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昨年の悔しさ晴らせずベスト16位、来年こそ日本一を!ー第42回全日本女子学生剣道優勝大会

2023年11月12日 愛知県・春日井市総合体育館

女子学生団体日本一を決める全日本女子大学剣道優勝大会が開催された。中大は関東大会を3位で通過し今大会に挑んだものの、3回戦敗退となりベスト16位。昨年、同大会で敗北を喫した鹿体大を倒すことはかなわず悔しさを飲む結果となった。

▲副将を務めた杉本

初戦の相手は高知大。先鋒の猪原悠月(経2)がドウで2本勝ち。次鋒北原美里(経4)が2本負けを喫し、中堅徳田侑紗(経3)は引き分けと試合は進んだ。均衡が続く中、副将の杉本咲紀(経4)はでコテとメンで2本取り、スピード勝ち。「集大成となる大会なので今までやってきたことを全部出し切ってみんなで日本一を」と強い思いを持って臨んだ今大会。頼もしい強さで2回戦へと駒を進めた。

▲2本勝ちを決めた小川

2回戦の大阪教大戦は全員勝利で3回戦へと進んだ。そして迎えた3回戦の相手は今大会準優勝を果たした鹿体大。先鋒の猪原と次鋒の寺本すずな(経3)が両者ともメンで2本取られ追い込まれた。中堅の徳田がコテで1本勝ちし、3本リードされた状況で副将戦に。ここでなんとしても取り返したかった杉本だが、宮田(鹿体大)にメンで2本取られ敗北。勝敗がついた中での大将戦で、小川真英(経3)は「先輩方の借りを返すただその一心だった」とメンで渾身の2本勝ち。涙ながらに小川に声援を送った杉本は大将戦を「見ていられなかった」と振り返った。

▲大将戦を見守る選手たち

今大会で引退となった杉本は「あっという間すぎて終わったという実感がまだないが、上手くいかない時ですら楽しかった」と4年間の大学剣道を振り返った。また、大将を務めた小川は「大学剣道最後の年となるので何事にも全力で挑戦したいと思う。初めの年と最後の年を日本一で締めくくりたい」とラストイヤーに向けて力強く意気込みを見せる。来年、男女ともに3年ぶりの日本一に輝く中大剣道部の姿に期待したい。

 

◆試合結果◆
1回戦目
○中大ー高知大●

先鋒 猪原悠月(経2)ドドー山本
次鋒 北原美里(経4)ーコメ東海
中堅 徳田侑紗(経3)×松井
副将 杉本咲妃(経4)コメー吉田
大将 小川真英(経3)×立花

2回戦目

○中大ー大教大●
先鋒 猪原メツー弓矢
次鋒 寺本すずな(経3)メツー武田
中堅 北原コー米村
副将 杉本メメーメ榎本
大将 小川コー松下

3回戦目

●中大ー鹿体大○
先鋒 猪原ーメメ御厨
次鋒 寺本ーメメ米松
中堅 徳田コー真堅
副将 杉本ーメメ宮田
大将 小川メメー大鳴

(記事:松本あゆみ、写真:佐藤裕介)

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