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女子剣道部、関東4強入り!全日本へ好発進―第51回関東女子学生剣道優勝大会

2025年9月20日 東京都・武蔵野の森スポーツプラザ

昨年は初優勝を飾った女子剣道部。今年は準決勝で明大に敗れ、連覇は叶わなかったが、3位という好成績を残し、全日本へと駒を進めた。

シード権を獲得していた中大は2回戦から出場。初戦の昭和医科大に対し、次鋒から大将まで全員2本勝ちし、安定の強さを見せつけ3回戦へ。

3回戦からは、唯一の1年生であり、5月に行われた関東女子学生剣道選手権大会で3位入賞を果たした福岡さくら(経1)を先鋒に起用。立正大相手にメン、ドウを決め流れを作り、続く次鋒の猪原悠月(経4)、中堅の井上彩良(経4)もぞれぞれメンで1本勝ちし、4回戦進出を決めた。

▲流れを作る先鋒の福岡

4回戦の相手は順天堂大。次鋒の太田彩月(経3)がメンを決めリードするも、中堅の村田結依(経2)がメンを取られ、振り出しに戻った。しかし、副将の猪原がメンを取り返し、準々決勝進出に貢献した。

準々決勝では昨年ベスト8の國學院大と対戦。先鋒から中堅にいたるまで引き分けが続き、互角の戦いが続いていたが、ここでも主将の猪原が意地を見せる。積極的に技を仕掛けるも、なかなか旗が上がらない。しかし試合終盤、相手がコテを狙った隙を見逃さず、豪快なメンを決めた。一瞬相手大に2本の旗が上がるも、最終的に満場一致で中大に1本が認められた。中大は猪原の1本勝ちにより、準決勝進出を決めた。

▲準決勝進出の決め手となった猪原

準決勝の相手は明大。昨年3位の実力校であり、先鋒は1年生対決となった。両者一歩も引かない状況が続き、引き分けで次鋒戦へ。次鋒戦ではは太田が出場。俊敏な動きで相手に攻めるも、中盤でメンを取られる。続く中堅、副将では引き分けが続き、大将戦での勝利が絶対条件という状況で村田が登場。全日本女子学生剣道選手権大会で初優勝を成し遂げた村田は、同大会でベスト16の上山にコテを決め見事1本勝ち。代表戦へと繋げた。代表戦には村田と上山が選出され、冷静に試合を進める村田だったが、開始1分、上山のドウが決まり、中大の3位が決定した。

▲一気に間合いを詰める村田

「実力を出し切ることが足りていなかったが、前向きな負けだった。女子は今の4年生が入学してから未だ全日本の舞台で入賞すらできていない。今年は村田が個人取ったので、個人、団体で中大が取ったねっていう風に終わりたい」と語る猪原。団体でも頂点を狙う女子剣道部に期待が集まる。

◆試合結果◆

2回戦(1回戦はシードのためなし)
〇中大 - 昭和医科大

太田ー沼尾

福岡メメー谷垣

村田メメー山田

猪原メドー鈴木

池田胡春(経3)コメー興座

3回戦

〇中大ー立正大●

福岡メドー高木

猪原メー船谷

井上メー福島

村田ー福林

池田ー鷹巣

4回戦

〇中大ー順天堂大

福岡ー高橋

太田メー山下

村田ーメ玉井

猪原メー横山

池田ー岸本

準々決勝

〇中大ー國學院大●

福岡ー小山

太田ー中山

村田ー崔

猪原メー川崎

池田ー永井

準決勝

●中大ー明大〇

福岡ー大河原

太田ーメ北井

猪原ー大駒

池田ー門田

村田コー上山

代表戦

村田ード上山

 

◆お知らせ◆
次戦は11月8、9日に春日井市立体育館で行われる全日本女子学生剣道優勝大会です。

(記事:樋口有花、写真:佐藤裕介)

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