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中大の打線が爆発!大量得点で勝利を収めるー第66回関東地区大学準硬式野球選手権大会

2024年3月21日 神奈川県・ サーティフォー保土ヶ谷球場

 1回戦、2回戦ともに7点差でコールド勝ちを決め、勢いに乗る中大ナイン。続く準々決勝の相手は昨年王者の早大を倒した東海大。その東海大相手に打者が大健闘し、大量得点での勝利を飾った。

 試合は初回から動き、1回、2回ともに1点ずつを追加しスコアを2―0として迎えた2回の裏。中大は初戦で好調だった三浦凌輔(商2)が先発を務める。先頭打者、続く打者にもヒットを打たれ、無死一塁二塁のピンチを招いてしまう。しかし、3、4番打者を三振に抑え、最後の打者もゴロで打ち取った。ピンチを招くも冷静さが光るピッチングを見せた三浦に小泉監督は「彼自身はもう全試合自分で投げるというかもう先発で行くぐらいの意気込みで練習しているので。まずはベスト4に入ってって言うところを、先を考えないで行きなさい」と試合前に助言をしていたという。「すごく準備できて行けたかなと言う反面、欲張って三振取りに行こうとかそういうのがあった」とこの日のピッチングを評価した。

▲メンバーに迎えられる三浦

 三浦がピンチを抑え、良い流れを作った3回の表。中大の猛攻が始まった。4番の山口剛大(文2)が四球、5番の佐竹秀也(商4)が相手の失策により出塁。無死二塁三塁とすると、岩井大和(経3)が左方向に適時打を放ち1点を追加した。続く打者が死球により進塁し、無死満塁の大チャンスを迎える。チャンスをものにした相野七音(文3)がセンター前ヒットで2点を追加。その後松浦祥真(経3)、主将の㓛刀史也(文4)の活躍によりさらに3点を加え、この回だけで6点を奪った。打点2とした相野は「風が強かったのでとにかく低くで、その意識がヒットに繋がった」と話す。

▲メンバーとハイタッチをする相野

 8点差で迎えた5回の表。打者はこの試合で四球と安打により全打席出塁している松浦が左前ヒットを決める。「今までの2戦ともコールドで勝って、なかなか入りが難しいと思ってたので、そのなかで1番の仕事をやろうと。とにかく塁に出ようということを考えてやってました」と松浦はこの試合を振り返る。今年の目標は「関東大会で優勝して全日(全日本大会)を決めて、ここ最近は日本一から離れてるので、全日で日本一をとることが大きなチームの目標です!」と力強く答えた。酒井尋如(経3)、山口、佐竹も安打を放ってテンポよく点を重ねていき、得点を13―1とした。5回の裏で相手の粘りに耐えきれず1点を返されるも、リリーフの三橋朋徳(経4)が立て直し着実にアウトをもぎ取り、最後の打者をゴロに打ち取ると11点差コールドで勝利を決めた。

▲活躍を見せた松浦

早大に勝利し勢いのある東海を倒し、準決勝進出を決めた中大。小泉監督は「初回から、マックスで行けるようにしっかり繋いで準備しておくようにと言う事だったので、浮き足立ってた相手の所をつけ込めたのはすごく、1、2点をとって楽に試合を進めることが出来た」と試合を振り返り、課題として挙げていた守備に関して「(早大東伏見グラウンドは)人工芝の難しさもあったので。今日初めて、この大会では土に戻ってきたので、ノーエラーって言うことは守備は100パーセントだということを常々言ってた」と話し、「明日以降、明日、1点差、2点差の試は絶対に響くので、そこは明日には出ないように準備したい」と続けた。

 次の相手は同じ東都リーグの帝京大。「順調にここまで来てるので、明日負けたら初戦負けと同じような気持ちで行きなさいということはさっき(ミーティングで)言ったので。優勝するとかじゃなくて、まず明日勝って、(全日本)予選会の出場権を勝ち取るというところにみんなが趣旨を持っておいて。明日の1試合に備えて行ければ」と意気込んだ。

 

◆試合結果◆

〇中大 13x- 2東海大● (5回コールド)

チーム 123 45 =計

中 大 116 14 =13x

東海大 001 01 =2

 

(記事・写真:浅野詩多)

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