• Twitter
  • facebook
  • instagram

日大にリベンジならずベスト8で敗戦─2025年度全日本学生柔道優勝大会(男子74回 女子34回)

2025年6月29日 日本武道館

全日本学生柔道優勝大会で、中大は昨年ベスト4の実力を見せつけ、3回戦、4回戦を見事突破。ベスト4をかけた対日大戦で敗れベスト8でこの大会を終えた。

3回戦・対皇學大戦

先鋒・野澤孔(法2)、次鋒・及川航生(文3)、五将・山口瑛太(経2)、中堅・霍本大雅(商4)が引き分けと近郊状態が続く。特に及川は試合時間残り33秒で大外刈で有効ポイントを取ったが、残り1秒で小外刈で有効ポイントを取られ土壇場で追いつかれ白星がこぼれ落ちた。その直後、中大は、三将・若月蒼空(法3)が貴重な勝ち点を奪う。試合開始40秒程で肩車で有効を奪うと、その後も圧倒し、小内刈で技あり、さらに後袈裟固で技ありを奪い、合わせ技一本で勝利し、ついに均衡を崩すことに成功。副将・中井貴道(法4)が引き分けとなり、一本負け以外で勝利という条件で大将・福田宏(法3)に託す。試合中盤、内股返で有効を取ると、試合時間残り30秒にも払腰で有効を取り、相手に隙を見せず見事勝利。この勝利で2-0で中大の4回戦進出が決まった。

4回戦・対専大戦

先鋒・中井、次鋒・及川が引き分けとなり、続く五将戦は、全日本学生柔道優勝大会初出場の森元壮琉(法1)。試合開始20秒程で裏投で技ありを奪うと、試合時間残り1分程のところでまたも裏投で技ありを奪い、合わせ技一本で勝利。中大が先手を取る。中堅・福田、三将・若月が引き分けとなり、1-0で副将戦を迎えると、山口瑛が試合時間残り1分32秒に大内返で有効を奪うと、残り52秒で小外刈で技あり、残り42秒で横四方固で技ありを奪い合わせ技一本で勝利し、大将戦を残し2-0とこの時点で中大の勝利が確定する。大将・霍本が引き分けとなり2-0で勝利。

5回戦・対日大戦

東京学生柔道優勝大会で敗れた相手である日大。先鋒・及川が引き分け、次鋒に託す。次鋒・中井は、試合中盤、背負投で技ありを奪い、さらにその20秒後に背負投で有効を奪い試合を有利に進め、最後は相手の反則負けでこの試合に勝利する。強敵相手に先手を取り、ベンチで選手たちがハイタッチで中井を迎え、盛り上がりを見せる。しかし、結果的に優勝を果たす日大は流石の強さを見せ、五将・森元は粘ったものの、試合時間残り18秒のところで背負投で技ありを奪われ敗戦。これで振り出しに戻される。さらに中堅・山口瑛が体格が一回りも二回りも大きい相手に善戦するも、試合中盤、小外刈で一本を奪われ敗戦。1-2のビハインドとなる。三将・若月は指導を3つ取られ、反則負けとなり3連敗を喫する。この敗戦により、副将戦、大将戦はどちらも一本勝ちが必須となる状況に追い込まれる。迎えた副将戦、福田は終盤まで粘りの戦いを見せるも、試合時間残り26秒で肩車で技ありを奪われ、その後試合をひっくり返せず敗戦。これにより、中大の5回戦敗戦が決まってしまい、日大にリベンジはできなかった。大将戦、副将戦の敗戦により中大の敗戦は決まってはいたものの、プライドをかけて戦った霍本。しかし、試合中盤、隅返で技ありを奪われ、そのままひっくり返せず試合終了。最終結果1-5で敗戦。

試合後、選手たちは座り込み悔しさを滲ませた。東京学生柔道優勝大会で敗れた相手にリベンジをすることはできず、中大はベスト8でこの大会を終えた。しかし、優勝した日大に1試合勝利するなど確かに強さを見せた大会となった。

▲試合後項垂れる選手たち

 

◆大会結果◆

3回戦(○中大2ー0皇學大●)

4回戦(〇中大2ー0専大●)

5回戦(●中大1ー5日大〇)

 

◆コメント◆

【中井選手】

─3回戦対皇學大、4回戦対専大の試合の感想

皇學大戦は、私自身は得点を取ることはできなかった事や、エースの及川もリードしていましたが取り返されたりなど良くない点もありましたが、チーム全体としては他のメンバーが冷静な試合運びをして良い流れをつくれました。
専大戦も油断できない試合でしたが、チームが一丸となって取るとこは取って抑えるとこは抑えるといった粘り強い戦いができたと思います。

─前回負けた日大だったが試合前の雰囲気はどんな感じでしたか?

東京都学生で負けてからの一ヶ月間は常識的ではない練習量を積みました。はっきり言ってオーバーワークですね(笑)しかし私自身追い込み期間の序盤でヘルニアに発症して稽古に参加できない期間が続いて本当にチームには迷惑をかけました。そんな中、副キャプテンの菅原、山本が踏ん張ってくれてなんとかチームは乗り切ってくれました。私は別メニューになりましたが今できるベストパフォーマンスを試合で発揮する事だけを考えて調整しました。

─対日大戦で勝った時の感想

最低でも代表戦までチームメイトが繋いでくれる事を祈って、日大のエースである濱田選手と代表戦をやる事だけを考えてました。

─対日大戦で唯一の勝利を挙げた。この試合の感想は

先鋒の及川が引き分けものの、果敢に攻める姿勢を見せてくれたおかげで次鋒の私もガンガン攻めることができ、勝つことができました。ここまでは中大ペースだったので、この波に乗れれば勝てる可能性は十分あったと思います。後半逆転されたのはやはり日大が強かった、これに尽きると思います。中大がやってきた練習や試合への姿勢に間違いはなかったと思いまし、我々はベストを尽くしたと胸を張って言えます。とは言いつつやっぱ真剣勝負で負けるのはめちゃくちゃ悔しいですね(笑)

─チームとして日大との感じる差はなんですか?

一番感じたのは「勝負どころでの強さ」です。接戦の中での集中力や、力強さ、そうした部分で日大の底力を感じました。日大は今大会優勝したチーム。チームとしての完成度や、一人ひとりの経験値の差もまだあると感じました。

─これからに向けて意気込み

私が一年生の頃の今大会で数年ぶりにベスト8入りして大喜びした記憶が昨日の事のように感じます。それから3年経ってチームは見違えるように変わりました。昨シーズンから監督が代わり、一気にベスト4進出。今年は過去には大喜びしたベスト8進出でしたが今の我々にとって決して満足できる結果ではありませんでした。この中大の変化に選手として携われた事を光栄に思います。そして将来、中央大学がもう一度日本一になる事を信じています。今後は体重別団体もあるのでそこでも上位進出を狙う事、そして私個人としては学生チャンピオンになる事を目標に頑張ります。

 

(記事・写真:佐伯真生

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report