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激戦を制した4名が全日本出場権獲得 ー第65回関東学生剣道選手権大会


5月12日 日本武道館

今大会は、関東の男子剣士が全日本大会出場をかけて競う個人戦。5分間の内に勝敗が決まらなければ、その後は時間無制限で、勝敗が決するまで延長戦が行われる。約460名の出場選手のうち、全日本への切符を手に入れられるのはわずか60名。30分以上に及ぶ接戦が多く展開された中、中大からは4名の選手が全日本出場権を掴み取った。

 

今大会に挑んだのは、本間渉(法4)、丸山大輔(法4)、河嵜遼(商3)、清家羅偉(法2)、山崎将治(商2)の5名だ。

昨年の同大会で丸山が準優勝、本間がベスト4に入賞していたが、今回は本間がベスト8、丸山はベスト16と昨年の結果を超えることは出来なかった。「就職活動もあり、なかなか練習時間が取れていなかったので、自分的には上出来だったかな」と本間は振り返る。

 

全日本出場のかかった4回戦目、佐藤(筑波大)との試合は、約40分にも及ぶ長期戦だった。「中学高校が同じだったからお互いの手の内をよく知っている」だけあって、試合は難航。本間は、「(佐藤に対して)昨年、関東インカレの団体戦で戦った時負けていて、高校時代も一回も勝ったことがない」と明かす。だからこそ「もう負けたくない」。その思いが強かった。最後は「狙っていた」と豪語するコテが見事に決まり、試合を決着づけた。


▲リベンジを果たし完全燃焼した本間  

 

丸山は「結果としては悔しい」と振り返った。敗れた6回戦での相手は福居(國士大)。試合時間内にメンを奪われ一本負けとなった。昨年のインカレ個人準決勝でも戦っており、「同じ場面で同じところを打たれた。それが余計悔しい」と口にする。「自分の試合をビデオで振り返り、同じところを打たれないようにしていきたい」と語った。


▲ツキを決めた丸山

 

昨年1年生ながら同大会に出場し3回戦敗退を契した清家は、「全日本出場」を目標としていた。ほとんどの試合が延長戦までもつれ込んだが、「延長になって一本取るっていうのが自分のスタイル」(清家)。体力面でも「まあまあ自信があった」と言い、その強みを活かし全日本出場権を勝ち取った。


▲果敢に攻め、コテを打つ清家(左)

 

河嵜と山崎にとって、今大会は中大として出る初の個人戦。河嵜は、試合時間中盤に百田(日体大)にメンを奪われ、取り返しに行くも一歩及ばず、二回戦敗退となった。昨年の関東インカレ、インカレ、新人戦と全ての団体戦で活躍した実力者の河嵜。今回、個人戦での全日本出場は果たせなかったが、連覇のかかる今年のインカレ団体戦での活躍に期待したい。


▲面を狙う河嵜

 

「足を使う」ことを意識して挑んだ山崎。上級生を相手に二本勝ちを収め、順調にコマを進めていく。「日本武道館で試合をすることが今日初めて。ここで試合をするのが夢だった」と語る山崎は、夢の大舞台で「自分の剣道がしっかりできた」と納得の顔を見せた。見事初出場にして全日本大会出場を決めたのだ。


▲足を使い、思い切って面に飛び込む山崎(左)

どちらかが一本取るまで終わらない個人戦では、体力面も勝敗を大きく左右する。今後の練習において、「体力強化」を本間は課題として挙げた。清家は「良いところを伸ばしていきたい」と意気込む。「みんなの代表として出させてもらっているので、感謝の気持ちを忘れずに試合に挑まなければ」(山崎)、「前年度の結果(ベスト4)を超えたい」(丸山)とそれぞれインカレへの意気込みも語った。強くなり続ける中大剣士の活躍に、片時も目が離せない。

 

 

◆コメント◆
本間(法4 九州学院)
――今回の大会への意気込みは
全日本行けるようにがんばろう、一戦一戦全力でやろうと思っていた。4年の就活とかでなかなか練習時間が取れていない中だったので、自分的には結構上出来だったかなって思う。
――筑波大の佐藤さんとの試合を振り返って
お互い手の内を知っている。しょっちゅう自主練習やる仲で、めちゃめちゃ仲良くて。中学校から一緒で中高6年間一緒だった。高校時代、1回も勝ったことなくて向こうの方が強いのは確か。だからこそもう負けたくはなかった。
――準々決勝の、法政大の森塚さんとの試合を振り返って
強い。でももっと自分に体力があったら、もしかしたら違う結果になってたのかなっていうのは思う。最後は気を抜いてしまったところがあった。
――インカレへの課題はやはり体力面?
体力面と気持ちかな。今日負けたことで課題も生まれたし、そこをこれからの1ヶ月半くらいで修正していけたらいいなと思う。
――インカレの目標は
やっぱり日本一を目指したいと思ってます。

 

