• Twitter
  • facebook
  • instagram

残り5秒で勝ち越し許す…。苦しい春季リーグ4連敗。―関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対明大戦

2024年5月5日 日本大学八幡山キャンパス体育館

中大は春季リーグ6戦目で明大と対戦。序盤から一進一退の試合展開となるが、ラスト5秒で勝ち越しを許し29-30で惜しくも敗戦。トンネルの出口はいまだ見えず、春季リーグ4連敗となった。

▲試合前に集まる選手たち

中大先攻で試合開始。開始30秒で長谷川惣唯(法2)のゴールで先制点を奪うが、その後はどちらも主導権を譲らぬ一進一退の攻防に。1分40秒ごろに初失点を許すも、すぐさま中島大智(文2)のゴールで勝ち越してチームを盛り上げる。2分40秒ごろにこの試合で初めてリードを許すが近藤ダノベン優一郎(法3)の華麗なターンと相手のブロックをものともしない圧巻の2ゴールなどで11分20秒ごろに再びリードを奪う。しかしその後は再び逆転され、連続失点で20分ごろにリードを2点差に広げられてしまう。そんな中、23分ごろにGK風呂内海渡(文4)のスーパーセーブなどの好守備から流れを引き寄せると、中島、近藤のゴールで再びリードすることに成功。その後失点は許すものの、髙橋侑吾(文4)の7mスローでのゴールや長谷川のゴールでリードを守り、13-12で後半へと折り返す。

▲シュートを決める中島

迎えた後半。開始してわずか2分で2点を奪取され、逆転されてしまうも、関口比呂(法1)、永森のシュートで流れを取り返す。その後はGK風呂内海渡の好セーブが光り、蔦谷日向(法4)、近藤らの相手のパスミスを突いたシュートで点差を広げていく。点差を3点まで広げたところで、明大がタイムアウトを要求。中大は声高らかに歓喜しチームの士気を確認しあった。後半19分には長谷川の速攻が決まり、いつもの中大が戻ってきたようにみえた。3点差のまま試合は進むかと思われたが、試合残り5分頃に相手に続けて3得点を許してしまい、試合残り1分で同点に。このまま逃げ切り延長戦まで持ち込みたいところだったが、試合終了5秒前、相手のシュートが決まり、29―30で試合終了。今回の試合について近藤は「昨日と変わってチームの雰囲気はすごく良かったんですけど、やっぱり良いときにも絶対悪い流れは来るので、それを助けるプレーをしないといけない」と反省点をのべた。

▲速攻を決める長谷川

次戦の対国士大戦に向けて近藤は「今までと比べてディフェンスのシステムを一番よかった試合と監督も言ってくださったので、今回の結果を苦に捉えずに、来週、再来週に向けて改善していきたい」と意気込んだ。勝敗結果によっては入れ替え戦も見えてきてしまう次戦。何としてでも1部リーグの座は譲れない中大。勢いを取り戻しつつある中大の活躍に目が離せない。

◆試合結果◆
●中大 29- 30明大〇

◆お知らせ◆
次戦は5月11日(土曜日)に埼玉県三郷市で行われる対国士舘大戦です。

(記事:山﨑あきこ、山口周起・写真:山﨑あきこ、山口周起)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report