今日いい形で勝利することができたので、次の東海戦でも勝てるように準備していきたいです。

 

星野選手

ー今日の試合を振り返って

今日の東洋戦に向けて1週間選手たちで 色々話し合って考えたのと、監督からの提示もしてくれて、勝つために攻守ともに自分たちでほんとしっかり作戦を練ってって、そういう形で臨んだ試合だったので。 前半はなかなか耐える時間も多くて難しい試合になるかなと思ったんですけど、やっぱ後半の頭からみんなでパワフルにサッカーをしようっていうので、後半の立ち上げで2発行けたんでそれが出なかったし、そのあとも もう全員で後ろ中心に全員で、最後失点してしまったけど、集中を切らさなかったから1失点で済んだっていうのもあるので、 すごいみんなの努力が目立った試合だったなと思います。

ー後半の攻撃の迫力はどんなところか
そうですね。もう後半の立ち上がりはもう相手のブラインドとか背後にもどんどん走っていって、 とりあえず前で押し込んでサッカーがしたいっていう意図で行った結果がまず1点目に繋がったし、2点目はいい感じに押し込んだ結果、もっちーが取ってくれてもう本当にそういう狙い通りだったって思います。

ー2点目について
もっちーが裏走ってくれて、そこで1回起点になってくれて、うまく自分のとこにこぼれてきたんで、結構冷静に相手ディフェンダーの足とかどこまで伸びてきそうとか冷静に見てコースあいていたので、落ち着いて決められたと思います。

ー最高学年、10番として意識していることは。

やっぱり10番でポジション的にも先頭に立っているので、 僕が今日みたいに点決めたりとか、アグレッシブにプレイしていたら絶対後ろも乗ってくるし、そうすればおのずと勝利に大きく近づく存在になれると期待されているって思っているので、毎週それは意識してやっています。

ー具体的な今季の数字、目標は
そうですね。最低でも2桁は行きたい。もちろん得点を狙っているんですけど、最低でも2桁行って、 しっかり優勝狙ってインカレ圏内、でも最近あんま出てないので、僕らの代でもう1回兆しを見せるというか、そういう代にしたいなと思っています。

 

ー次節の東海大学戦に向けて
1週空いて東海大学なんで、監督とともにまた作戦練れると思うし、やっぱ今日の勝ちはやっぱみんなで練って、これで勝ったっていうのは、やっぱみんなの自信にも繋がるし、さらにモチベーションも上がるし、今週の練習はほんとにもうほんとみんな素晴らしいモチベーションでやっていたんで、 また2週間みんなでいい練習をして。東海大学は基本的に蹴ってくると思うんで、その対策もしっかりしながら、今日みたいに暑かったけど、全員が走って、セカンド拾って、足運んで、ボール受けてっていうのを、 また体現できたらなと思います。

 

 

この試合の見逃し配信はこちら

 

<次節情報>

5/18(土)14:00 vs東海大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場

 

(記事:吉田弥生、山口周起 写真:吉田弥生、山口周起)