丸山(法4 高輪)
――試合を振り返って
結果としては悔しい。もっといけたなっていうのはありましたね。
――福居さんとは去年も試合しているが対策とかは
誰が上がってくるかわからなかったんで、そこまで来たらもう気持ちで。でもこれからは、もう去年も負けているんで、対策とか必要かなと思えた。
――その試合を振り返って
前打たれたところと同じところ打たれたので。場面もおんなじで。それも悔しいですね。
――課題どう克服しますか
これからインカレまで、自分の試合をもう一度ビデオで振り返って、自分が打たれたところをこれからは打たれないようにしていこうと思う。
――インカレに向けて
去年の結果を超えたいです。

 

清家(法2 高千穂)
――試合を振り返って
去年も出て、(インカレには)出られなかったっていうのがあったので、とりあえず、出場を目標にしていた。
4回戦の梶谷選手との試合で厳しいかなと思ったりしてたけど、でも勝てて。次もいけるかなと思ったけど、30分くらい試合やって負けた感じでした。
――延長戦が多かったが体力的にきつかった?
体力にはまあまあ自信があったので。逆に延長になって一本とるっていうのが自分のスタイルなので、そこは別に焦りもなく、粘り強く戦えた。
――ダイナミックな飛び込み面で一本取っている印象が強かったが、そこを狙ってた?また意識して練習していた技だった?
狙ってないですね。自分は全部の技が大きいわけではないので、中途半端にせず、捨て切って打つっていうのは意識していた。
――早大の藤田さんとの試合を振り返って
自分的にはもっと早く決めたかったんですけど、長引いてしまって。
惜しい技も二本くらいあったんですけど、そこで決めきれなかった自分がやっぱダメだった。そのミスが負けに繋がったのかなと思う。
――今後の練習で意識していきたいことは
今後も30分以上試合することはありえるので、体力はもっと鍛えておきたい。今日出た反省の中で、あと一ヶ月で悪いところを直すよりは、いいところを伸ばしていきたいと思う。
――インカレへの意気込みは
上位にいけるように頑張ります。

 

山崎(商2 帝京第五)
――今日の試合を振り返って
自分の剣道はしっかり出来ていたと思う。先生にも「足を使っていけ」など色々言われていて、それがしっかり出来ていた。最後は負けたけど、足を使うことが出来ていたから、全日本出場を決められたかなと思う。
――中大に入って初の個人戦、その中で全日本出場を決めた自身への評価は
60~70点くらい。しかも、日本武道館で試合するのが今日初めて。愛媛出身で田舎でしかやったことなかったので、ここでやるのが夢だった。
――二本勝ちしてることが多かったが、調子は良かった?
時間内に決めたいという思いがあったので、自分から仕掛けていった。先に一本取って、(相手が打って)来たとこは返すみたいな感じでやっていた。
――専大の大西さんとの試合を振り返って
足使うってなってたので、そのために体力が必要だった。それに向けて色々してきたんですけど、まだ自分には体力が足りないなと思った。自分のレベルアップに必要なことを今日見つけることが出来て、ただの負けじゃなかったので、全日本に向けて収穫がある試合だったと思う。自分的にはもっと行けたかなという思いもある。
――今後の練習で意識したいことやインカレへの意気込みは
体力をつけることと、一生懸命頑張ること。あと、先生から言われたことをしっかり守る。みんなの代表で出させてもらっているので、みんなの気持ちを背負って、感謝の気持ちを忘れずに、しっかり試合に望まないといけない。謙虚にいくことが一番大事なのかなと思っている。全日本で上を目指すためにも、これからの一日一日の練習をしっかりやっていきたい。

◆試合結果◆
準々決勝
●本間 ーコ森塚(法大)◯

6回戦
◯本間コー 濱部(国士大)●
●丸山 ーメ福居(国士大)◯

5回戦
◯本間メメー 新名(法大)●
◯丸山メコー 赤星(国際武道大)●
●清家 ーメ藤田(早大)◯
●山崎 ーメ大西(専大)◯

4回戦
◯本間コー 佐藤(筑波大)●
※全日本大会出場決定
◯丸山メコー 水野(専大)●
※全日本大会出場決定
◯清家メー 梶谷(明大)●
※全日本大会出場決定
◯山崎メメー 秋野(拓大)●
※全日本大会出場決定

3回戦
◯本間コー 福田(駒大)●
◯丸山ツー 岡(国士大)●
◯清家メー 遠藤(桐蔭大)●
◯山崎ドー 綾部(日大)●

2回戦
◯本間ドー 森田(慶大)●
◯丸山メー 神郡(大正大)●
●河嵜 ーメ百田(日体大)◯
◯清家メー 服部(拓大)●
◯山崎メコー 田村(首都大)●

1回戦
◯本間メー 柴田(明大)●
◯ 丸山コー 佐藤(日本文化大)●
◯ 河嵜メー 白川(大東大)●
◯ 清家メー 赤木(法大)●
◯ 山崎メコー 鈴木(国士大)●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部